昨日と同じテーマです。
昨日の日経新聞でも紹介されていましたが、今シーズンのアメリカでの季節性インフルエンザによる死者が1万人を超したそうです。アメリカは中国からの外国人入国を禁止している一方で、自らの国内ではインフルエンザB型が猛威を振るっており、貧困層の子供たち(医療費が高すぎて医者に行けない)や、抵抗力が弱い高齢層を中心に犠牲者が出ているとのこと。
日本でも、毎週400人のペースで、インフルエンザを起因とする死者が出ています。それとの比較で、新型コロナウイルスをどう捉えていけば良いのでしょうか? テレビや新聞では「中国での感染者は2万7000人を超え、死者も500人を超えました」としか、言わないものですから、我々もパニックになってしまいますが、その横で「我が国の、今週のインフルエンザ起因の死亡者は420人でした」って、やっぱり言うべきなのではないでしょうか?
もちろん、新型コロナウイルスにはまだワクチンもなければ、今後突如「変異」してしまうリスクもありますから、現在の状況を正確に伝える意義は理解しています。しかし、今の報道の姿勢は「たいへんだ、たいへんだ、どんどん感染者が増えて、どんどん死者が増えている、たいへんだぁ‼」と言うだけ。マスコミ事態が「ウイルス」になって、パニックを誘発しているみたいです。あと酷い週刊誌などは「WHOが中国に忖度しているのは、WHOトップの本国へ中国の支援があるから」などと報道しています。これもウイルスを撒き散らすスプレッダー以外の何物でもありません。
ちなみに、株式マーケットは極めて冷静になってきました。米国株は史上最高値を更新しそうですし、日本株も反転上昇に転じました。モーメンタムが変わる地点は、もう通り過ぎたと思います。