言葉紡ぎ。

　日なたで猫と機嫌良く、本なぞ読んでいたら、ピンポーン、と来客。
うっかりモニターも見ずに出てしまったら、
お水とお湯が出るウォーターサーバーの無料お試しの営業でした。
いらないですよ～、試しませんよ～、と断るも断るも食い下がる営業マン。
試しません、さようなら～～～、とやっとお引き取り願いました。
　
　お湯を沸かす暇がない、ほど忙しくもなく、
むしろ、がらがら薬缶で湯を沸かすのは手間とも思わないので、
私にとっては無用の長物。

　せっかくあるモニター、ちゃんと使わなくては。

　手紙の文面をああだ、こうだと考えたり、書いたりしています。
なるべく、さらさらと流れていくような文章で、
内容もあまり、ひっかかりがないように。
淡々とした文章を。

　言葉のもつ意味はみな共通で、言ったり、書いたりすれば通じるもののようですが、
個々人のそれぞれの経験やそのときの気分で、
こちらが意図しないような思いもしない意味を持ってしまうことがあると思います。

　ここで文章を書くときは、私の気持ちや感覚にそう言葉を使い、
ひらがなにするか、漢字にするかも私の感覚に合うほうにしています。

　なるべく、私の感覚を捨てて、平べったく。
案外、難しいものですね。