〇 「クリスマスには おくりもの」 さく・え:五味 太郎 絵本館
人間味あふれるサンタが登場する 私にとって一番のお気に入り絵本です。
どんなところに人間味を感じるかといいますと、おくりものを届けるサンタが自分の
ベッドにもおくりものを入れるくつ下を下げていたことです。いつか、自分もおくり
ものを受け取る日がやってくるのではないかと夢見ていたのでしょう。
そして、その夢がかなう日が訪れます。何度目かのおくりものを女の子のもとに届け
に行ったサンタは、おくりものを入れるくつ下の中に、自分宛のおくりものを見つけ
ます。大喜びのサンタは、そのおくりものを大事に抱えて家へと帰ります。
おくりものは何だろう、開けちゃおうかなとサンタは思ったのですが、くつしたに
おくりものを入れて朝までがまんすることにします。
この場面にもサンタの人間味が感じられ、そのうれしさが伝わってきます。
おくりものは、何だったのでしょうか。それはくつ下でした。
冷たい夜におくりものを届けて回るサンタの足を気遣い、女の子はおくりものをくつ下
にしたのだと思います。
その朝、足にぴちっとする気持ちのいいくつ下をはいて、サンタは教会に出かけます。
そして、そこで会った女の子を見てこう思います。
すてきな女の子になったものだ!
その女の子は、来年のクリスマスには手袋をあげよう と心の中で決めていました。
長い説明文になってしまいましたが、絵本の中では簡潔な言葉でわかりやすくサンタの
様子や思いが、ほのぼのとした絵とマッチして描かれています。
サンタクロースは、おくりものを届けるだけではなく、受け取る子どもたちの成長まで
あたたかく見守り続ける存在なのかもしれません。
五味さんの絵本には、しかけ絵本もあります。
〇 「まどから おくりもの」 さく・え: 五味太郎 偕成社
ヘリコプターに乗ってやってきたサンタクロースが登場します。窓(これがしかけとなって
います)から見た様子から動物たちにおくりものを届けるのですが、それが勘違いのもと。
用意したおくりものを異なった動物に届けてしまうことになってしまうのです。
それでも、おくりものをもらって動物たちは大喜び。
五味さん流のユーモアがあふれた 楽しい絵本です。
人間味あふれるサンタが登場する 私にとって一番のお気に入り絵本です。
どんなところに人間味を感じるかといいますと、おくりものを届けるサンタが自分の
ベッドにもおくりものを入れるくつ下を下げていたことです。いつか、自分もおくり
ものを受け取る日がやってくるのではないかと夢見ていたのでしょう。
そして、その夢がかなう日が訪れます。何度目かのおくりものを女の子のもとに届け
に行ったサンタは、おくりものを入れるくつ下の中に、自分宛のおくりものを見つけ
ます。大喜びのサンタは、そのおくりものを大事に抱えて家へと帰ります。
おくりものは何だろう、開けちゃおうかなとサンタは思ったのですが、くつしたに
おくりものを入れて朝までがまんすることにします。
この場面にもサンタの人間味が感じられ、そのうれしさが伝わってきます。
おくりものは、何だったのでしょうか。それはくつ下でした。
冷たい夜におくりものを届けて回るサンタの足を気遣い、女の子はおくりものをくつ下
にしたのだと思います。
その朝、足にぴちっとする気持ちのいいくつ下をはいて、サンタは教会に出かけます。
そして、そこで会った女の子を見てこう思います。
すてきな女の子になったものだ!
その女の子は、来年のクリスマスには手袋をあげよう と心の中で決めていました。
長い説明文になってしまいましたが、絵本の中では簡潔な言葉でわかりやすくサンタの
様子や思いが、ほのぼのとした絵とマッチして描かれています。
サンタクロースは、おくりものを届けるだけではなく、受け取る子どもたちの成長まで
あたたかく見守り続ける存在なのかもしれません。
五味さんの絵本には、しかけ絵本もあります。
〇 「まどから おくりもの」 さく・え: 五味太郎 偕成社
ヘリコプターに乗ってやってきたサンタクロースが登場します。窓(これがしかけとなって
います)から見た様子から動物たちにおくりものを届けるのですが、それが勘違いのもと。
用意したおくりものを異なった動物に届けてしまうことになってしまうのです。
それでも、おくりものをもらって動物たちは大喜び。
五味さん流のユーモアがあふれた 楽しい絵本です。