望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・最終回ネタは、また髪です。はい、また、です!

2013-06-11 23:11:44 | 舞台・ウラ話

どんだけひっぱるんじゃい!
それもまた日本髪ネタぁ?

と言われそうですが、あとちょっと!!
このネタで最終回でゴザイマス。



楽屋にぶら下がる、不気味なつけ毛。
女子の日本髪用です。
本物の髪の長さで、つけ毛の長さも変わります。


こちらの方はというと、男性のちょんまげです。


ぜんぜん統一感がないのは、
キャラクターによってマゲの雰囲気が違うから。
芸が細かいのです。



これは公演中の朝の風景。
女性軍の髪結いがスタートしたところ。


日本髪が2回目、3回目という人が多かったせいか、
今回は、なんだかみんな、
やたらと向上心が強かったんですね~。

スタジオのときから、いろいろと研究を重ねて、
もう、このころにはすでに、
それぞれのオリジナルのやり方を編みだしていました。

こんなメンバーだから、
直前の、私の髪の大変更も、なんとかこなせたんです。


それでも日々研究、
・・・こういうのって意地になるんですよね~(笑)


それと、2人1組のペア、何組かでやっていると、
やっぱり競う感じになってきて・・・。


「よっしゃぁ、ここまで、まだピンを1本も使ってないぞ」
なんて隣で言えば、
「よっしゃぁ、私もチャレンジするぞーっ!」

「よし、今で所要時間15分!」
「うわ、こっちもがんばろー!」

みんなの仲が良かったこともあって、
いかに早く、いかにきれいに、と、
明るく競い合っていました。


そして、なんと!

本番のときには、この日本髪を、
20分くらいで結いあげていたんですよ~!(自慢、自慢)



でもその中で、こんなに大変な日本髪を、
なんと1人で結っていた人もいたんです!

それも一番きれいに、一番大きく。

元吉原の遊女こはる役の、上村麻紀ちゃん。


なんと、この髪、自分1人で結ってたんです。


彼女は1作目のときに、
知り合いの美容師さんから手ほどきを受けて、
なんと1人で結えるようになったのだとか。

「すごいね、すごいね。いいね、いいね!」

この髪に大感激で、思わずほめちぎったのですが、

「いえ・・・、でも・・・、孤独で・・・」

「???」


あっ、そうか!

他の面々は、競い合ったり、研究しあったりして、
みんなで盛り上がっている。

それを背中に聞きながら、黙々と1人で手を動かす。

確かにこれ、結構な疎外感だわ~。
聞いてみなきゃ、わからないものです。


しかし、ペア組はペア組で、

 <意外な落とし穴>

   ・・・がありました。


   (つづく)

ちなみに、前にも書きましたが、
上村麻紀ちゃんはシャンソン歌手でもありまして、
毎年、NHKホールの「パリ祭」にも出演しています。

ねぇ、麻紀ちゃん、
たまにはドレスじゃなくて、こんな姿もいいんじゃない?






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