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雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(27」

2020-07-07 10:28:53 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(27」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/138(2020/7/6/月】(承前)産経7/3桑原聡氏論稿「ポリコレという妖怪」は、ジャズシンガーのビリー・ホリデイ、黒人差別、公民権運動、デモ、ポリティカル・コレクトネス(これが絶対正義だ!というアカ的基準)について触れ、こう結んでいる。

<私自身、今回のデモを断固支持する。ただ、デモの先鋭化に大義名分を与えてしまう「ポリコレ」という妖怪が気になってしようがない。こいつがKKK(*)の亡霊を呼び起こしてしまったように感じるのだ>*白人のルールに従わない黒人を処刑する集団

警官が怪しい黒人を捕縛する際に制圧しすぎて黒人が死んだ・・・これを非難するデモはいいが、先鋭化/暴力化して「店舗襲撃、強奪、放火」になったのは遺憾だ、ということだろう。

先鋭化を煽り喜んでいるのは中共、リベラル≒アカモドキ≒アカである。特にANTIFA(極左残党)は暴力革命の最後のチャンスと意気込んでいるはずだ。戦意高揚、「立て!飢えたる者よ、今ぞ日は近し」こういう気分は元アカだからよく分かる。

革命、一揆は理性ではなく猛烈な憎悪、敵意、勢いが不可欠で、チャンスはめったにない。今のチャンスを逃したら次は永久にないかもしれない、だから勝利のためなら何でも許される、何でも政治利用する。60年安保の樺美智子(両親も日共党員、美智子は過激なブント=共産主義者同盟幹部)の事故死も・・・

(良家の美しいお嬢様である樺美智子は偶像として最適だったが、賞味期限は70年安保までだった。それまでは上品な母上を集会でよく見かけた)

キング牧師は長年にわたる「静かな地道な理性的な抗議」で米国を変えた。だからこそ幅広い共感を得たのだ。

<キング牧師を先頭に行われた地道かつ積極的な運動の結果、米国内の世論も盛り上がりを見せ、ついにジョンソン政権下の1964年7月2日に公民権法(Civil Rights Act)が制定された。これにより、建国以来200年近く施行されてきた法の上における人種差別が終わりを告げることになった>(WIKI)

黒人問題がデモの先鋭化では解決しないことをインテリのANTIFAが知らないわけはない。つまりこれまで自業自得(前科者)で不遇だったろうANTIFAは、黒人問題を利用して共産主義独裁国家を創りたい、自分たちだけがオイシイ国にしたいのだ。本質的に中共、北、文正寅、日共、立民、社民と同じである。

公民権法制定から50年以上たったが、10年ほど前あたりから「黒人=貧困とは言えない」「低賃金単純労働は黒人からヒスパニック、プアホワイトに代わった」という声が聞かれるようになってきた。

米国の空港の荷物係はほとんどが黒人だったが、あるとき(1995年あたりのロスだと思う)黒人を見かけないので「なるほど、黒人は地位向上したのか」と思ったものである。

<奴隷解放宣言や公民権法、そしてオバマ氏の大統領就任というようにアメリカの黒人住民は少しずつですが着実に政治的・社会的に受け入れられるようになってきてはいます。たしかに法的には彼らへの差別はなくなりましたが、現実社会の中では今でも根強く残っています。そして、それを克服していくことは今もなおアメリカ社会にとっての重要な課題であり続けています>(みんなのお金ドットコム)

直近の状況はどうなのか。

<【ワシントン時事2020/6/7】米失業、黒人高止まり 経済格差が抗議デモ助長
 
米景気は2008年のリーマン・ショック後に回復をたどり、少数派の黒人、ヒスパニック、アジア系の雇用が改善し、所得も増えた。

米国労働省が5日発表した5月の失業率を人種別に見ると、白人は全国平均の13.3%を下回る12.4%に下がった。逆に黒人は16.8%に悪化。新型コロナ流行前には「景気拡大で黒人失業率は過去最低」(トランプ大統領)になっていたのは事実だが、ほぼ一貫して黒人が白人より2倍(2割の間違い?)程度高い傾向が続いてきた。

連邦準備制度理事会(FRB)の調査では、16年の平均的な白人世帯の財産は17万1000ドル(約1900万円)だったのに対し、黒人世帯は1万7600ドルと、わずか10分の1だ。FRB高官は「過去の景気拡大は格差縮小につながらなかった」と格差の固定化に警鐘を鳴らしている>

失業率が白人12.4%、黒人16.8%・・・コロナ禍で小売や飲食店が営業中止になったためもあるだろうが、暴動を起こすほどの極端な差ではないだろう。

<(コロナ禍により)失業給付を加算する特例措置の発動により、失業者が労働市場に早期に復帰する動機を持ちにくい面がある>(米国マンスリー2020年7月号)

「貰うものは貰ってから仕事を探そう・・・」小生もそう考えるわなあ。

日本のマスコミのほとんどはリベラル≒アカモドキ≒アカで、中共ヨイショ、北マンセー、韓流ズブズブの“マスコキ”、ナマと遊離した妄想プロパガンダである。特にTVの熱心な視聴者のほとんどは娯楽目的で、面白さを求めており、TV局は視聴率が上がりCF収入が増えれば「優れた番組」と評価され、給料も増える。

