11月11日現在、日本全体のコロナワクチン接種率(2回終了)が75.2%に達したとのこと。1回終了ベースだと78.7%だそうなので、このままいけば、80%到達も現実的になってきました。
ちなみに、18歳以下の高校生の接種率はごく少なく、また中学生・小学生の接種率はほぼゼロの状況ですから、国民全体の接種率80%という水準は、19歳以上の大人だけで見た実質的な接種率は、90%を優に超える水準と言えると思います。
世界の接種率を見てみると、シンガポールの80%は別格として、イタリアが73%、イギリス・フランス・ドイツが67~68%、USA・ブラジルが58%、ロシアが35%、インドが26%という状況。ワクチンの供給が追い付かないインドは別として、その他の国は、供給量の問題ではなくて、国民の意志の問題。
USAやブラジルでは、当時の政治指導者がワクチン接種を積極的に推奨しないという事態もあって、ワクチンそのものを政治の道具にしてしまう愚を犯しています。そのため、アメリカでは今でも、共和党支持者の中には「ワクチンなんか絶対に打たない!」と拒絶している人が多数存在する始末。
それに比べて、日本国民の「同調圧力」の何と凄いことか! あ、いや、失礼、日本国民の「協力姿勢」の何と崇高なことか! 日本共産党の支持者だって「ワクチンなんか絶対に打たない!」なんて言う人は見たことないですから。
前に、当Blogでご紹介した政策研究大学院大学の教授で、数学者の土谷隆教授。統計モデルで、東京都の新規感染者数をズバズバ当ててしまう、あの土谷教授ですが、教授曰く、「ワクチン接種率が80%に達したら、年明け以降も、東京都の感染者数は落ち着いた状況が数か月は続く」とのこと。
やっぱり、ワクチンのパワーというか、日本人の同調圧力パワーのもの凄さを、改めて認識した次第です、ハイ。