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はらのむしやしのうてんねん

2013-10-09 18:39:21 | 本は 面白い

はらのむしやし、と読んだらあきまへん。

はらのむし、は腹の虫。

やしのうてんねん、は養うてる。

これでわかるでしょ。腹の虫を養うということは、

少量のご飯食べること。

「あんた、よう食べるなあ」とからかわれたら、

「むしやしのうてんねん」と切り返す。

〈米朝落語全集〉に「京の茶漬け」という一話がある。

こんな風に語られているそうな。

『自分一人のこっちゃさかいお昼はまあ、虫養い程度で』

 

京ことばはいわゆる関西弁と趣を異にする。

むしやしない、も直接な言い方ではなしに、あたりの柔らかい

言葉を選んだ。これが京都人。

京都ことばをぼちぼちだします。

 

 


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