アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

重連総括運転~ED75

2019-08-25 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

現在、機関車による重連運転は、全国的に見回しても珍しい列車になってしまった。思いつくのは、いずれも貨物列車ばかりで、JRの中央西線や私鉄の三岐鉄道に定期列車として残存している。同一形式の機関車による重連運転は、やはり魅力的な被写体だった。必然的に重連運転にならざるを得ない列車が、足並みを揃えて進む姿は純粋に好きだったし感動したものだ。また重連総括運転ではないが、運用の都合上回送で重連になるケースも散見できる。根岸線や武蔵野線など目立たない線区に今でも残っているようだが、言ってみればこんな非効率な運用は、いつ無くなってもおかしくはない現状だろう。重連になる意味は違っても、被写体としてみれば魅力的なことには変わらないのだ。

昔、国鉄時代に東北本線で撮影したED751000番台による重連特急貨物列車。区間貨物列車でED75三重連列車も存在した時期があったが、やはり王道は、アントンKにとってこの特急貨の方だった気がしている。その目的で生まれた機関車が、文字通り重連運転で峠道へと挑む姿は、頼もしく誇らしかった。きっと、このED75重連運転に変わった現在のEH500でも、同じような頼もしい光景が繰り広げられていることだろう。いずれこの目で確かめに行きたいと思っている。

1980-03-26     ED751034+1028      東北本線:越河付近にて