金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 エリザベス女王杯・デイリー杯2歳・武蔵野S・福島記念

2021-11-15 06:57:47 | 競馬

 まずは土曜日の阪神のデイリー杯2歳S勝ったのは、ダイワメジャー産駒セリフォス。スローの瞬発力勝負になったレースでしたが、勝ち馬は後方で脚を溜めて、直線だけで勝ち切る強さを見せました。これで、デビューから3連勝で、重賞2連勝。暮れの朝日杯FSの絶対的な1番人気候補になりました。

 2着は、4番手で脚を溜めていた牝馬ソネットフレーズ。勝ち馬とは、内と外に分かれての叩き合いになりましたが、着差は僅かなだけに、通ったコースの差と思えます。この馬も賞金を加算したので、阪神FSの本命候補に名乗りを上げました。3着のカワキタレプリーは、松山騎手が後方でジックリ我慢して、脚を溜めたことが好走の理由。この馬も、好走パターンが確立したと思います。

 5着に敗れたスタニングローズは、逃げる形になったり、2番手に退いたりで、チグハグな競馬になったのが敗因。このレースは参考外で良いと思います。

 

 次は武蔵野S勝ったのは、トビーズコーナー産駒ソリストサンダー外枠スタートから、中団外で待機して脚を溜めて、直線では馬場の中央を伸びて、早め先頭のまま押し切りました。2着は、同じく外枠から馬群の中で脚を溜めて、ラスト200mで伸びてきたエアスピネル3着は後方から伸びてきたオメガレインボー1~3着は外枠の馬です。やはり府中ダート1600mは、他頭数では外の方が自分のレースがしやすいようです。

 1番人気で6着に敗れたタガノビューティーは、1番枠から内に包まれて、前が全く開かない状況になりました。最後は外に出しましたが、時すでに遅し。今回は参考外だと思います。

 

 そして福島記念勝ったのは、ロードカナロア産駒パンサラッサハイペースの逃げを打って、後続の脚を使わせて、直線では後ろを突き放して完勝菱田騎手の好騎乗が光るレースでした。またまた矢作芳人厩舎の勝利。

 2着は、オルフェーヴル産駒ヒェミドール。好位追走から、最後は先行して粘ったステイフリッシュと、中団から差してきたアラタとの競合いから抜け出しました。3着は1番人気のアラタ。今日は56㎏の負担重量と、1番人気の重圧との闘いでしたが、ちゃんと対応しました。次こそチャンスだと思います。

 

 最後は、GⅠエリザベス女王杯勝ったのは、キズナ産駒アカイイト外枠から後方待機で脚を溜める。前々でレースを進める人気馬たちを見ながら、外々を回って、直線では、早めに抜け出していたレイパパレを交わして先頭に立って、そのまま押し切ってGⅠ勝利。キズナ産駒は、JRAのGⅠ初勝利。

 2着もキズナ産駒ステラリア。中団後方待機からキッチリ2着へ入りました。3着は、エピファネイア産駒クラヴェル。アカイトリノムスメは、直線でアカイイトとランブリングアレーに挟まれて走る気を無くしてしまいましたね。これは参考外で良いと思います。

 ちなみに、勝ったアカイイトは相当に力を付けていると見て良いと思います。前半のペースが速かったGⅠを早め先頭で押し切ることは、卓越したスピードの持続力がないと実現できません。今後、有馬記念などの牡馬混合のGⅠに出てくるとすれば、昨年のサラキアと同様、馬券圏内に入る可能性は、けっこうな確率があると思います。覚えておいて下さい。


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