望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・走れお鹿!・オープニング編 

2013-06-05 01:33:43 | 舞台・ウラ話

これも、たぶん、

「誰も気づかないだろうけど、 私、頑張ってました」系の話、
なのですが、


今回、お芝居のスタートが私、それも三味線
で、ございました。

その「序章」のときの衣裳は、ブルーの着物に黒い帯、
そしてざっくりと羽織った丹前。

夜、仕事も終えて、1人で呑みながら、
三味線をつま弾いているときの姿です。


そして、そのシーンが終わると、
一気に華やかな「オープニング」になります。

テンポよく出演者が次々と、
ほとんど小走りで登場して、
ポーズを決めて去っていく、
・・・という、キャスト紹介が繰り広げられるのですが、


ここでの私の衣裳は、
当然、メインの衣裳です。

その間、20秒から30秒。
・・・それで衣裳を変える、
私の最も苦手とする、
いわゆる「超早替え」ってヤツです。


もちろん、またしても、着物の重ね着!
これしかありません。

去年もやって、また今年も、

続くときは続くもので、
またしても、「スターウォーズ」のR2-D2状態。



しかし、さすがに、この短時間では、
重ねた着物を、
普通に脱ぐだけでも間に合いません。

それで、まぁいろいろと細工をしまして、
(こういうの好きなんです)

ほぼ <5秒> で、
違う着物に変身できるものを作りました!
まさに<一瞬で脱げる>着物完成!


これがもう~得意でね~、
「すごーい」とか言われて、いい気になってたんですが。

確かに、着替えは一瞬なんです。
だから余裕で間に合うんです。


ところが・・・、

「序章」の最後に花道にはけて、
(この前の走り抜けと逆です)

花道から階段を駆け降り、

小道具置き場を通り抜け、

楽屋で、一瞬で着物を脱ぎすて、


また、もと来た道を、今度は階段を駆け上がり、
ほとんど休みなく、そのままの勢いで、
花道から登場。



そうなんです。
これもダッシュで階段の上り下りなんです

ここでは台詞はないんですが、

<ヤバいのは台詞だけじゃなかった>

ということに気づいたのは、
やっぱり、本番になってから、でした。

・・・あれ~、また続いてしまったようで 



       (つづく)








人気ブログランキング

 ブログランキング参加中。
よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参加中。よかったらクリックを!

人気ブログランキングへ