金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【将棋】 22歳の銀河皇帝 強すぎる藤井聡太に「青春のトキメキ」は不要なのか⁉ <再掲>

2024-09-25 03:33:59 | 将棋

 以下は、2023年1月25日の当blogの再掲です。

 将棋界に君臨する強すぎる「銀河皇帝 藤井聡太七冠」ですが、そろそろ「青春のトキメキ」の機会を与えないといけないのではないか!という強い問題意識を主張する記事でありました。

 今もその想いに変わりはありませんので、彼の年齢など少し手直しした上で、あらためて当該記事を<再掲>させて頂きます。

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 今の将棋界は、とにかく藤井聡太七冠が強すぎて面白味がなくなっております。本当に、呆れてしまうぐらい、藤井聡太七冠が強すぎるのです!

 タイトル戦というのは、今が旬のプロ棋士同士が、互いの研究成果をぶつけ合って勝敗を決める場なので、どんなに力の差があっても、上位棋士が取りこぼす対局が発生しやすいもの。したがって、タイトルを取り続けることも、防衛を続けることも難解な場なのです。にもかかわらず、藤井聡太七冠は、タイトルを7つもガメている上に、いまだに防衛の失敗が1回しかなく、すでに通算タイトル獲得数を24期としています。

 将棋のプロ棋士は、もちろん、みんなが進化し続けているのですが、藤井聡太七冠の進化のスピードだけが突出しているため、誰もまともに相手が務まらない状態になっています。

 2023年の王将戦の第1局では、あの羽生永世七冠が『何が悪かったかが分からない』と、対局後の記者の問いかけに呟きました。つまり羽生さんは敗着がないまま、藤井聡太王将に負けてしまったと嘆いたのです。また、今年の名人戦でも、かつての天敵 豊島将之九段を相手に完勝。もう、これらの勝負の中身を記事にすることすら意味がないので、ワタクシとしても、将棋をテーマに当blogで取り上げることを、暫くの間、躊躇っていたくらいなのです。

 そのくらい、道を究め続ける、藤井聡太が強すぎる!

 

 でもね・・。

 22歳の若者ですよ! 藤井聡太君は‼

 

 昭和の時代の22歳で、しかも自らの力で億円を稼ぐ若者だったら、「とにかく、彼女が欲しい!」とか、「すぐにでも、〇〇〇に行きたい!」とか、頭の中はピンク色に広がるのが普通だったと思います。ちなみに、親の脛をかじって大学に通っていた20歳の頃の小生といえば、当面の目標だった大学受験を終えて、自由とモラトリアムの4年間を、ゆっくりと羽を伸ばして過ごしておりました。お金はそんなになかったので、少ない小遣いを貧乏旅行と名画鑑賞に費やしながら、絶対に実らない恋に悶々とする日々を過ごしておりました。まぁ、20歳の頃の若者とは、ワタクシだけでなく、だいたいそんなもんだと思います。

 にもかかわらず、藤井聡太という22歳の若者は、将棋の奥義を極めるために、禁欲につぐ禁欲で、将棋に集中しながらタイトル戦に臨んでいる訳であります。今のコンプライアンスだと、有名人がマッチングアプリで彼女を探す行為ですらグレーに扱われますし、女子アナとの合コンなどに参加したりすると『藤井聡太が合コンで女子アナ相手に轟沈!』とか、すぐに週刊誌にバラされて、ちゃんとした青春時代のトキメキなどは経験できない状態に据え置かれています。令和の時代に「そっと見守る」という度量が、社会から消えているのです。

 何という不幸、何という不遇! 100年に一人の天才を、このままの状態に放置して良いのでしょうか?

 それとも、女流棋士の中に、かつての林葉直子さんばりの肉食系女子が居て、すでに藤井聡太七冠に張り付いているのでしょうか?

 

 ちなみに、スターウォーズの銀河皇帝は、若い頃に『隠し子』をつくってしまって、それが結局は、最終的な自分の野望を阻止する存在になったという顛末でありました。少なくとも、どんなに Ambitious な人間でも、若い時に燃えるような恋を経験することは、けして悪いことではなく、人間として大きな糧になる経験だと思います。藤井聡太君に、そのような『青春のトキメキ』の機会を与えなくて良いのでしょうか?

 若いうちには、経験すべきことがあるのであって、それを素通りしてしまうと、いい年になってから中原誠先生のような事件が発生してしまいますよ、マジに。藤井聡太君には必要な経験の場を用意すべきだと思います。

 

 あ~あ。今日は、久しぶりに将棋の話題でちゃんと話をしようと思ったのに。

 結局、藤井聡太君の『青春のトキメキは⁉』しか、テーマに出来ませんでした。でもね、藤井聡太君。気を付けてね。あなたが女性と一緒に映画館とか、焼き肉屋に入るところを狙って、東京の週刊誌のカメラマンが365日待ち構えています。昭和の時代だったら、『そうか、そうか』と見逃してくれていたのに・・ 

 今の時代は、何かと世知辛いことが多くなりましたから。

 

 


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