昔の恋人と町で会う…
女性はその時
どんな気持ちになるのだろう…
僕は一切そんなことは
ないものだから…
高校生の時の
やっとの思いで告白した一学年上の女性と少しお付き合い
しただけで卒業、進級のタイミングで一方的にサヨナラを言われた僕だから
その人と巡り会うことがあれば
何か波がたつのかもしれないけど
そんなことも
本当に一切なく…
この歌のような
場面になる事がないので
ユーミン独特の女性目線の
それも軽やかな前向きなイメージを
持たせた良い歌だと僕は思う。
怨念めいた感情が女性なら湧き上がることはあるだろうが
そこがユーミンらしいとこで…
「今」をもって
過去をサラリと
微笑んでやり過ごす感覚
good luck!という
フレーズを使う粋な女性。
頑張れ!とエールを送る
人としての温かみ慈しみも込めて
昔愛した人が幸せになってほしいと願う
心の大きな女性に変わっていった様を見せてくれる。
♪傷ついた恋なのに
もう跡形もないのよ
と…
もう…と表現するあたり
払拭した気持ち、未練もなく…
跡形もなくという言葉をチョイス
するところなんか
完全に恋は砕かれた感じなのでしょうね…
未練すらもたない、もたさない
跡形もない恋って…
逆に双方にとって潔良さも手伝って
「今」に向かっていけたのかも
しれない。
今の彼との付き合いが揺るぎない気持ちとして固まってる証拠。
元カレとあって心が揺れる
今時の女性とは違い?
潔ささえ感じる。
でも…
町で偶然会ったら
泣き出しちゃうんじゃないか?と
思っていたのに…
その感情が沸かなかったようで…
この辺から僕は
女性って
別れてしまえば
サバサバするものだろうと…思い、
別れた後
女性はすぐ曲がり角を曲がって消えてしまう、後ろを振り向かない
男性は
いつまでも
振り返り振り返り
真っ直ぐな道を歩いていく。
女性は
曲がり角があればサッサと曲がって
次の道へと最短を探す
そんな移り身の速さを感じるのは
僕だけなのだろうか?
ここまで言うと言い過ぎかもしれないけど
それだけ女性はドライ
で男性はひきづるものなので…
でも本当はそれを表さない
女性の強さなのかもしれない
むしろ早く角を曲がって消えてしまう
女性の方がほんとうは
見てしまうと未練が湧いてくるゆえ…
サッサと切替男性の前から姿を
消すのだろうか?
バスに乗って帰る女性
そこで予期せぬ
昔の彼と町で会った。
というより
見てしまった
そんな設定。
少し心が揺れたのは
♪やっぱりあなた
送って欲しい
私のバスが遠く消えるまで
なんだかんだいっても
心は揺れたんだ。
今の彼に見送って欲しいと…
そして
今の彼がみても不思議ではないバスの窓に書いた文字。
good luck &goodbye
あの人に向けてとあるけど
あの人には多分届かないし、あの人は見てない。
むしろ
この女性の心に向けて
書いたバスの窓の文字
「good luck&goodbye」
だったのかもしれない。
荒井由美時代の隠れた名曲。だと僕は思う。ハイファイセットとのコラボは
やっぱりオシャレ〜!