優秀なTVマンは真面目で難しい番組なんてまず創らない。創ったところで深夜帯、誰も見ない、せいぜい酔っぱらったオヤジか猫くらい。

「白人警官の手で多数の黒人が犠牲になっていることが糾弾されている一方で、その倍以上の白人が黒人の犯罪者に殺されていることはまったく話題にもならない。全米の暴力犯罪に占める黒人の割合は85%に上り、事件に巻き込まれて殺害される黒人の90%以上は黒人によって殺害されているにもかかわらずに、である」(藤和彦・元官僚、内閣情報調査室内閣参事官など、現・経済産業研究所上席研究員)

小生はジャズボーカルではビリー・ホリデイ(1915年生)とヘレン・メリル(1929年生)が好きだ。黒人のビリーは1930年あたりから、白人(クロアチア人移民の子)のヘレンは1943年から歌い始めたので、活躍時期が重なっており、交流があったという。

冒頭の桑原聡氏は、ビリー・ホリデイの持ち歌「奇妙な果実」(Strange Fruit、リンチで絞首刑にされた黒人の意、1939年初演)に触れ、白人による黒人虐待を難じ、これが1950~60年代にかけての公民権運動に繋がったと書いている。

改めてその曲を目的意識的に聞いてみたが、音源が悪いこともあったとは言え、「これってずいぶん奇妙なジャズ!? 全然スウィングしない、まるで四国八十八ヶ所霊場第一番霊山寺の御詠歌、ショスタコーヴィチの交響曲第5番みたい」だった。

ジャズ愛好歴50年だけれど、感動しない小生が異端なのかなあ。余計なことだが、この曲、作詞作曲は米国共産党員である。

白人による黒人へのリンチは今なお是非論が交わされるものの、入植時から特に辺境の治安は自警団が担っていたという歴史があり、1930年代までリンチはそれほど珍しくはなかった。

それをテーマにした小説としてスタインベックの「自警団員」(The Vigilante)とフォークナーの「乾燥の九月」(Dry September)を読んだが、ともにリンチの殺す側と殺される側のリアルを描くものの、ともに是々非々は保留している。

「誤爆もあったろうし、黒人にとっては法の裁きもなく、確かにむごいけれども、抑止効果もある、地域の安全を守るための必要悪とも言える、作者も判断がつきかねる、読者諸兄はどう思う?」

そんな感じ。政治的マターでもあるから「売れてナンボ」の作家としては寸止めするしかないという事情もあるだろう。私の最大の読者は神様です、神様のご判断に任せます。三波春夫も偉かった!

米国の刑務所はただの隔離施設で、矯正施設ではないようだ。筋トレのスポーツジムみたい。多くの黒人同様に、ビリー・ホリデイもクスリ中毒でほぼ「万年緩やかな自殺」状態、刑務所に何度も世話になっている。

彼女のちょっと舌足らずみたいな可愛い声で歌う My man とか Lover man は今はただの泌尿器と化したナニも何となく反応するほど「いいなあ、とろけそうだ」と感動する。

モダンジャズの帝王と言われるマイルス・デイヴィス(理性+感性の見事なコラボ))はコルトレーンなど子分(感性>理性)のクスリ依存に手を焼いたが、米国黒人は相変わらずのようで、道遥かなりのままか。

夕方、自転車でシマを巡邏し、スーパーで買い物をし、交番を見ながら「コンクリート打ち放しもいいけど、ちょっと汚れが目立つなあ」と思いつつ左折したら、お巡りさん2人が追いかけてきて誰何された。若いのは新人だろう、まだ顔がピカピカ、ピチピチして、配属されたばかりのようだ。ずいぶん緊張している。

「初めてのお留守番」のような「初めての誰何」、初々しいが・・・ハードな仕事だから・・・現実は「こち亀」とは真逆だ。米国では今「やってられねーよ」とお巡りさんが続々退職しているとか。同情するね。

小生は荷風の「墨東奇譚」を真似て半分とぼけてみたが、次回はしっかり準備して、攪乱したり、笑わせてみよう。それにしてもチョンマゲ、ヒゲ面、日焼けで真っ黒、変な服、古い自転車、裸足でスニーカー・・・ホームレスのような・・・やはり怪しいようだ。

昨日は上から下まで黒ずくめ、大きな帽子で目の玉も見えないというブラックコロナファッションでビシッと決めたお姉さんを発見して「エキセントリック、俺より凄い!、まるでイスラム」と呆れたが、目的意識的に度肝を抜くような怪人ファッション、新地平を拓く革命的コンセプトデザイン、「HARAQLO」ブランドで怪老シニアのハートに火をつけるべく研究しよう。「柳井クン、カネで心は買えないぜ、たまには後ろを見た方がいい」

ファッションは爆発だあ! レッドファッショはコロナ暴走だあ! 俺の脳みそは暴風だあ! 台風一過、青天を目指そう。(2020/7/6)



雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(26」

2020-07-05 11:54:23 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(26」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/137(2020/7/5/日】多摩川から我が街自慢の二か領用水が分岐するところにミニ水族館「二か領せせらぎ館」があり、散歩の帰路に久し振りに覗いてみた。

