恋ひ恋ひて 逢える時だに・・・

風呂に入って夕刊を広げるのが日課になった。
紙面の片隅から、今日も玉を見つけた。

恋ひ恋ひて　逢える時だに　愛しき（うるわしき）
　言（こと）尽くしてよ　長くと思はば
　　（大伴坂上郎女の歌）

ナカニシ先生の「万葉こども塾」から。

長く逢えなくて、やっと逢えた時だけでも喧嘩
になる言葉はやめて。長く仲良くしたいのなら。

ナカニシ先生がいうには、「うるわしい」とは破
綻のない美しさ。おたがい相手を傷つけまいとす
る心配りです。

国連では北朝鮮への制裁決議に対して、北朝鮮も
南北合意破棄を宣言。

「お前が悪い」の争いは果てしない。

私には、言い合った相手は墓の中。

晴れた日は嵐電に乗って

晴れに日に家に閉じこもっていると、大損をしたような気分
になる。さて、今日は久しぶりに嵐電に乗るか。

嵐電の起点、四条大宮駅に行くと、「今日はむらさきや」
と幼児が母親に報告する。

調べると、車両はモボ２００１型で、新造車両だった。源氏物語
１０００年紀にちなみ、「紫のゆかりちゃん」と呼ぶらしい。

西院（さい）－蚕ノ社ー太秦（うずまさ）広隆寺ー帷子の辻と市
内中心地を横切って走る。途中、道路の真ん中を車と並んで
走る。太秦には映画村があり、乗り降りが多い。

帷子の辻で北野線が枝分かれ。
来たのはモボ21型。レトロな飾り屋根がついている。

北野線の鳴滝駅ー宇多野駅間は桜並木が続き見ごろにライト
アップする。
御室仁和寺で下車。

この駅はテレビや映画でよく登場する。

近くの踏切の光景も気に入った。

逆の方向に仁和寺が見える。
このあと仁和寺に向かった。

♪もうすぐ春ですよ

3月に入っても、風は冷たく吹きつける。
春を求めて植物園へ行ったら、ここはすでに春満開。

菜の花

チューリップ

何の花かはプレートをご覧あれ。
ここは温室の暖かさ。人に交じって蜂も訪れていた。
♪もうすぐ、春ですよ♪。

梅は咲いたか隋心院、小野小町のよりどころ求め

同じ伏見区に小野小町で知られる隋心院がある。そろそろ
梅がほころびるころと、マイカーを走らせた。

残念ながら、梅はまだつぼみ。
隋心院は小野小町で有名だ。

表は薬医門と呼ぶ。なかなか壮大な寺院境内が山科の郷に
展開する。寺は真言宗善通寺派の大本山。

拝観入口に、百人一首の「花の色は…」の歌碑が刻まれている。
400円の拝観料を払って庫裡に入ると、太い橋がドーンと立つ。
趣のある玄関に圧倒される。

本堂などでお参りし、庭園を眺める。
いたるところ、撮影禁止の張り紙。

なかで、小野小町の由来の地が全国、３０か所もある説明が
面白かった。

小町は秋田県湯沢市小野が生誕地といわれるが、確証はないそうだ。
山科の小町は晩年を過ごしたとされ、卒塔婆や小町像などの史跡が
残っているが、残された絵でも後ろ姿が多く、本当に美女であったか、
真偽は分からない。

ユニークな催しとして「はねず踊り」が3月31日にある。