京都駅のゼロ番ホームへ北へ
向かう特急サンダーバードが
間もなくやって来る。
「あのー、自由席はここでい
いですか」
私の後ろに並んでいた老婦人
が声をかけて来た。
会話に動きが出て、私は上越
へ行きます。夫人は「武生」
と言った。
「ずっと前、武生にいたんで
すよ。家の前にきれいな川が
流れていて」
「、何のお仕事をしていらっ
しゃったんですか」
「新聞社です」
「もしかして、朝日新聞?」
「そうです」
私はその前の荒物屋です」
「え?覚えています」
多分、50年前も前の話なの
しばらく、武生の名物、神社
に思い出をたどった。
自由席は一つ一つしか空きが
なかったので、「お元気」で
と会釈すると、それぞれ北へ
向かった。
向かう特急サンダーバードが
間もなくやって来る。
「あのー、自由席はここでい
いですか」
私の後ろに並んでいた老婦人
が声をかけて来た。
会話に動きが出て、私は上越
へ行きます。夫人は「武生」
と言った。
「ずっと前、武生にいたんで
すよ。家の前にきれいな川が
流れていて」
「、何のお仕事をしていらっ
しゃったんですか」
「新聞社です」
「もしかして、朝日新聞?」
「そうです」
私はその前の荒物屋です」
「え?覚えています」
多分、50年前も前の話なの
しばらく、武生の名物、神社
に思い出をたどった。
自由席は一つ一つしか空きが
なかったので、「お元気」で
と会釈すると、それぞれ北へ
向かった。