水槽は種類別で、同じフナでもギンブナ、キンブナ、ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)などに分かれて展示されている。実際の川ではコイ、オイカワ、ウグイなどもうじゃうじゃおり、小生にはよく分からない。子供の頃はフナの甘露煮は良く食べたがギンブナだったのか、ヘラブナだったのか。

<フナは、コイ目コイ科コイ亜科フナ属(Carassius)に分類される魚の総称。

フナは生物学的な分類が難しいとされている魚のひとつである。姿・形・色だけで種を判別することはできないため、初心者が種類を見分けることは困難である。

日本においては「フナ」と呼ばれる魚は慣例的に細かい種類に呼び分けられている。しかし、その「種類」がそれぞれ生物学的に別種か、亜種か、同じ種なのかはいまだに確定されていない>(WIKI)

難しいね。人間とサルもご先祖様が同じだからややこしい。

サル目(霊長目)直鼻猿亜目 真猿下目狭鼻小目 ヒト上科ヒト亜科ヒト族、ここからチンパンジー属 (ape)とヒト属 (human)に分かれるそうだ。髪の毛が3本、多いか少ないかでサルやチンパンジーになったり人間になったり。

「ケダモノ! 大っ嫌い!」なんて言われる男もいる(「嫌よ嫌よも好きのうち」、よっ、色男! 俺もあやかりたい)。

日本人は"yellow monkey"、米国白人は「豚野郎」と言われたり。平時には公言はしないけれど他民族/人種を罵倒する言葉は世界中に溢れている。

<【7月3日 AFP】サルたちに支配された街へようこそ──。タイ中部ロッブリーでは、サルが増え過ぎてしまい、手に負えない状態となっている。数はここ3年で6000頭に倍増し、人間との共存はほぼ限界に達しつつある。

新型コロナの感染拡大以前は、餌をやったり、一緒に写真を撮ったりするために訪れる大勢の観光客のお目当てであることから、住民たちはサルのおふざけも大目に見てきた。

しかし、新型コロナの影響で外国人観光客が訪れなくなり、サルの行動に思いも寄らない変化が起きた。餌となるバナナが与えられなくなり、腹を空かせたサルたちが凶暴化したのだ>

日本の猫島も人気だが、餌がなくなったらやはり狂暴化するだろうなあとは思うね。衣食足りて礼節を知る。

小生は前回こう書いた。

「南アでは失業者の多くは黒人で、貧困→ 教育不足→ 単純労働→ 転職・解雇→ (就業意欲喪失、犯罪)→ 貧困という負の連鎖が何代も続いているようだ。
今の米国黒人もそのようだが、先住民、メキシコ系、南米系、アジア系はそれなりに社会に溶け込んでいるように見えるのに、黒人だけが不満を爆発させている。人種により得手不得手があるのだろうか」

フランス中部オーベルニュ地方視察の帰路、パリに寄ったとき、白人ガイドが「ズック靴の黒人はひったくりの常習犯ですから気を付けて」と注意を促していたのには驚いた。

黒人は暴行・脅迫の強盗あるいはかっぱらい・置き引き・盗みの泥棒だと思って警戒しろ、ズック靴を履いているのは逃げるためだ、というわけだ。「そこまで言っていいんかい?」の気分。

カミュは「異邦人」の中で、作品舞台である仏領アルジェリアのフランス人青年ムルソー(カミュの投影?)が、原住民のアラビア人を、敵意を持った「何となく」得体の知れない害獣と思ったのか、アラビア人に狙われ怪我した「何となく」友達のようなフランス人ヤクザに代わって、「何となく」銃で撃ち、倒れたアラビア人に「何となく」さらに4発撃ち込む。

ムルソー自身「何となく日差しが強いせいで殺したみたい」と陳述する。死刑判決。教誨師が押し掛けると「俺にかまうな、ほっといてくれ」と叩き出す。

「何となく運命が定まり、今、心はすっかり落ち着いている、せいぜい公開処刑に来て罵声を浴びせてくれ!」

若者特有の、潔癖感、正義感が満たされないと「不条理だ、この世は生きるに値しない、俺は孤独な異邦人だ」と思い込んでしまう危うさをカミュは描いたのだろう。

WW2による価値観の大変化もからませて「われら不条理の子」(ボッシュ)なんていう焼跡闇市派による後追い本も出るなど、大きな話題を呼んだ。

カミュは「異邦人」でアラビア人そのものにはほとんど触れていない。そもそも関心がないようだ。仏人ピエール・ロッチの「お菊さん」では日本人は下等動物として観察されている。

ロッチを愛読しているフランスかぶれの荷風も同様で、日本をバカにしつつも消えそうな美、特に娼婦に耽溺するという、複雑な思いが荷風の魅力だ。小生は毎晩、荷風の日記「断腸亭日乗」を読み、笑いながら眠る。最高クラスの文学、史書であり、同時に滑稽本だ。

閑話休題。フランス人は別の人種を「自分たちと同じ人間」と思っているのかどうか・・・せいぜい「何となく人間に近い動物」と思っているような感じがする。

パーティで白人美女が黒人男と腕を組んで現れる。米国人は不快感から目をそらし、フランス人は「大きなペットを連れてきた」とニッコリする、と開高健が書いていた。フランス人にとって黒人は人間未満の動物なのか。

