人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

捨てることから始まる終りへの道

2013-09-24 21:35:01 | 判断は勝手

終活と書くのがほんとだろうが、これまでも人生は拾って

なんとかなってきた。

同窓会は勝ち組が集まる場という人がいる。

なんで勝っていると言えるのだろう。なにを基準に優劣を決めよ

うと言うのか。

そんなことより、私は人生の幕引きをどうするかかが気にかかる。

せめて、身辺整理から始めようとすると、おれはなんと整理の下手

な人間であることを思い知らされる。

整理をするということは、何を残してなにかを捨てるわけだが、これが

うまく行かない。

例えば本。本を見れば人の人生が分るというから、今は人に本棚を

見られるのがいいやだ。

本人がいいと思っても肉親でもお荷物に過ぎない。

私が死んだら、残す事を考えずにすっきりと捨ててもらいたい。

本だけでも厄介なのに、人間がしこしこ残したものは、他いもいっぱい

ある。有名な学者でもあるまいし、屁みたいな業績も残さず捨ててしま

ったら、すっきりするだろう。

 


新レンズは使えるか

2013-08-15 19:53:00 | 判断は勝手

佐渡島へ渡る時に地面にカメラを落として、レンズが

壊れた。レンズが身代わりとなってカメラは無傷だった。

代わりのレンズを求めていつものように、ネットで調べる

とおびただしいズームレンズが出てきた。レンズの値段

はぴんからきり。カメラ本体より高いレンズがずらり並ぶ。

なかで、18~200ミリのズームレンズでめちゃ安いのが

眼にとまった。

プロの人から見ると、おもちゃであろう。細かいこといわず

にそこそこ撮れればいい。そう、思って使用した人達の意見

を読むとまずまずの判定だった。

こういった場合、買うか買わないかの問題である。買った。

TAMRON AF18-200mmF/3.5-6.3

(キャノンのコンパクトカメラで接写した、しっかり撮れている)

壊れたレンズを、新レンズで接写したが、ややピンボケ。

(シンプルのようだが、修復はできない)

200mmで遠景。

(38度の天気で遠望がかすむ)

200mmで近景。

続いてマイカー。

こんなものか。今持っている純正の70-210mmにはかなわないかも。

 

 

 


「そんなことして、何になる」

2013-08-06 20:53:22 | 判断は勝手

今年の夏は友人二人の墓参りをしたい。

まず新潟へ来る途中に福井市にS君の墓を訪

ねた。

墓は無く、家にぽつんと置かれた骨壺の中に

彼はいた。

阿弥陀経をあげた。

写真の彼はなんとも言えない顔をしていた。

ん?

そう、彼は世の中の仕来たりにうとい、という

より、当たり前のことを無視する性格だった。

 

私がお経をあげるものだから、困惑したに違い

ない。「そんなことして、何の意味がある?」

 

しかしおれは、これで区切りをつけたつもりだ。

「さよならS。お前もおれも、はんぱやったな」

 

いずれ、おれもあの世とやらへ行くが、Sとは会わ

ないだろう。

あの世とは、なにもない〈無〉の世界と信じている

から。

 

 


神はあるか、魂はあるか

2013-07-23 21:29:00 | 判断は勝手

アマゾンで「人は死なない」という本を買った。日にちがかかったが、

忘れたころに本はやってきた。

著者は東大医学部教授。私も肩書きに弱い方のようだ。

お医者さんが魂を語るか、と興味を持った。

私はベッドで眠る前に、「何分持つか」という判断をする。

このような新しい知識を得ようとする本は、次のような順序で読む。

一番大事なページは〈はじめに〉、次に〈あとがき〉。

そして、本の意図するところを、狙い打ちする。

記者時代は資料を得たいための読み方だから、本を開くとまっすぐ

目的のぺーじを探し出す。だから時間はかからない。

この本は?。5分と持たなかった。

興味のある人はしっかりと読んだらよろしかろう。

これでは、なんの説明にもならんが。

 

 


粗食は貧しい食事に非ず

2013-07-14 20:53:14 | 判断は勝手

「腹八分目」、「粗食がいい」とかいう人がいる。

「八分目」はともかく、「粗食」に疑問を持っていた。

粗末な食事と混同していたからだ。

 

昔、私が知っていた禅宗のえらいお坊さんはうどん

一杯で一日を過ごしていた。全然エネルギーが足り

ないと思うのに、法話をよくなされていた。

これ不思議。

 

《なぜ「粗食」が体にいいのか》という本を買った。

内容はいろいろあるが、欧米型になり、主食より副

食を多くとるようになった。朝は「ご飯,みそ汁、納豆

漬物」をしっかり食べよ、とある。

 

それなら、納得だ。日本型の朝ごはんなら「粗食」では

ない。

 

体に悪いものは避けよと書いてある。至極当たり前

である。代表格は薬漬けの養殖魚。タイやハマチ。

ハマチなどを通してなにを食べさせられているか、分

らない。

 

その点、イワシ、サバ、サンマなど安い値の魚は養殖

をしないから安全だというわけだ。しかもDHAだのE

PAなど栄養素が豊富に含まれている。

 

いろいろ体に良いことが書かれてある。寝る前に3ペ

ージほど読むと、よく眠れる。私のブログのように。

 


