あんみつとシナモン

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谷津の干潟を見に行こう!

2016年08月17日 | 散策


東京湾の海岸線から
約2㎞内陸に入ったところにある
40haの干潟が谷津干潟です。

交通機関はJR南船橋駅からは徒歩20分。
京成谷津駅からなら徒歩30分です。


国境を越えて旅をする水鳥たちが
集まるこの貴重な谷津干潟
なぜ残ったのでしょうか…。






1970年ごろから千葉県は
東京湾の浅瀬を埋め立て工場を誘致する計画をたてる。
市川から稲毛までの海岸線25キロの埋め立てを始める。
しかし谷津にあるこの干潟地域だけは
戦前に内務省が運河建設のために買い上げた土地だった。
県は埋め立てができないので
大蔵省に対し払い下げを要求。
習志野市も埋め立て賛成。
干潟に捨てられた大量のゴミのせいで、
風が吹くと悪臭が広範囲に広がり、
早く埋め立ててほしいと願う近隣住民多数。
地元町会も埋め立てに賛成。
1974年 森田三郎氏が谷津干潟でのごみ拾いを開始。
「千葉の干潟を守る会」「千葉県野鳥の会」
自然保護団体や市民団体などが干潟を残す運動をする。
1984年 谷津干潟を野生鳥獣の生息地の保全を目的とした
自然干潟サンクチュアリとする計画が発表される。
1988年 国設鳥獣保護区特別地区に指定
1993年ラムサール条約に登録。


そして貴重で豊かな自然が残る谷津干潟
残すことができました。

   



干潟の周り…
高層のマンション群がそこまで来ていました。
水鳥が憩う干潟と、団地や高速道路の
ツーショットは不思議な風景。

東京湾とは西と東に幅6mの2本の
水路で繋がっています。
潮の満ち引きで海水が干潟に出入りし
水深1mの高低差がでるのです。





谷津干潟谷津干潟公園として整備されています。
公園の中には
干潟の保全と自然の触れ合いを学ぶために
谷津干潟観察センターがあります。

館内のベランダからは干潟が一望できるのです。
備え付けの望遠鏡で水鳥も観察できます。
フロアーにはレンジャーが常駐し、
説明もしてくれます。

この観察センター周辺は
気持のいい芝生の広場。
木陰でお弁当を広げたり
昼寝したりできるのです。





公園内にある観察シェルター
鳥たちを驚かさないように
小窓から覗き、
自然の生態を観察できます。

望遠鏡は必須道具です。





小窓から覗いた干潟の風景
目視では確認できませんでしたが
ギョキョシ ギョキヨシ」と鳴き声が…。
オオヨシキリか? 





干潟の周囲3.5㎞には遊歩道もあります。
ここから見る水鳥達はとても近いので
親近感がわきますね。
遊歩道から観察するなら
足場もしっかりしているので安心です。


春と秋はシギ・チドリ類などの渡り鳥の中継地。
夏はコアジサシ・コチドリ・チュウサギ
冬はカモ・オナガカモ・ヒドリカモ・コガモ・
 ハマシギ・ユリカモメなどと逢えるかも。







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