人種間、民族間、部族間の争いは「文明社会」を自称する国であっても尽きない。問題が単なる利害や偏見なら教育、法律で是正できるかもしれないが、本質的、根本的に人間は一律ではなく、その集団である国家、民族などもそれぞれ得意分野、不得手分野があり、是正や矯正できるものではないのではないか。

犬とサル、猫とネズミ、鷹とハト、虎とライオン・・・同じ場所、同じケージで「仲良く暮らしなさい」というのは、そもそも無理筋だろう。理想は理想、現実は現実、「タブーだから」と逃げずに最適解を探す時期になったのではないか。

長くなったので以下次号。(2020/7/5)



雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(25」

2020-07-04 08:33:19 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(25」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/136(2020/7/2/木】「国内法より国際法、国際条約、国際合意、国際公約が優先される」と多分、多くの人々は学んできたが、香港の「一国二制度」は中共によって堂々と反故にされた。罰則がないから「ただの紙切れ」というわけだ。

この暴挙によって世界の主要国は「中共は自由主義国にとっては国際ルールを平気で破るゴロツキ、敵である」としっかり認識したろう。今や中共は「国際指定暴力団 共産主義系北京組習近平一家」である。

中共とどんな約束をしても無意味。彼らの得意技は「ちゃぶ台返し」「恫喝・脅迫」「誘拐」「殺人」「拷問」「傷害」「借金地獄責め」「詐欺」「強盗」「特許窃取」「虚言・捏造」・・・なんでもやり放題だ。砂漠トビバッタの如く武漢肺炎を撒き散らした。中禍、黄禍である。

国家はざっくり2種類に分類できるだろう。

道理国)国民・国家の利益重視、理性、知性、冷静、計画による決定、国際社会に融和的

私利国)組員・一家の利益重視、感情、気分、虚偽、恫喝による決定、国際社会に否定的

大体、国家(人間も)はそのような要素をミックスしており、道理国でも政権党の利益を露骨に追及したり、私利国でも貧者に(人気取りで?)気配りしたりする。

思えば人間自体が清濁併せ呑むみたいで、完全な善人も完全な悪党もいない。聖人みたいな人でも思い出すと「恥ずかしいことをした」「浅はかだった」と悔いる言動は結構あるだろう。

ローマ教皇は「一時的な感情で信者の手を叩いてしまった」と悔いているだろうが、「♪いかに正義の道とはいえど 身にふる火の粉は払わにゃならぬ」、害をなす者は駆除すべし、初期対応が肝心だ。

現在、国際社会から見て完璧な私利国、ゴロツキ国家はどこか。中共は横綱、ロシアは大関、北は関脇あたりか。トップクラスを選んだら世界のためになる智慧とか教訓が得られるのではないか。参考になりそうなデータをネットで拾ってみた。

◆セーブ・ザ・チルドレン(≒アカ)の世界176ヶ国を対象にした「子ども時代が守られている国ランキング」。子供にとって悪い国は大人にとっても悪い国だから目安にはなるだろう。

*子供にとってのワースト5
中央アフリカ/ニジェール/チャド/マリ/南スーダン

中央アフリカは内戦でボロボロ。外務省によると、2019年2月に政府と14武装勢力(!)間で和平合意署名。

◆貧富の格差を示すジニ係数は0.4を超えると危険と言われている。OECDの統計データから(中共のデータはないが0.5前後らしい)。

*貧富の格差ワースト5
南アフリカ 0.62/コスタリカ 0.48/メキシコ 0.458/チリ 0.454/トルコ 0.404

南アはアパルトヘイト撤廃以降はパッとしない。「黒人と白人の格差が今も解消できず、世界で最も不平等な国とも呼ばれ」(産経)、治安も年々悪くなっているようだ。
外務省によると、失業率の高さは依然として大きな社会問題で、2010年以降からは25%前後を記録し、2017、18年にはそれぞれ27.3%、27.0%と悪化傾向を示している。

失業者の多くは黒人(白人失業率は8%)で、貧困→ 教育不足→ 単純労働→ 転職・解雇→ (就業意欲喪失、犯罪)→ 貧困という負の連鎖が何代も続いているようだ。

(今の米国黒人もそのようだが、先住民、メキシコ系、南米系、アジア系はそれなりに社会に溶け込んでいるように見えるのに、黒人だけが不満を爆発させている。人種により得手不得手があるのだろうか)

◆米中央情報局(CIA)のザ・ワールド・ファクトブックは、失業率とCPI(消費者物価指数)上昇率から経済状況の悲惨な国をランキング。

*経済ボロボロワースト5
シリア/ジブチ/イエメン/スーダン/モザンビーク

前アサド大統領時代のシリアは美しい国という印象があったが、(特にアレッポは)今は見る影もない。外務省によると、2011年3月中旬以降、各地で反政府デモが発生、さらに反政府勢力に過激派武装勢力なども参加し、当局との間で暴力的衝突に発展した。

その結果、2016年6月現在、全土で25万人の死者、650万人の国内避難民が発生し、周辺諸国に480万人の難民が流出した。泥沼!

