あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

太陽光発電システムの設置

2012-03-08 18:12:32 | インポート

原発の問題を考えるようになり、自然エネルギーを活用した電力の必要性を意識するようになりました。

新聞によれば、政府が地熱発電の候補地として、北海道・福島・秋田の国立・国定公園内の6地区を検討しているとのこと。総電力量は、原発半基分の約60万キロワット分が見込めるとのことです。

また、最近では中小の河川を活用した小規模水力発電の設置も進められているようです。大規模なダムをつくるのではなく、今ある河川を利用した発電システムです。発電量は小さくても、今の環境のまま安い費用で設置できるという利点があるようです。

原発や火力に依存しない、水力、太陽光、風力、潮力、地熱など、クリーンな自然エネルギーの活用が、今後は図られていくのではないかと期待しています。

我が家でも、太陽光の発電システムを設置することにしました。昨日から設置工事が始まり、今日で完了しました。足場を事前に設置していたので、わずか2日間の工事日程でした。来週の月曜日には、業者と東北電力の立ち合いのもと、太陽光による発電がスタートすることになります。

屋根に設置するモジュールは、25年間一定の発電能力を果たせるよう保証するということでしたが、その頃まで動き続けてくれれば、少しは地球環境の保全に寄与できるのではないかと思っています。

東北電力との間で、余剰電力の売電契約も結んであります。経済的には、買電と売電との差がどうなるかということにもなりますが、長期のスタンス(10年以上)で考えれば電気代の節約にはなるのではないかなと思っています。これからかかる電気代を設置費用として前納したような印象をもっています。

モジュールは30枚(発電出力:5.7kw)設置しました。その後の発電状況などを、ブログの中でも紹介していきたいと思っています。

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まどみちおさんの詩:『よかったなあ』

2012-03-07 20:52:14 | インポート

      よかったなあ

               まど みちお

よかったなあ 草や木が いてくれて

ぼくらの まわりに いてくれて

目のさめる みどりの葉っぱ

美しいものの代表 花

かぐわしい実

   よかったなあ 草や木がいてくれて

   何おく 何ちょう

   もっと数かぎりなく いてくれて

   どの ひとつひとつも

   みんな めいめいに違っていてくれて

      よかったなあ 草や木が

      どんなところにも いてくれて

      鳥や けものや 虫や 人

      何が訪ねるのをでも

      そこに動かないで 待っていてくれて

         ああ よかったなあ 草や木がいつも

         雨に洗われ

         風にみがかれ

         太陽にかがやいて きらきらと

まどさんの『よかったさがし』の詩です。そこに草や木があることも、すばらしい『よかった』なのですね。まるで大好きな友だちのように、そこに 動かないで 待っていてくれる 草や木。そこにあるのではなく そこにいてくれる 存在なのですね。草や木がこれまで以上に身近で親しい存在に思えてきます。私にとっては、草や木と同様に、空がそこにいてくれて『よかったなあ』と思える大切な存在です。まどさんの詩を参考にすると、

~ よかったなあ 空が いてくれて / ぼくらの 上で いつも 見守っていてくれて / 

  その明るさや 輝きに /  澄み渡る青さに / 果てのない広がりに / どんなに /

  力を与えてもらったろう / …… ああよかったなあ / 見上げると いつもと 変わらな

  い 光で / つつんでくれるから  ~

よかったなあという思いの根っこには、感謝の思いがあふれているような気がします。

~ よかったなあ きみが いてくれて / よかったなあ あなたと 出会うことができて /

      よかったなあ 生きていて ……

よかったなあ で いっぱいの 日々で ありたいものですね。 

 

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『よかったさがし』について

2012-03-07 10:23:36 | インポート

先日、ラジオを聴いていたら、自分で自分の良さを認め日記に書きとめる『ほめ日記』を紹介していました。取り組んだ人の話では、小さなことであってもその日の自分の頑張りを認めることで、心に余裕ができ、家族や周りの人のよさも見つけることができるようになったということでした。

提唱する方の話では、自分を見つめほめることで、自分を大切にしようという気持ちが生まれ、さらには家族や周りの人を大切にする気持ちや余裕が生まれてくる。日本人は、ほめるのが苦手で、自分のことより周りの人を気遣う一面があり、自尊心を否定しがちである。もっともっと自分を認め、ほめながら、自尊心を大切にしたい という話だったように思います。

教師の頃に、子どもたちと『よかったさがし』に取り組んだことがあります。その日にあった「よかったなあ」と思える出来事を「帰りの会」で発表し合うことにしました。友だちのいいところを見つけたり、相手に感謝する気持ちを伝える場になればいいなあと思って始めました。そうすることで、友だちのよさを再発見し、子どもたち同士の心が温かく通うような学級づくりができたらいいなあと考えました。

