金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【将棋】 藤井聡太二冠の臥薪嘗胆 家康ならば北条氏康と連携すべし!?

2021-07-09 07:17:26 | 将棋

 7月3日の棋聖戦第3局渡辺明名人を破り、棋聖位防衛に成功史上最年少の九段昇段を決めた藤井聡太二冠ですが、6月29日30日の王位戦第1局では、苦手の豊島竜王に完敗、負けず嫌いの藤井二冠が、その夜、どれだけ悔しがったかは想像を超えるものだあったと思います。

 

 しかし、あの負け方をみると、やはり豊島竜王の序盤の構想パターンをちゃんと掴み蹴れていないのは明らかで、かなりの重症だと思います。ここからの11連戦で、叡王奪取なんて、とても現実的ではなく、むしろ王位の防衛だって難しい。

 プライドの高い藤井二冠は、練習相手の永瀬王座に対して「豊島竜王対策を是非一緒に研究して!」というお願いをすることもないでしょう。(ちなみに、羽生永世七冠は、一度も勝てなかった藤井聡太二冠対策を、練習相手の木村九段と一緒に研究して、初勝利を実現したのは有名な話であります)

 7月6日にはB級1組の対局、10日には竜王戦 挑決トーナメントの対局と続いていますが、そのあとは13日14日の王位戦第2局に向けて、豊島竜王対策を、一人孤独に練るのでしょう。ここでの苦しみの時期は、天才藤井聡太にとって、まさに「臥薪嘗胆」の期間

 でもね、藤井さん。豊島竜王だって、孤高の棋士と言われた時代を超えて、他の棋士との研究会をやるようになって今の地位にいるのだから、一緒に研究を行う相手と対策を練るのは、けして卑怯な方法ではないのですよ。永瀬王座と組んで、豊島対策を行うことに、一日でも早く取り組んでみたらどうでしょう?

 ちなみに、徳川家康だって、北条氏康との連携同盟によって、対武田信玄からの国防を図っていました。全然、卑怯な戦法ではありません。藤井二冠、家康を見習ってみてはいかがでしょうか?


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