望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・暗闇でドッキリ? つづきのつづきのつづき

2013-06-10 23:20:41 | 舞台・ウラ話

なんだか、思いのほか、引っ張ってますねぇ、この三味線ネタ。
もう公演から1ヶ月以上たったし、
そろそろやめようと思うのですが・・・、

でも、もうちょっと、お付き合い下さいませ~


場当たりが終わって、またひとつ、
頭痛のタネが増えてしまった本番前。

髪型は変わる、
 
 走り抜けで声は出ない、
  
  その上に三味線かっ!



しかし、よーく考えてみたら、
確かにそうなんですよね。
(何がそうなのか、わからない方は、
 前日のブログをご覧下さい)


たとえば暗転でテーブルをセットする、という場合。

舞台の床に、
「ここに置くんだよ」という畜光を貼ります。

でもそれだけじゃ、暗い中では置けないんですね。

テーブルの脚にも貼って、両方を合わせないと、

暗い中では、
自分が持っているテーブルの脚も見えないんです。


一瞬「爪につけようか」と思ったりもしましたが、
やっぱりこれはダメですね。
暗くなるたびに爪の光る人、になったら、ホラーですから。



 さて、どうしよう・・・。



三味線をいじりながら考えているうち、


  あっ!


と、ひらめきました。


  そうよ!

この逆転の発想に、なんで気づかなかったの?


手探りで、竿に沿って指を動かしていって、

光っている畜光が、

 <指で隠れた場所>

そこがビンゴじゃない!


光を探すんじゃなくて、暗さを探す。

我ながら、なかなかの発想の転換でした。




しかし、暗闇って、

自分がわかっているつもりでも、
理解できてないことが、たくさんあるんですね・・・。



こんなことがあって、
今、我が家のドアノブには、畜光が貼ってあります。

地震がおきて、全部電気が消えたとき、
もしかすると役に立つかもしれないから。

飛躍しすぎ?

いやいや、それだけ骨身にしみたんですよ








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