日本ダート界のトップを彩る馬たち、すなわち、クリソベリルやゴールドドリーム、オメガパフュームなどが出ません。また、天敵であるスマハマの姿もなく、普通に考えれば、インティが楽に逃げて、昨年の再現を成し遂げそうな勢いです。果たして、騎手会長のレジェンド武豊が気持ちよく逃げているのに、ちょっかいを出せる騎手がいるのでしょうか?
いや、いるんです、忖度なんぞしないのです、今頃の騎手たちは。まず⑬デルマルーヴルのMデムーロ。残り800mくらいから平気で競りかけてくると思います。次に③ワイドファラオの福永祐一も。「豊さん、去年勝ったから、もう良いでしょ!」てな具合。もちろん、⑫モズアスコットのCルメールもミルコとほぼ同時に競りかけてくると思いますし、内枠に入った②アルクトスや①ブルドックボスも、もともと1200mが得意な馬たちだけに、インティのペースが遅過ぎれば、自分が先頭に立って逃げようとするはず。
要は、昨年と同じレースをさせれば、インティの楽勝になることは皆が分かっているので、そうはさせないと早めに動くのがプロの騎手たちの心理です。ですから、今年は有力馬たちが、ゴール前まで激しいデッドヒートを繰り広げるパターンか、あるいは、競り合った馬たちがみんな力尽きて、最後に差し切られるパターンか、の2つに1つ。
自分は後者に賭けたいと思います。ただし、最後方からの追込では、さすがに届かないと思いますので、中段後方からの差しを、⑦ヴェンジェンスに期待して単勝で勝負します。また、④タイムフライヤーとのワイド④⑦も。
小倉大賞典は、さすがに⑥ヴェロックスの重賞初勝利を祈って頭固定で。相手には②カデナ、⑬ジナンボーの他、⑪タニノフランケルと⑫ドゥオーモも。タニノフランケルはモズアスコットとのフランケル繋がり、ドゥオーモはリナーテとのミラノ繋がりがあるので今週は非常に気になる存在。三連単12点で。⑥⇒②⑬⑪⑫⇒②⑬⑪⑫