小道具置き場と、
このような位置関係で作られている裏階段。
ここから上って、
踊り場からまた上がって、
もう一つあがると、
セットが見えてきました。
そして、てっぺんです。
これぞ見本のような「見切れ線」ですね。
高所恐怖症の私は、ちょっと涙目になりながら、
この後ろで出番を待っていました。
こういう所は、とにかく危険なので、畜光がいっぱい。
この床だけで、これだけ貼ってあります。
手すりのように見える、横にわたしてあるパイプは、
とりあえずの危険防止の役目のみで、
手すりの機能はありません(笑)
普段でも薄暗い舞台裏の、
そんな手すりのない階段を、
火のついた手燭を持って、
足の先まである袴をはいて、走って降りたり上がったり。
それだけに、階段には、
畜光だけでなく、赤いライトがいくつも付いています。
このあたりも舞台監督さんの仕事なのですが、
いい舞台監督さんは無駄なく、
ほしい所にきっちり明かりをセットしてくれます。
舞台監督さんの腕というのは、
お客様には見えない、まさに縁の下の力持ちですが、
芝居がうまくいくかどうかのカギを握っているのです。
そして、見切れ線を越えて、
舞台に登場したときに見える景色。
本番前なので、相変わらず雑然としていますが、
写真が撮れるのが、この時しかないので
「舞台裏」とはよく言ったもので、今見てきた裏階段と、
客席側から見た、階段との、この落差。
といっても、この手すりだって、
実は「持つな、頼るな」なんですけどね(笑)
<つづく>
ブログランキング参加中
人気ブログランキング
よろしければ、
クリックを!