京都のお寺や屋敷の庭に広く植栽されている。
なかでも詩仙堂の霧島つつじは見事なものである。
江戸時代に薩摩で品種選抜され、京都、江戸に伝わったらしい。
バリーエーションが多く、約300変異品種あると言われている。
京都のお寺や屋敷の庭に広く植栽されている。
なかでも詩仙堂の霧島つつじは見事なものである。
江戸時代に薩摩で品種選抜され、京都、江戸に伝わったらしい。
バリーエーションが多く、約300変異品種あると言われている。
別名アメリカンヤマボウシ。花びらのように見えるのは総苞で中心の黄緑の塊が花。大正時代にソメイヨシノをワシントンに贈ったお返しとして日本に入ってきた。たしかに桜が散った後に町中で咲いている。
一本の樹に赤からピンク、白までの花が咲くめずらしい桃。
トランスポゾンが関与しているという説がある。
田辺朔郎氏旧宅の一部で、いまは国登録有形文化財となっている
「百石斎(昔の御蔵)」の庭で見られる。
真如堂の境内に「ナンジャモンジャ之木(ヒトツバタゴ)」があると、友人に教えられ見にいってきた。慰霊塔の側の塀の脇にはえており、分かりにくい場所にある。ちょうど今が白い花の咲く季節。伏見の師団街道沿い砂川小学校の敷地にも数本のヒトツバタゴが植栽されており、満開となって通行人の眼を楽せませている。
ヒメツルソバ (Persicaria capitata)
ヒマラヤ原産のタデ科植物。 石垣などで繁殖している。
明治時代にロックガーデン用として導入されたらしい。
最近、北白川近辺の民家でよく見かける。
鉢植の藤を庭に下ろして、何年も咲かなかったが、
やっと今年、三つ房がついた。藤の開花を支配する要因は何か
よくわからないが、老化(aging)というものも考えられる。
毎年、花房が増えていく事を祈る。
今、黒谷の東斜面の森では山藤がいっぱいに垂れ下がって咲き、この季節の名物となり市民の眼を楽せませている。
黒谷の隣はしろしそばの花 蕪村
蕪村は仏光寺の釘隠町に住んでいた頃、左京区一乗寺の金福寺まで歩いて出かける事があった。この寺の芭蕉庵で開かれる句会に出席するためである。
途中、黒谷の茶店で一服したものと思はれる。そこは少し小高い丘のようになっており、あたりを見渡すと蕎麦畑で白い花が一面に咲いている。
今や蕎畑の面影はないが、近くの聖護院にはまだ古い蕎屋さんがある。黒谷で滝のように藤の花が咲くようになったのはつい最近のことであるが、蕪村がこのような藤を見たかどうかは記録にはない。
黒谷を鎮(しず)めて藤の花垂れり 楽蜂
アオサギは近所で見かける目つきの悪い最大の野鳥である。
北白川疎水の川底にしばらくいたが、舞い上がって
生け垣に止まり民家を覗き込むといった奇妙な行動を取った。
実は、このアオサギは足を怪我して動けなくなった時、
保護してくれた人になついて毎日、餌をねだりに来るとのことだ。
鶴の恩返しみたいに鷺の恩返しがあるかどうか?
小太りになったこの蒼鷺は毎日、おばさんが投げ与える魚を飽食するだけで、
今のところその気配はない。