立春を過ぎ、三寒四温の言葉通りに寒暖の日が交互にやってくるような印象があります。春一番かと思わせるような風も吹き、少しずつ春に向かって季節が動き始めている感じがします。
家の庭や畑には、まだ雪が溶けずに残っていますが、日当たりのよいところから地面と緑が少しずつ顔を見せ始めてきています。もう少しすれば、雪もすべて消えそうです。
毎年、庭の一画に ふきのとうが芽を出す場所があるのですが、今はまだ雪に覆われた状態です。雪の下で春を迎える準備をしていることと思います。雪が溶けたら一気に芽を出すでしょうから、その時を逃さず収穫をして 春を味わわせてもらおうと思っています。
近くの水田には渡り鳥の雁や白鳥が群れをなして舞い降り、餌をついばんでいる様子を見かけるのですが、寒さがゆるむにつれその姿も少しずつ見られなくなることと思います。
晴れた日の空の青さも、凛とした色合いから穏やかな色合いへと変わりつつあるような印象を受けます。吹きつける風も、冷たさを心地よく感じられるようになってきました。
こうして 一日一日 近づく春の息吹と気配を感じていくのでしょう。
3月になれば、卒業・進級・進学・就職・転勤と いろんな行事や新たな旅立ちの中で、あわただしく人も心も動く時期を迎えます。2年目の3.11もやってきます。
だからこそ、今はゆったりとした気持ちで 春と向かい合う時間を大切に過ごしていきたいものだと思っています。