金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【金融】 株式マーケットはV字回復を先取りし始めたが・・

2020-05-12 06:57:51 | 金融マーケット

 コロナ騒動は、まだまだ全世界的に収束の兆しすら見えていませんが、感染が先行していた中国・韓国をはじめ、また欧州の一部の国々が、「緊急事態モード」から、「警戒モード」あるいは「巡行モード」へ、舵を切り始めました。これは、感染スピードが幾らか和らいだこともありますが、むしろ経済が持たなくなったため、飲食店やサービス業など、警戒ペースながら見切りでスタートを切った、という事態だと思います。

 これで、また感染者の増加スピードが戻ってしまえば、再度「緊急事態モード」=「ロックダウン」に戻すということになりますし、上手く折り合いが付けば、ギリギリの線で、生活のペースを上手くギアチェンジしながら対応するというステージに入った、ということなのだと思います。

 いずれにしても、何が正解か判らない状況ですので、いろいろな方法を試行錯誤しながら、ベストなバランスを探していかなければなりません。どこかのTV番組のMCのように、もし失敗しても、すぐに感情的になって、結果論の非難だけを繰り返すことだけはやめましょう。みっともないったらありゃしない。

 ところで今日の本題ですが、株式マーケットの動向。2か月以上もリモートワークで在宅勤務を続けているのが、世界のアセットマネジメント会社の実情。さすがに、これだけ家に閉じこもっていると、自分が存在する理由を世に示したくなるのが人情というもの。豚インフルの時を参考に、早めに動いた方が勝ちですよと、仕掛け始めたファンドマネージャーが増えているだけなので、個人投資家の皆さんは、あまり巻き込まれないように。2020年度の業績見通しさえ、どの企業もちゃんとは出せていない状況ですのでね。基本は「定時・定額投資」ですので、継続して下さい。

 また、ドスンと落ちたり、急に戻したり、ここから始まります。ここも長期戦を覚悟いたしましょう。

 


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