◆スイスの名門ビジネススクールIMDによる「世界競争力ランキング2019」は、GDP増加率や失業率、景気回復力など235の指標でランキング。

*世界の経済競争力ワースト5
ベネズエラ/モンゴリア/アルゼンチン/クロアチア/ブラジル

外務省によると、ベネズエラのマドゥーロ政権(チャベスの後継)は、反米の急先鋒として度々米国批判を展開してきた。米国は2017年以降、対ベネズエラ経済制裁を実施。

マドゥーロは「イラクのサダム・フセインやソ連のスターリンを自分に類似した人物」と言っているそうだから確信犯的なアカ独裁者だ。

◆1人当たりの国内総生産、平均寿命、個人の選択の自由、汚職レベルの低さ、社会的支援といった要素による世界幸福度ランキング。

*幸福度ワースト5
ルワンダ/ベナン/シリア/ブルンジ/トーゴ

ルワンダはフツ族過激派によるツチ族と穏健派フツ族に対するジェノサイドが勃発した「ルワンダ虐殺」で有名。2000年ごろからはICT立国を目指し、ICTの普及・整備に力を注いでいる。一方で、激しい反体制派への弾圧などで自らの権力基盤を強化するその手法は独裁的との批判もある。

こう見てくると「残念な国」には一定のパターンがある。

「部族・人種の対立で国民としてのまとまりがとても弱い」→「派閥抗争もあって国家・政府の求心力が弱いために政策が実行されず、常にダッチロール状態」→「国際社会は植民地経営という羹(あつもの)に懲りて、旧宗主国でも支援に及び腰」→

「汚職は常態化し、強権独裁で辛うじて国家を名乗っているが、近代の遥か以前、日本なら神武東征以前の部族社会」→「中共の深謀遠慮によるバラマキ外交で中共による属国化が進んでいる」

こうした「負の連鎖」のような国々は、支援をあてにして国連に加盟しているものの、そもそも「国家なのかどうか」すこぶる怪しい。WIKIに興味深い情報があった。

<定量的なアプローチから国家の状態を診断するため、アメリカのシンクタンク、平和基金会(The Fund for Peace; FFP)は2006年から毎年、各国の状況を特定の指標(※)によって数値化し「脆弱国家ランキング」(Fragile States Index; FSI)を発表している>

◆2010年から直近までの「脆弱国家」で最悪の10傑。

*脆弱国家ワースト10
リビア/シリア/マリ/イエメン/ベネズエラ/モザンビーク/ギリシア/エリトリア/チリ/バーレーン

以上では小生が激しく嫌うゴロツキ中共が出てこないが・・・ありました、天網恢恢疎にして漏らさず。

◆「世界報道自由度ランキング」(国境なき記者団、2020)。

*報道自由度ワースト5
北朝鮮/トルクメニスタン/エリトリア/中国/ジブチ

中共は180か国中177位という最強鉄壁の自由圧殺、言論弾圧の超大国というわけだ。世界人口の実に2割が中共によって口封じされている。完璧な私利国、ゴロツキ国家。

それでも金が欲しいから中共に擦り寄る「口だけ自由民主派」は少なくないだろう。アカモドキのEUは、モーパッサンの「脂肪の塊」に登場する「私利のために敵に生贄女を贈呈して危機を免れ、テンとして恥じない下司」そのものだ。天罰でEUもコケるだろう。
・・・
※「脆弱国家」の判定基準。
・国家が有する領域に対する物理的な統制の喪失、或るいは合法的な武力の独占の喪失。
・集団の意思決定を下す為の正統な権限に対する侵害。
・合理的な公共サービスの提供不能。
・国際社会の正式な一員として他国と接触する外交能力の不能。
要は、国土国民を守れない、司法立法行政の三権が機能しない、警察も軍隊も電車も動かず電気もストップ、反政府勢力に包囲されて二進も三進もいかない、という非常事態の程度を判定したもの。「遺憾に思う」「抗議する」でお茶を濁していると、そのうちに痛い目に遭う。(2020/7/2)









雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(24」

2020-07-02 11:53:27 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(24」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/136(2020/7/1/水】先輩は「ベランダの花卉の水遣りは水曜日だ」と言っていたが、なぜ水曜なのか、ようやく分かった。「水」曜、ね。

この曜日、考えてみると何だか分からない。WIKIを見てもグチャグチャで理解不能だが、こういうことらしい。

<「週・曜日」は、すでにそのものが古代バビロニアの粘土板に書かれており・・・キリスト教徒に伝えられたのはローマ経由でゲルマン社会に広まったものである。

日本には入唐留学僧らが持ち帰った密教教典によって、平安時代初頭に伝えられ、朝廷が発行する具註暦にも曜日が記載されるようになり、現在の六曜のような、吉凶判断の道具として使われてきた。藤原道長の日記『御堂関白記』には毎日の曜日が記載されている。(その後は廃れた)

英語やドイツ語、オランダ語といったゲルマン系の言語では、

日曜日 (Sunday) 太陽 (Sun)
月曜日 (Monday) 月 (Moon)
火曜日 (Tuesday) 北欧神話の天空神テュール
水曜日 (Wednesday) アングロサクソンの主神オーディン(ウォドン)
木曜日 (Thursday) 北欧の雷神トール
金曜日 (Friday) 北欧の愛の女神フレイヤ
土曜日 (Saturday) ローマ神話のサトゥルヌスを起源としている。

