撮影仲間との懇親会。いつもこの時期線路端以外で顔合わせをする。要は飲み会なのだが、仲間内を一つの会としてまとまってから早7年。顔ぶれも随分増えてとても頼もしく思う。女子鉄こそいないが、年齢も職業も生まれも育ちも異なり、共通点と言えば、鉄道が好き、機関車が好き、電車が好きな人達の集まりなのである。その中では、アントンKは長老グループに配属されてしまうのだが、お若い諸君からの生きた刺激を享受し、心新たにして会を終えることが多いのだ。
人間何かに没頭し懸命になる姿は、やはり美しく熱いものを感じ心を掻き立てる。いつの時代も一つの共通な目標を持ち、精魂尽くして立ち向かってきた人たちは、何をやらせてもどこか違ってくると思うのである。ここに集まった人々は、世間では変り者扱いかもしれない。しかし何かしら一度心のスイッチが入ると、誰よりも魅力的な人間らしい姿を見せてくれる人たちだろう。アントンKはそれを確信しているしとても誇りに思っている。
酒の席で話が出た上越国境の写真を掲載しておく。当時はEF16、現在はEH200。機関車は変われど、カメラを向けるファンの気持ちはきっと変わっていない。そしてこれからも・・・
1978-11-03 771ㇾ EF1611+EF15198 上越線:水上-湯檜曽