トマト第一号が 色付きました
思いがけない 赤です
今年の種が届く前に 冷蔵庫で燻っていた種をダメ元で蒔いたトマト
蒔いたのは 黄色いミニトマトの種だと思っていたから 赤く色付いていて嬉しいビックリ
ホームセンターの種売り場で 「酸味の無い」 との表示を見て気に入り 甘いトマトを期待して育てたことがありました
酸味が無いだけでなく 甘くも無くて 美味しくもない ただのトマトだった あの時の種
この種が あの時の残りだと思い込んでいたのです
ただのトマトでも 食べないよりは食べた方が何らかの栄養にはなると思って蒔いたトマトでした
嬉しい誤算です
今日は 夫を送り出して涼しいうちにと6時に畑へ
スイカに肥料を施し 伸びたトマトの枝を支柱に誘因
そのうちに陽が高くなり 近所の保育園が騒がしくなりつつある
働くママたちが お子さんを連れて登園する時刻らしい
保育士さんか保護者かの声に交じって けたたましい園児の泣き声
言葉は判別できないけど 仕事に向かうママから離れたくないらしい
強引に引き離されたのか 更に泣き声は大きくなり
その方向へ目を向けると
出勤らしい出で立ちの女性が 振り返り 振り返りながら 園舎から離れる
切ないよね
20年以上も前になる
息子が お迎えのバスが来ても 泣きわめいて私にまとわりついた
私は無職だったから 園まで送り届けて家に戻り そのあと幼稚園に行って そっと教室を覗かせて頂くことがあった
ある日の お弁当の時間
たぶん それ前まで泣いていたのでしょう 息をヒックヒックさせながら それでも ちゃんと席について 「いただきます」 の合図を待っている息子がいた
その姿が切なくて切なくて
その日からだ
小さなお弁当箱に 朝から大豆を煮たりして精一杯の愛情を込めるようになった