2011年6月29日(木曜日)
明日の本会議で提案する「意見書(案)」は、
24日の特別委員会で練り直し修正した「意見書(案)」と
同じ内容です。
「エネルギー政策の見直し等についての意見書(案)」
わたしたち敦賀市民にとって、現在もなお、深刻な状況が続く
東京電力(株)福島第一発電所の事故は、
けっして他人事ではありません。
敦賀半島には、日本原子力発電(株)の敦賀発電所1、2号機、
日本原子力研究開発機構の「ふげん」「もんじゅ」、
関西電力(株)の美浜1、2、3号機があります。
ひとたび福島原発のような事故が起きると、ほぼ敦賀市全域が
発電所から半径20キロ圏内に入るため、多くの市民が不安を感じています。
よって、敦賀市議会は、敦賀の未来をになう子どもたちに
安心して暮らせる敦賀のまちを残すため、国に対し下記の事項を求めます。
1 エネルギー政策を見直し、将来的に再生可能エネルギーに転換を図ること。
2 原子力発電所にかかる安全基準の評価・見直しを図ること。
3 原子力発電所周辺地域の防災対策の確立を図るために、
国の責任において地域の安全対策として、避難道路や避難施設などを
早急に整備すること。
4 よりいっそう原子力発電所の安全確保を図るため、
原子力安全・保安院を経済産業省から分離・独立し、
権限強化をおこなうこと。
いろんな立場の議員が議論し修正した意見書(案)です。
今回、マスコミで「脱原発」か?と報じられなかったら
ひょっとして本会議でも賛成多数で可決されていたかもしれない・・・
誰のせいでもないけれど、ちょっと残念です。
わたしも「憤った」とか書かれてましたが
怒っていなくてもそう書いてしまうのがマスコミ。
今日もこれからマスコミの取材が続きますが
「言葉」で伝えることの難しさを今更ながら、
痛感しています。