ユダヤ教徒は異教の神の名を嫌って安息日以外は1から6までの番号で呼ぶ。

日本で曜日を基準として日常生活が営まれるようになったのは、明治初頭のグレゴリオ暦導入以降である。

週の最初が何曜日であるかは、国、文化、規準により様々である。ISO 8601では、月曜日が週の始まりとされ、月曜日~日曜日を01~07で表す。日本の改正労働基準法では、1週間を「日曜日から土曜日まで」と定めている

ISO 8601で「2000年1月1日を土曜日とする」と定義された。日本ではJIS X 0301がそれに従っている。

中国語では日曜だけが「星期天(または星期日)」、月曜以降は「星期一」、「星期二」と数字になる。

ソ連では1929年10月1日から、宗教抑制のために従来の七曜は廃止され、五曜制に移行した。休日の増加と生産の効率向上を狙い、国民それぞれに休日となる曜日を割り当てた。しかし、家族間の休日不一致等の理由から大変不評で、肝心の生産効率もまったく向上しなかったため、1931年11月30日をもって廃止された。

1931年12月1日からは毎月第6・12・18・24・30日を国民共通の休日とする新しい制度に移行した。七曜より休日日数は多いものの、これも大変不評であったため、1940年に元の七曜制に復帰した>

共産主義は己が絶対神であり天、正義だから、気に入らないものは叩き潰す、そしてしくじる、元に戻す・・・いくら血が流れてもこのパターンを繰り返すから、全然成長しない。

中共は資本主義経済を破壊し、共産主義経済へ向けて大躍進政策を強行し、大失敗し、劉少奇、トウ小平らが資本主義化に着手すると、文化大革命でそれをつぶし、再び共産主義経済を目指し、二進も三進もいかず、トウ小平らが改革開放の資本主義経済を促進し、ところが習近平が“王政復古”で共産主義経済へ向けて統制を強め、武漢肺炎対応で大失敗し、世界から叩かれて、今度は独裁統治を強めるために、香港の自由を圧殺し、世界から顰蹙を買い・・・

この次は「孤立を深め」だが、あなたならどうする、泣くの、笑うの、死んじゃうの? 三択から選びなさい。

A「国際社会の良き一員として自由民主人権法治の国を目指すようになった」、

B「国内の不満をそらすため、および世界に共産主義政治経済圏を拡大して中共による、中共のための、中共の覇権を固めるため、一点突破全面展開の戦争を開始した」、

C「連帯を求めるも孤立を恐れず、国交断絶何するものぞ、復讐するは我にあり、共産主義、毛沢東主義万歳、と名誉ある孤立・断交を選び、第二次文化大革命を始めた」、

AとBとCあたりの三択になりそうだが、世界中が喜ぶものの習近平皇帝一派だけが悲しむ(A)はまずないな。メデタシメデタシのお子様向けの童話みたいだ。

(C)は「引き籠もり」で、世界はいいね!と大いに支持してくれるだろう。毛沢東信者の習近平は毛の長征(好機を待つという冬眠)を好むかもしれない。しかし、美味いものを食った体験のある14億の民は武漢肺炎での隔離に耐えるのが限界で、粗衣粗食で数年間、数十年間逼塞するなんて、それこそ内乱になる。

そもそも14億の爆食に応えられるハクビシンや蝙蝠、犬、ネズミ、食糧生産インフラがあるわけないから、現実的ではない。

「人民はパンがないと騒いでいるの? それなら人を食えばいいのに」という手もあるが、食欲わくか?

となれば、残りは(B)だが、主要国は経済封鎖するから、備蓄の戦略物資は減るばかりになる。中共軍の強さは皆が承知しており、「弱いもの相手には滅法強い」と評判だ。最近では「素手の殴りあい、投石でも強い」と評価されている。

それでも鉄、石炭、石油、マンガン、クロム、コバルト、ゴム、綿花、パルプ、油脂、皮革・・・十分な備蓄があるのかどうか。書類上はあることになっていても現物はなし、これは支那4000年の伝統だから今になって改善するわけがない。

フォークランド紛争でアルゼンチンが英に負けた最大の理由は、英の潜水艦によりアルゼンチン海軍が全く動けなかったことだ。

中共は海戦経験ゼロで、小舟には滅法強いことは知られているが、海戦・空戦・ミサイル戦は昔から蓄積した高度で総合的な指揮が必要で、ここ10年20年ほどで強化されたとはいえ実戦経験ゼロの中共海軍が米英日など伝統的海軍国に勝てるとは全く思えない。

まあ、以上はど素人の予測だが、世界最強と言われたバルチック艦隊は必死で訓練した日本海軍に大負けした。

中共海軍は人海戦術的な「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ということなのかミサイル攻撃力に優れているというが、張子の虎ではないか。大砲の火薬をネコババする清国海軍、船酔いで倒れる中共海軍(2014年の環太平洋合同演習「リムパック」に初参加してばれた。スパイ行為をしたので以降は招かれていない)、一方で火薬を惜しんで大砲に銃を固定して攻撃訓練した日本海軍・・・民度が違う、根性が違う。

