アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

我が良き友よ~ハチマル

2019-08-29 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

JR各社から秋季臨が発表された。夏臨の時もそう感じたが、やはりどうしても新幹線中心の設定であり、趣味的見地から見回してみてもパッとしなかった。この傾向は、近年特に顕著に現れ、今後も益々そうなっていくことだろう。客車列車の設定は、毎度おなじみの列車たちが名を連ねていたが、電車・気動車に対しても形式の統一化が進んでいるように感じる。いよいよ撮影手法を変えていかないと、自分の中でマンネリの時代に突入してしまう危機感を持った次第。一つの節目を感じている。

今回は、ゴハチとともによく撮影したEF80という電気機関車。もちろん国鉄時代の話だが、国鉄晩年をともに過ごした電機といっていいだろう。但し、ファンの人気度はまるで違い、可哀そうなくらいEF80の人気は無かった。ゴハチと違い、走行線区も限られ台数も少なく、華やかさに欠けていたことは認めよう。しかし、常磐の主として生まれ、まだ首都圏では珍しいと言えたローズピンクの車体を揺らしながら走る武骨な姿は、唯一無二のもので、当時のアントンKにはとても魅力的に映ったのだ。決してスタイルが良いとは言わないが、音やシルエットで、ハチマルだと判る個性はやはり今も忘れがたい。

掲載写真は、臨時急行「十和田」が早朝上野へ着き、その後尾久から東大宮まで回送されるシーン。アントンKは、EF80の団臨も当時は好んで沿線に出ていたが、ブルーの12系や14系をけん引するハチマルも好きで、その色合いも懐かしく思い出深い写真となっている。赤羽付近での撮影だが、付近の様子は、現在とはまるで違うことがわかる。

1979-10-29 回6216ㇾ EF8029   14系10両    東北本線:赤羽付近にて