鹿児島県薩摩半島にある
国の重要伝統的建造群保存地区
知覧に来ました。
薩摩独特の
外城制度の元に築かれた
武家屋敷群。
質実剛健な佇まいが
立ち並びます。
東西に約700m続く
武家屋敷通り。
江戸時代の面影を
そのまま残しています。
両脇には武家屋敷と庭園。
石垣や生垣を配した
ゆるやかな小径。
石垣の上に
緑の生垣を置く。
一般公開の
7っのお屋敷と庭園。
国の名勝指定になっています。
平山亮一庭園
石組がない大刈込の庭園。
イヌマキを山風にして
前面にはサツキ。
母ケ岳を借景に
簡素化している名園。
お屋敷内は
庭から拝見。
平山克己庭園
ここも母ケ岳を取り入れた
借景庭園。
大海原に無人島、
遠くに緑の大地
想像とロマンの世界。
調和と表現に優れた庭園。
西郷恵一郎庭園
鶴亀の庭園といわれ
高い石組は鶴、
亀は大海にそそぐ谷川の
水辺に遊ぶがごとく
配されている。
佐多美舟庭園
1751年に造られた庭園。
枯滝、築山、石塔、
訪れた人々に
力強さと広さを
感じさせるお庭。
佐多民子庭園
巨岩奇岩を積み重ね
深山幽谷の世界感を表現。
佐多直忠庭園
1741~1744年の作庭。
借景の母ケ岳に石の築山。
中心に3.5mの立石と枯滝の石組み。
水墨画のような名園。
森重堅庭園
池泉式の庭園。
曲線に富んだ池には
奇岩怪石を用いて
近景の山や半島を
あらわしている。
知覧は
薩摩の小京都と
いわれています。
この知覧の
美しい佇まいを
永く保存し
保護してほしい
と思いました。