中共潜水艦がこの6月18日から20日にかけて奄美大島周辺の接続水域内を潜航したが、東シナ海は浅い(100~200m)から発見、捕捉されやすいという。ミサイルを装備していても西太平洋など深海に出るまでに撃沈されたら戦力にならない。どうするつもりだろう。

南シナ海では海南島に原子力潜水艦の秘密基地を建設しているそうだが、深度が浅く泥濘のために出港すると海の色がすぐに変わり目視できるとか。

支那はロシアのように広大な大地を利用した防衛・抗戦・陸戦向きで(ランドパワー)、外に出て戦う海戦、空戦(シーパワー)は馴染まないのではないか。

700年前に日本を襲った2回の元寇では、日本の反撃と嵐で12万人以上が戦死し、元の海軍力はほぼ壊滅、お先棒を担いだ朝鮮は未だにビョーキ。結果的に褌一丁、ギラギラの日本刀を担いだ海賊倭寇に大陸沿岸を荒らされるという報復、災難を招いてしまった。

夜郎自大が亀にちょっかい出したら噛みつかれた図だ。笑止千万、スッポン、ニッポン、触らぬ亀/神に祟りなし。

「子曰く、学びて思わざれば、すなわち暗し。思いて学ばざれば、すなわち危うし。異端を修むるは、これ害あるのみ」

ちゃんと学問、勉強しろ、そしてあれこれ考えろ。バカな本ばかり読んでいるとろくなことにならんぞ。

習近平は「毛沢東選集」以外何も学ばないから支那と世界に禍をなす。支那人民が草莽崛起して中共を駆除すべきだ。13億で1億のアカを潰す。

武田信玄曰く「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」、上杉鷹山曰く「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」。

支那、香港の同志諸君、命惜しむな、名こそ惜しめ、「いつか青空」を信じて、加油! 俺は何をできるのだろう・・・(2020/7/1)
・・・
(昨夜、何げなくダイエーの新聞チラシを見たら「一時休業のため9月30日閉店」とあった。一時休業とは長くてもせいぜい3か月だろう。親会社のイオンと土地建物所有者の野村不動産が、多分「コロナ禍で先が読めない今はビルの建て替えはリスクが大き過ぎる、この際はリニューアル、新築そっくりさんで行こう」となったようだ。現実的な選択ではあるが、ちょっと残念)





雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(23」

2020-07-01 10:48:34 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(23」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/135(2020/6/30/火】孫の小学校は6/15/月から再開した。2か月ちょっとの遅れを取り戻すために、とりあえず夏休みは1週間になる。冬休み、春休みはほんの数日になるかもしれない。

中禍以前は「もっと休め」だったが、中禍以後は「寸暇を惜しんで学べ働け」。今「日本人は働き過ぎ! 有給休暇を取れ、生活にゆとりを」なんて言ったら「会社がつぶれたら元も子もないだろ、バカめ!」と白い眼で睨まれそうだ。

昨日の正義は今日の悪。その逆もまた真なり、か。価値観が大きく変わる。まるで敗戦後の日本。中禍は大戦並みの大事件、大災難で、WW2の唯一の勝者、アメリカも大きく動揺している。

今は昔の物語、旅行業界は「もっと休め、遊べ、旅行しろ! 二階先生、どうぞ三連休を増やしてください」と一丸になって運動したものだ。

<3連休をつくる「ハッピーマンデー」制度は平成12年に導入され、同年から「成人の日」と「体育の日」が、15年から「海の日」「敬老の日」が祝日として固定されなくなった>(WIKIなど)

「体育の日」は10月10日だから意味があった。歴史、伝統などを壊すのは中共の得意技で、中共のポチ、二階俊博を担いだのは旅行業界にとって正しい選択だった。ナンカナーと思う人もいたけれど、表には出なかった。どこのギョーカイも腹の底では「モラルでメシが食えるのかよ」というのはあるからね。

中禍で旅行業も大変だろうな、と思っていたが、どうなんだろうとじっくり考えてみた。

旅行業(旅行会社、トラベルエージェンシー)は自分の資産をあまり持たない(机と電話だけでOKの)商売で、昔から「ひとのふんどしで相撲を取る」「駕籠かき(交通機関)、枕(ホテル、旅館)は実業、俺らは客引き、ポンビキ、虚業だ」なんて自嘲していたから、大した被害ではないかもしれない。

怪しいポンビキもどき時代もあったけれど、基本的には旅行業は不要不急の娯楽産業(虚業と言わないまでもサービス産業の末席?)で、従業員も中枢以外はほとんどが派遣社員、期間限定社員、ソリシター(個人業)、外注である。

航空会社、バス、船、ホテル、レストランなど固定資産が大きいところは中禍でひどい目に遭っているが、旅行業は「客がいなければ派遣社員を切ればいい」という“しっぽ切り”ができるから「我が方の被害軽微」(戦中の朝日の常套句)で済むわけだ。

旅行店舗が(自社製、他社製であろうが)100万円のツアーを売る(取扱額)。普通の企業の売上に相当する粗利(コミッション=手数料)は10%の10万円。まるでチップ並!(スーパーでさえ30~40%) そこから人件費、家賃、その他を引くと、最終的に残る経常利益は0.3%、たったの300円!

