祇園に「うどん博物館」が出来た

祇園といっても南座の近く、「一銭洋食」をご存じ？
その隣に「うどん博物館」がオープンした。

ド派手な「一銭洋食」に比べ、地味な店構え。
横の細い廊下をくぐって店にいたる。
ところが、ここは高級料亭だったという建物。
入口にうどんの見本がずらり並ぶ。

「耳うどん」（栃木）や「かすうどん」（大阪）、「水沢うどん」（群
馬）など４５種類。さすが博物館だ。うち実際に選べるのは
２６種であった。いろいろなうどんを楽しめる
よう器はこぶりである。

行列に並んで私が選んだのは「だんご汁」（大分）と「讃岐
うどん」。合わせて１０７０円。

讃岐うどんの中には、卵の黄身が入っていた。「団子汁」は団子の
イメージと違って平べったい生八橋の形。
いずれも、だしがおいしかった。
元料亭らしく、あちこちに部屋があって、お運びさんが忙しい。

帰りがけに係の人に「団子汁」はどこの県だっけ」と確かめた。
「え？」　答えはなかった。

無理もない、店？はオープンしたばかりだった。そして、種類が
多すぎる。

博物館は一般財団法人が運営している。

（「うどん博物館」は現在営業していません）