娘宅のジュニアくんが 一日遅れで 父の日と 私の誕生日プレゼントを届けに来た
パパと パパの実家のパパのこともあるし 私の誕生日も重なったので当日は慌ただしかったらしく ラインには 一日遅れをカバーするかのように お祝いスタンプのオンパレード
父の日のプレゼントは 一昨年あたりから流行している携帯扇風機の進化版でした
進化版と言っても 私が知らなかっただけかな?
ヘッドホン型のデザインで 二つの小型扇風機を首からかける形
このあと訪れる夏の電車通勤を踏まえたプレゼントかな と思った私だけど
それに比べて 私には なんともささやかな パンダのバームクーヘン
夫は ラインで 扇風機を身に着けた画像を送り ありがとうの気持ちを伝えてから 「こんなの着けて電車に乗るわけにはいかないから 畑で使ったら?」 との夫の言葉で バームクーヘンの意味を察した私である
リタイアして ウォーキングに励んでいる婿くんの実家にはピッタリの品だけど 父親の性格を知る娘は たぶん そう言うであることを想定しての選択だったのでしょう
そんなわけで 一日遅れの訳は分かったけど 私の誕生日に もう一つ気になることがあった
いつも 時には午前零時を見計らって スマホに歳の数だけローソクを立てて送ってくれる 幼馴染のヨー子ちゃんからは 夜になっても音沙汰無し
翌日になってから 電話の着信が残っていたので あとでゆっくり話せる時に回電しようと思い 忘れてしまっていたら 二日遅れの今日 簡単な お祝いメッセージがあった
「ゴメン 電話するのを忘れた」
と返信したところ
やはり なんとなくの胸騒ぎは当たっていたようで
地元の地主さんに嫁いだ彼女
議員さんであるご主人のサポートやら 農家並みに広大な敷地の管理に加えて 嫁いだころは健在のご両親に仕えていた
若いころから エネルギッシュな彼女は輝いていたけれど
彼女の実母さんは 長男ご夫婦さんと暮らし お嫁さんのお世話が行き届いているにもかかわらず 実の娘であるヨー子ちゃんに頼りたくなる心理は よく分かる
嫁いだ時から 自分に与えられたものとして「子供が親の面倒を看るのは当たり前」 と口にする 当時は偉そうに見えたヨー子ちゃん
去年までは 特に感じることは無かったけれど 珍しくネガティブな文面から 二人の母親の介護とは私が想像する以上のことなんだと思う
幼馴染の誕生日を 律儀に祝っている場合じゃない
二人で還暦旅行をする約束も実現できないまま 今年も誕生日を迎え そして過ぎていった