まずは新潟のレパードS。勝ったのは、ネオユニヴァース産駒メイショウムラクモ。好位2~3番手につけて、直線では早めに逃げたレブンカムイに並びかけて、そのまま押し切って完勝でした。柴田善臣騎手は、55歳0か月のJRA重賞勝利 最年長記録。
メイショウムラクモは、これで3歳ダート路線のトップ争いに、遅ればせながら参戦することになりました。今年は、まだトップの趨勢が固まっていませんので、秋に向けて大きな飛躍を期待したいと思います。
2着には中団から追い込んできたスェブトオーヴァーボード産駒スウィープザボード。3着には、逃げて粘ったキズナ産駒レプンカイム。この2頭も、この着順は、きちんと地力を見せた内容だと思いますので、秋が楽しみです。
そして函館のエルムS。勝ったのは、ハーツクライ産駒スワーヴアラミス。5番手追走から、直線は力強く抜け出して快勝。嬉しい重賞2勝目となりました。2着には、中団から追い込んだオメガレインボー。3着には、その後ろから粘り強く差してきたロードブレス。
1番人気で、狙い通りに逃げることができなかったアメリカンシード。3番手に控えましたが、砂を被って、顔を背けるそぶりを見せながら走っていました。はやり、この馬は強引でも先頭に立って、マイペースで逃げる方が力を出せるようです。この馬も、例のTapit 産駒ですので、難しい気性面を前提に考えないといけませんね。「大人」になるのは、4歳冬以降か‥。