夏に遺品整理をすれば

2013-06-18 07:21:44 | 判断は勝手
 
遺品整理とは、自分が溜めこんだ本とか背広
とか。78歳の年寄りが押し入れや本棚を掃除
をすると、仕舞い支度になる。大掃除プラス
かな。

テレビでいろいろな相続問題を取り上げていた。
親が亡くなったあと兄弟たちに残された財産は、
莫大な借金だったー。財産の取りあいどころか
深刻な事後処理が待っていた。

これ、死んだ人が無責任極まる。
なにもかもほっぽって「後は勝手にしてくれ」
はないだろう。生きているうちに整理しておけ
よ。

遺品整理は、生きていたら毎年夏にしようと思
っている。なぜ夏かというと、秋だったら感傷
が残って整理の足を引っ張ると思う。夏は思い
切って捨てられるよ。

人間は生まれながら善人ーこれ信じる

2013-06-13 16:56:14 | 判断は勝手
京都大学の調査で分かったこと。
新聞の報道で、初めて分かったように出てたようだが、
私は孫が生まれてから、じっと見ていて知っていたよ。

京大の実験では、生後10カ月の赤ちゃんに図形を用
被害者、加害者などを設定して、試していた。

そんなことをしなくても、似たような年ごろの孫は、
アニメ映画で悪者が出てくると短い足空を蹴ったよ。

「へー、赤ちゃんでも悪人が嫌いなんや」 私はすごく
感心したことを覚えている。

赤ん坊が唯一の抗議手段として、足をばたつかせるしか
ない。

シロクジチュウ赤ん坊に接している母親なら、実験しなく
ても知っているのじゃないかな。


病院で、番号で呼ばれて怒った男

2013-06-11 17:32:25 | 判断は勝手
私がお世話になっている病院では、入口で番号入りの
紙の腕輪をつけ、以後診察から支払いまで全て与えら
れた番号で行動する。

番号制はいまやどこの病院で定着し、患者側から異を
唱える人はほとんどいないように思っていたら、「人を
番号で呼ぶとはけしからん」と怒り、医療費も払わず
帰っていまった人がいたとテレビが報じていた。

その人物が県議であったことで、ニュース性が強くな
ってしまった。

こんなことで怒っていたら、将来、国民皆番号制になっ
たらこの男、気が狂うのではないか。

すぐに思ったのは、数日前に書いた新人社員の電話の受
け答えー

「なに様でいらっしゃいますか」 ぴったりくっついた。

この議員、社会から相当なパッシングを受けた模様だ。


でもよ。分かっていて行動に出たとしたらー
いつの間にかして慣らされている世の縛りにあえて異を
唱えたとしたら。

だが、医療費を払わず帰ってしまっては、理屈もへった
くれもないのでは。

面白い日本語ー高級編

2013-06-01 08:39:14 | 判断は勝手

天声人語もたまに面白いことを書く。
ある英語ができない社長、商談の最後に
云い放った唯一の英語。
「ワン・プリーズ」
翻訳に困った通訳に、「一つよろしく」だよ。

新入社員が電話をうけている。
「あなたは、なにさまですか」

beで「気持ちが悪い日本語」の1位は
「1000円からお預かりします」
2位 「全然似あいますよ」
3位 「ギターの音が耳ざわりいい」

高級編としたのは、日本語を教える先生にお聞きします。
どのように教えられますか。


映画「舟を編む」の面白さ

2013-05-18 17:53:40 | 判断は勝手
映画「舟を編む」を観た。
20数万語を要する新辞書を15年がかりで編集するという壮大で、恐ろ
しく地味な内容の仕事を成し遂げる内容。2012年の本屋大賞に輝いた
三浦しをんの作品を映画化したものだ。

映画館は相変わらず、予告が多くて長い。まばらな客席に向かって、映
画を複写すると1000万円の罰金だとかつまらんお知らせを、毎度見せ
つける。

最近の映画の傾向ははなんとか実行委員会とか、プロデュースした
企業がらずらずら並んでいる。本屋さんが辞書の話か。なんか、我田
引水のような。


辞書の編集に焦点を当てる企画は、「へー」と思う。辞書は使ってみて
便利だが、辞書作りをしてみよう思う人がいたら、お目にかかりたい。
映画では、そのお目にかかりたい人たちが出てくる。

考えてもみよう。15年先、出版の世界どうなるか。いまでも電子辞書が
ばんばん出てくる。紙の本は残っているかどうかもわからない。
辞書をつくれといわれたら、私には無理、別の仕事を探す。

映画では新語をみつけるために、若者たちの会話に聞き耳をあり立て 
たりしているが、大半は間違い探しの作業が続くのだと、思う。

辞書に一字でも間違いあってはその辞書は売り物にならない。映画の
ように眠さをこらえての作業はありえない。そこは映画。ぼーとした主人
公にあんな美人で出来た女性に好かれるのも、映画。といって、目的に
向かって妥協を許さない男の姿勢に注目。

私は今日の仕事は明日分かるという新聞記者を長年やっていた。辞書
という息の長い世界は憶測の域をでない。しかし、文字の持つ恐ろしさ
を十分に認識している。