さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

東京の休日

2009-06-19 | 

 明日からの「ドールワールドフェスティバル2009」を控え、今日はオフの一日。河村と共に東京の休日を過ごしました。

 今日まず出掛けたのは、コルビジェ好きな河村が以前から行きたがっていた上野の国立西洋美術館。コルビジェの建築物として世界遺産の登録を目指している国立西洋美術館ですが、実際には絵が鑑賞しづらい空間で私はイマイチ。当然のこととはいえ、ロンドンのナショナルギャラリーや名だたるパリの美術館にある収蔵品を思うと、貧弱なことはいなめません。どちらにしても、核になる松方コレクションの中でも価値あるものは皆フランスに押収されてしまい、今はオルセー美術館にあることを思えば仕方のないことかもしれません。

 ちょっぴり欲求不満な気分のまま、「近くだから」という理由で旧岩崎邸庭園へ。(美術館からトコトコ歩いて15分ぐらい、あんまり近くはなかったのですが…。)ここが予想に反して、とても素敵な場所だったのです。前々から「行きたいな。」 と思っていたのですが、思いがけず大満足!以下は画像共にどうぞ。

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上野から不忍池を越えて旧岩崎邸へ。周囲をビルに囲まれてにこんな大きな池があるなんて、やっぱり東京ですねぇ。全長60cm位の巨大な鯉もいてびっくり!

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旧岩崎邸庭園の入口から砂利を踏みしめて歩いていくと、色濃い紫陽花や百合の花が。どんな建物が現われるのか期待が高まります。

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こちらがジョサイア・コンドルの設計により1896年に完成した旧岩崎邸です。17世紀のイギリスジャコビアン様式を基調に作られた木造建築です。さぁ、中へどうぞ。

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こちらは婦人用の談話室だったか、婦人用の控え室だったか、女性向きに作られた部屋の天井。この天井の装飾は木彫と刺繍なのですよ。

      20090619e

木彫の手摺りと柱が美しい階段。画像では分かりませんが、窓ガラスもすべてステンドグラスです。

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洋館と左手の和館を巡った後は芝生のお庭へ。コロニアル風のバルコニーやサンルームも素敵。この時代にいったいどんな人々がここで集ったのでしょうね。 

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