オリンピックが始まりましたが、夏競馬も大事! ここでは夏の風物詩となりました新潟の千直重賞について提言をしたいと。
明日は新潟競馬場で、電撃の5ハロン重賞、アイビスサマーダッシュ(GⅢ)が行われます。ご存知の直線1000mのレースで、しかも、今年は福島開催と新潟開催が一部入れ替わった関係で、開幕週の直線1000mでの開催となります。
開幕週ですから、外と内の有利不利が少なく、どうしても外枠有利になりがちな新潟千直レースの、しかも年1回のお祭り、アイビスサマーダッシュを最高の舞台で見ることができるのです。盛り上がりますね。
ところで、この名物レースは、ずっとGⅢ格付のままなのですが、GⅠにすることで、日本を代表する名スプリンターを集めて、新潟千直を走らせたいと思っているのは、私だけではないはず。何と言っても、スプリンターにとって、最高の舞台は直線コースなんですから!
ここに、モズスーパーフレアーや、ダノンスマッシュなどの、スピード因子の塊みたいな馬たちを集めて、スタートからスピードの持続力や瞬発力をぶつけ合う、そんな激しいレースを観てみたい。しかも、今年のように、開幕週での千直で開催すれば、内外の有利不利もなく、展開のアヤにも左右されることなく、真のスピード王/スピード女王を決めることができると思います。
欧州では、1000m直線どころか、1600mの直線レースも珍しくありません。ただし、欧州のレースは、「最初は様子見、途中から競り合い」となるため、本来のスピード王決定戦にはなりにくいのです。それとは異なる、真のスピード勝負、世界一決定戦を、新潟千直ならば、実現できると思います。
実施時期は春ならば5月末、秋ならば11月頭など、議論の余地がありますが、できるだけ、新潟開催の第1週目が望ましい。
JRAの皆さま、是非ご検討いただくよう、お願い申し上げます!