夕暮れの京都駅は好きだ。観光客がぐっと減って、家路を
急ぐ人、これから空港へ向かう人、北陸のどこへ行くのだ
ろう、家族連れ。家から地下鉄に乗っても10分。そうだ
0番線のうどん屋へ行こう。
話は脇に寄るが、大阪駅に大屋根がついたほか、周辺ビル
が変化したという。駅のホテルで同窓会があったので、
見学した。大したことなし。京都駅の方がよっぽどましと
いうより品格が全然違う。
ところで、京都駅にはプラットホームは何番まである。0
番があること、長さでは日本一であることは知られている。
京都駅のプラットホームは34番まである。ただし、実際
にあるのは0番から、11~14番までの新幹線と30番
関西航空線(特急はるか)と嵯峨野線の30~34番まで
で、途中15番から29番まではない。空、からなのだ。
嵯峨野線には新型特急が走っている。287系だ。内部は
明るく、座り心地がよさそうだ。
嵯峨野線のプラットホームは0番の延長にあるが、途中
の通路が薄暗い。待合室も最近できたようで、うどん屋
のほかに売店もないから、全般愛想がない。
うどん屋には以前、神戸の大学に通っていたころ、山陰
線に用がなくても、よく食べに行った。
0番ホームを大阪方向へどんじりに、すごい陶板がかかっ
ている。清水寺など市内の観光地が描かれている。ご存じ
ない方は、570メートルあるホームを歩いて、ぜひご覧
ください。
久しぶりに食べたうどんはうまかった。