明日の葉っぱ(8×8)=69

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Money 浜田省吾

2021-04-28 05:52:00 | 僕の音楽日記

1984年
世間はバブルに向かい始め
上り坂
浮かれ始めた空気の中
「お金」をテーマにした
メッセージソングとして
登場させた
浜田省吾さん

詩の内容では
洋画のストーリーを見るような
物語風で歌われてる

小さな貧しい街
貧困にあえぐ街

大金を手に入れて
のしあがりたい
お金に翻弄された人たち
お金が全て
お金によって人生を左右
させられる
いわば拝金主義
お金が神であると

世間を許さない
誰もゆるさない
何もゆるさない
と頼れるものは
お金だけだと


あの時代に
警鐘を鳴らしていた
そんな風にも取れる

マネーゲームに明け暮れ
儲かった。
また、儲かった。
〇〇を手に入れた。
楽しかった。

クローズアップされているのが
そんな浮かれた話が
日々積み上げられて
我も、我もと
次々に泡に塗れ
いい波に乗り遅れないように
足元を気にしないで
まるであの頃の人々は
自分も含め
背中に羽でも生えたように

地面から数センチ浮き上がっていた
感覚の日々

踊らされてたバブル期


メッセージソングとしての
浜田省吾さんの「Money」は
物語風のオブラートに包まれた
時代を皮肉ったロックメッセージだった。

シャウトし、叫び
カラオケでも盛り上がる歌だったのでいい気になって
仲間と歌っていたあの頃だったが

♫純白のメルセデス
プール付きのマンション
最高の女と
ベッドで ドン・ペリニオン

ほしいものは全て
ブラウン管の中
まるで悪夢のように

と歌われてる

時代はバブル
高級外車も手に入るように
なった

ベンツとは言わず
メルセデスと歌われたところが
より高級外車感を醸し出していた

ちょうど
BMWビーエムとか
ビーエムダブリュ
とか今は言うけど
ベンベーという言い方もあった
そのBMWとベンツの二大高級外車は
憧れの的であり
成功のステータスでもあった。

到底もがいても
そんなところに届かない
側にいる者たちの
恨みにも似た
叫び、そのメッセージを
投げかけた
浜田省吾さん

眠ることのない街
お祭り騒ぎの日々
ブレーキを踏まない
加速していくだけの
成功話に溢れ

そこについていけない者たちの
声なき声、
心の叫びを
わすれちゃあいけないと
すくいあげて
メッセージした

時代背景が違う今でも
この歌には
背筋に冷や水を、おとされるような
そんな感覚を覚える

失うものは何もない…

そう最後に歌い終わる

元もと
何も持ってないものだから
お金によって
手にしたものが
多い人たちへの
精一杯の牙を剥いた
感情の一太刀。






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