明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

おやじの唄 吉田拓郎

2022-04-22 00:16:00 | 僕の音楽日記
父親が息をひきとった
一本の電話が鳴る
23時19分

享年89歳
特養に入所して13日
ここ数日で容態が急変

覚悟はしていたここ数日
このあと実家へ戻ってくる


意識のあるうちに会えなかったのは
僕だけだった

距離のあった僕と父親

お父さん
父さん
オヤジ

なんて呼んでたんだろうか?
僕は父親のことを
ふと思う…


「父さん」だったか?

ひと様には
「父親」といい

本人をまえにしては
「父さん」だったか…


僕の中では
「オヤジ」だったか…
 



お疲れ様。
ありがとう。








ドラマティック・レイン 稲垣潤一

2022-04-21 17:17:00 | 僕の音楽日記
雨だ…
雨…


雨は憂鬱だけど
この歌がヒットしていた頃
の80年代は
以外にも雨の日も好きだった。

ヨコハマタイヤのCMソングで
流れていた
ドラマティックレイン

♪ドラマティック〜〜〜
(ためる)

レイン〜!


って歌いだす

レインってワードが際立つ
キャッチーなサビ。


80年代は歌謡曲ニューミュージック入り乱れての乱立の時代

作詞家においても
阿久悠さん
松本隆さん
そしてこの歌の作詞者
秋元康さん

ドラマティックレイン
作詞秋元康
作曲筒美京平

筒美京平サウンドってわかるくらい洗練されたどくとくのメロディライン
これぞPOPsといっていいほど
飛び跳ねている。


ソングライターでもある
稲垣潤一さんがここまで
歌いこなしていることが
なにより素晴らしい。

ニューミュージックの時代
作曲家の先生の歌を歌うことへの
抵抗もあっただろうが
それをも払拭するほどの
歌いこなし

詩、歌、ボーカル、アレンジ
見事に噛み合っている
ドラマティックレイン


僕は稲垣潤一作品の中では
このドラマティックレインが上位にくるほどの好きな作品でもある。


雨だけど…
雨の日だけど…

心動き出す
ように背中を押されて
モヤモヤ感を打ち破るような
そんな歌
【ドラマティック・レイン】




冬京 伊勢正三(風)

2022-04-19 18:02:00 | 僕の音楽日記
1977年リリースの
「風」4枚目のロスでの録音アルバム
【海風】に収録

冬の京と書いて
(とうきょう)と読ませる

東京での冷たさ、やるせなさを
重くならないティストで
サウンドにうまく絡んで発表された
アルバムでの
「冬京」

YouTubeでは
伊勢正三さんの
アコースティックギターと
ブルースハープでの
珍しいスタイルでの
「冬京」

ぼくの胸に顔をうずめて
潮の香りがすると
故郷のない君だから
わかるのだろう


あの頃ぼくは何のために
君と同じ朝をむかえてたんだろう



読みかけの本にしおりを
はさむ人もいない
こんな淋しさそれも東京
そして生きていくため

暖かい愛がなければ
冬は越せはしない

歌詞に見る
君という存在がない心の虚しさ
寒さ、

比喩表現として
(読みかけの本にしおりをはさむ人もいない)という
言い回し
この独特にして
非常にピンポイントで
ある意味
わかりづらい表現の中に
正やんの詩の深さがある。

かぐや姫時代から
そして、ソロと
正やんのつくる詩には
わかりやすい部分で共感を
呼ぶ部分と
この詩のように
独特な部分がたまに存在する
実体験から切り取ったような
不特定多数にウケるものとは
正反対な部分
それもある意味
作り手の世界として
その行間に情景を浮かべながら
作品の意味を深く落とし込むことに
一役買っているようで…


作品の雰囲気から
アレンジを起こすと
アコギでの
初期の風のスタイルにありがちな
世界になるところを
サウンド重視でうまく
そこを切り抜けているし、
このYouTubeでみる
正やんのアコギでの
力強いストロークとハープでの
演奏は
作品の中の弱々しい世界を
払拭するかのごとく
あえて力強く表現しているようで
これはこれでいいのです。




虹とスニーカーの頃 チューリップ

2022-04-18 06:57:00 | 僕の音楽日記
1979年発売の
チューリップの新曲
「虹とスニーカーの頃」


♪ワガママ は 男の罪
oh〜
それを許さないのは
女の罪

若かった
ohh〜
何もかもが
wmm〜
あのスニーカー は
捨てたかい?


サビから始まるキャッチーな歌い出しで
当時
スニーカーというコトバが出てきた

いわゆる
運動ぐつのこと
なんだけど
スニーカーというだけで
オシャレに聞こえる
この辺がニューミュージック
の領域にもうなってる。

比較しても
吉田拓郎さんの
「金曜日の朝」という
安井かずみさん作詞の歌がある


だけど今でも気にかかる
君と映画を見た帰り
小雨に濡れた運動ぐつ
赤いドアに脱ぎ捨てた
と歌ってる


その当時1973年だから
もう6年も経つと
運動ぐつ
とはいわなくなった。
よくいってシューズ

スニーカーというコトバが斬新で
カッコイイ
やっぱり
converseとかのキャンパスで流行った感じをイメージする

あの頃あたりから

オシャレは足元から…と、
言われるように
靴にもデザイン性や
機能性が上がり
オシャレになっていった
そんな時代。

とにかく軽く
しなやかに
そして
オシャレに
そんな社会的に
音楽的にも変換期に入ってきた
1979年

だけど
サビの歌詞の
♪ワガママは男の罪
それを許さないのは
女の罪

とまで断定的に
言い切りで
はじまるこの歌詞に
逃げ道はない

ワガママ=罪(男)
ワガママを許す=罪(女)


罪状認否のような
ものものしい
感じもして
逆にある意味
キャッチーだった

刷り込まれるコトバって
やはり少々大袈裟でなくては
人の心を取り込めない

聴く側にどれだけインパクトを残すかが
印象に残る作品かということの
別れ道はやはり
そういう意味では
歌詞の大切さは
曲のみならず
ヒット曲にして大きなウェートを
占めるのだろうね









あの日のこと かぐや姫(山田パンダ)

2022-04-12 19:59:00 | 僕の音楽日記
あの日のこと…

ほら、あの日だよ
で、
通じれば話は早い

あの日のこと

……


ふたりにとってどれだけ
変化していった日だったか……
きっかけを必要としていたのか

僕はあの人に
誕生日おめでとうも言えずに
言うべきコトバを
塞がれてどこか隅に押しやられ
それっきり


あの日のこと

君はあの日のことを覚えていますか?
もう、わすれていいんだよ
正当化していいんだよ

でも僕は自分の感情に素直に
なりたいと
思ったものでした。


あの日夜の海に沈んだみたいで
季節の巡ることも
忘れていました。…

風が優しいことも
忘れていました。