取り組んだきっかけは、当時、テレビアニメで『ポリアンナ物語』<原作では、パレアナ物語>という、『よかったさがし』の名人<ポリアンナ>の活躍する物語が放送されていました。町に住む人々とのさまざまなふれあいの中で、ポリアンナはよかったことをたくさん見つけ、そのことを伝えます。そうすることで、町の人々の心は明るくなり、ポリアンナを通して心の交流が生まれるようになります。どんなよかったをホリアンナが探しだすか、毎回とても楽しみにしながら、私も夢中になってアニメを見、原作も読みました。そして、学級の中でも『よかったさがし』に是非取り組んでみたいと考えたのです。

ほめることは、その対象となる相手<自分も含め>の行為を客観視することでできることです。マイナス面や短所といった視点でとらえるのではなく、よかったことや頑張ったことに目を向け見ていくことで、穏やかな感情で自分や周りをとらえることができるようになっていくのではないかと思います。そういった心の余裕が、自分を含めた周りの世界を温かく見せてくれるような気がします。

一日の終わりに、今日の自分の『よかったこと』と 家族や周りの『よかったこと』を一つでも 見つけることができたらいいですね。

新たな気持ちで、『よかったさがし』に挑戦していきたいと思います。

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なごり雪だったのでしょうか

2012-03-06 10:43:27 | インポート

春の訪れを書いて以来、二度も雪が降り、雪かきに汗を流しました。水分の多い春先の雪ではありましたが、舞い降りる様子をながめては、春の足音が遠ざかってしまったような気がしました。でも、暦の上では昨日が啓蟄(けいちつ)であり、冬ごもりをしていた虫たちが動き出す時期を迎えました。昨日降った雪も、雨に変わり、道路の雪も溶け始めたようです。やはり、あの雪は、冬の足跡を残した なごり雪だったのかもしれません。命あるものの輝きが 地上にあふれ出る春の到来を待ち遠しく感じます。

先日、ラジオを聞いていたら、五官で春を探す話を聞きました。目で見る春だけではなく、耳をすまして春の音を聴いたり、鼻を使って春の香りを探したり、手でふれて春を体感したり、舌で春の味覚を味わったりして、春を探すことでした。

動き出す虫、色や光や形といった目に見える春はもちろんのこと、鳥の声、風や雨の音、水や空気の香り、風の感触や木の芽の触感、ふきのとうなどの春の味覚、五官で春を探すことで、これまで以上に多様な春を見つけることができるような気がしました。

教師時代に、朝の会の中に『発見コーナー』という時間を設けたことがありました。朝、学校に来る途中で、家に帰る途中で、いつもとちがうものを発見したら、そのことを発表しようというコーナーです。春先には、いろんな春の発見がありました。ふきのとうやネコヤナギ、オオイヌノフグリやつくしなど、実物をもって話をする子どもたちのいきいきとした表情を思い出します。目に見える春だけではなく、鳥の声や春のにおいを語る子どももいました。柔らかな感性は、いろんな春を探しだしてくるので、朝の会がなかなか終わらないこともありました。

子どもなったつもりで いやいや詩人になったつもりで いろんな春を探してみたいものですね。

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春ですね

2012-03-02 09:22:01 | インポート

先週末に春を感じさせるような暖かい一日がありました。肌に触れた空気に、ああやっと春がきたんだな という 実感がありました。上の娘はこの日に春の匂いを感じ、真ん中の娘は庭にふきのとうを見つけました。一番下の娘は、東京での就職が決まり、あわただしい春を迎えることになりそうです。

その後に、また寒波がやってきて、雪を降らせ、強風と低温の続く真冬に戻ってしまいましたが、この寒さが冬の終わりを告げているような気がしました。天気予報でも、3月は平年より高めに気温が推移し、桜の開花時期も平年並みになりそうだとのことです。

昨日の夕食では、ひと足早い春を味わいました。みそ汁に浮かんだふきのとうを味わいながら、ほろ苦い春の息吹を体内に取り込むことができました。

積もっていた雪も少しずつ溶け、庭の草花も葉を広げて太陽の光を一身に浴びようとしています。命あるものの 小さなささやきにも似た、春の息づかいを感じるこのごろです。

木々の芽も一気にふくらみはじめ、春がいろんなところで顔を見せ始めようとしています。

あの悪夢のような 3.11から あとわずかで1年を迎えることが信じられないような気がします。季節は、変わることなくやって来るのですね。

被災地の方々は、巡る季節をどんな感じで受け止めているのでしょうか。

陽の温もりに、緑の輝きに、海の色に、空の明るさに、穏やかに心を預けられる 春がくることを 心から願います。

新聞の一面に、友人の写真を胸に 卒業式に臨んだ 被災地の高校生の写真が掲載されていました。岩手県立高田高校では、12名の同級生が死亡・行方不明になったとのことです。

亡くなった友とともに 思い出とともに、新たな一歩を踏み出そうとする 子どもたちに 心からエールをおくりたいと思います。幸多い未来であることを 心から願います。

春は、すべての始まりの季節でもあります。

誰にとっても、その一歩が 未来に向かって踏み出す 力強い一歩でありますように……。

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