京都のくろ谷さんといえば、浄土宗大本山「金戒光明時」をいう。
始祖法然上人が比叡山を降りて初めて道場を開いた地として知
られる。
近年山門の修復工事をしていたが、このほど完成し、11月1日か
ら一般に公開を始めた。早速,行って来た。
手始めに入山料を払う。今回は期間限定の特別拝観ということ
で、800円。御影堂、庭など600円。セットで1,200円。中を見
たことがなかったので、セットで観ることにした。
新島八重のNHKドラマで有名になったが、くろ谷は会津藩
が陣を張ったところ、一帯は小高い丘になっている。
従って、山門の上から見る京都はまさに360度の眺望だ。
近江からの東海道筋も目の前ではないか。五右衛門の「絶景
かな」と言った南禅寺の山門よりはるかに見晴らしがよい。「会津
の侍たちは、ここから京の街を監視していたのでしょうね」と係り
の女性に尋ねたら「そうでしょうね」とのこと。
山門はすごい勾配で、階段には引っ張れば揺れる頼りない綱を
握って上らなければならない。75歳以上にとって、このうえない
怖さだった。《危険ですから、勇気が必要》との断り書きが必要。
最近、特別拝観料が安くないと気づいている。私はこう考える。
1,200円の拝観料のうち1,000円はお寺への寄付、200円が
拝観料。拝観料とするので、なに見せてくれる?とさもしさが生
まれる。
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