取扱額1000億円でも、事実上の売上は100億円、経常利益は3000万円(まるでソープ嬢)・・・10年間貯めてもせいぜい3億円、自社ビルを持っている旅行会社はほとんどない! 自社ビルでも抵当になっているかリースバック!

一見華やかだけれど実業とは言えないし、資産も信用もあまりないから銀行から借金ができない、上場も難しい。同志諸君、この「借金できない」というマイナスゆえに雑草のような旅行会社は倒れないのだ。東京商工リサーチから。

<6月29日17時現在、「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1000万円以上)は、全国で288件(倒産212件、弁護士一任・準備中76件)に達した。2月2件、3月23件から4月は84件に急増、5月も83件と同水準で発生し、6月はこれを上回るペースで29日までに96件に達した。

なお、集計対象外だが、負債1000万円未満の小・零細企業・商店の倒産が4件判明。また、水面下では、制度融資や支援策などを活用しないままに休業状態に陥ったケースも増加しており、これらの「休業企業」の動向にも注目が集まっている>

中禍ショックで真面目な実業家、自営業者は不渡りや売上減、受注激減で倒れ、借金ができなくて身軽な軟派の遊び人みたいな旅行業はどっこい生きている・・・人生あざなえる縄の如し。

夜明けは近いかどうか・・・いいことは長続きしないけれど、嫌なこと、辛いことは結構続くのではないか。

登山! 登りはきつくても意気軒高、気力体力、運、「引き返せる」選択肢もあり、事故は少ない、頂上からの眺めも爽快だ。下りは楽なようだが体力は落ちているし、膝への負担が大きく、滑落など事故ると命にかかわる、ビバークする場所もなく、「せめて避難小屋まで」とか無理をしがちだ。

早稲田ワンゲルの人が「吹雪でどうにかビバークしたんだけど、女子が化粧し始めて、ああ、ここで俺らは終わりかって・・・怖かったなあ」、死に化粧。怖いよね。山と女、登るは命懸けだ。

人生も事業もソフトランディングは難しい。

隣町のダイエーが9月末で閉店する。50年前の1971年に開業し、周辺に大流通革命をもたらした。わが街の米屋、豆腐屋、菓子屋、八百屋、肉屋、魚屋・・・ほぼ壊滅!
小生の叔父さん(父の弟)は、そのダイエーより5年ほど前に地域で初のスーパーを開いて意気軒高だった。

叔父さんは港区青山(ツインタワーが建ったところ)で八百屋を営んでいたが、都市開発で「住民がいなくなっちゃったんだから商売にならない」と、土地を売って、その頃、米国で増えていったスーパーマーケットを生まれ故郷に創ったのだ。

全国スーパーマーケット協会のサイトによると、「1953年11月、東京・青山に日本最初のセルフサービス店(紀ノ国屋)が開店し、我が国における小売業の歴史に新しい1ページが開かれました」とある。

何と叔父さんの店とは青山通りをはさんだところが日本のスーパーの発祥地だったわけだ。叔父さんは「この業態はイケル」と判断、研究し、故郷に錦を飾ったわけだ。

巨大なダイエー開業を受けて叔父さんはダイエー商圏以外に店舗を新設していった。ところが高度成長で、めぼしいところにはイトーヨーカ堂、マルエツ、ライフ、サミット、相鉄ローゼンの大型店、中規模ではいなげや、大野屋、ベンガベンガ、トップなどがどんどん進出してくる。

東京からはじき出されて多摩川を越えてきた移住民は、難民、貧民どころか、土地代やら立退料を持った美味しい遊民。

しかし、いくら人口が急増しているとはいえ、巨大スーパーからニッチ狙いの大型/中堅スーパーまでが怒涛の進撃で押し寄せてきたら、最早、独立系の中堅スーパーは居場所がない。

叔父さんは数店舗創ったものの今は1店舗のみで、叔父さん亡き後は長男坊(小生の従兄弟)が経営していたが、保有株すべてを売却したとか。

企業の寿命は「昇って10年、昇りつめて10年、下って10年」(日経)という。今は会社更生法も普及したので「昇って10年、昇りつめて20年、下って20年」、計50年あたりか。

隣町のダイエーの土地・建物はこの2月に野村不動産所有になったが、築50年だから周辺を含めた全面再開発になるだろう。小生なら地下から地上3階までは店舗、それから上は全部マンションとかの高層ビルにするけどなあ。

ダイエーは再出店したいようだが、中内功が今さら「♪昔の名前で出ています」のようで、小生は「♪死んだはずだよ お富さん 生きていたとは お釈迦様でも 知らぬ仏の お富さん」・・・ナンカナーの感じ。

近隣の住民はもっと洗練された、異次元的な、エンタメのような、癒し系のコンセプトの空間を求めてはいまいか。多摩丘陵と多摩川の間、いずれも徒歩5、6分、この立地を生かしたテーマパークのような・・・

まあ「3密ダメ」のほとぼりが冷めてからの話で、アイデアを募集してのんびり進めるしかないだろう。オバサンたちが「野村不動産と街づくりを共に考える会」なんて創るから小生の出番はないけれど。(2020/6/30)