金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 朝日杯FS・ターコイズS

2024-12-16 01:48:32 | 競馬

 まずは中山のターコイズS

 勝ったのは、ロードカナロア産駒の4歳牝馬アルジーヌ。中団8番手待機で脚を溜めます。逃げたマメコの前半3ハロンのラップは34秒7と、このメンバーとしてはかなりのスローペースに。直線に入るとまず、2番手からイスラボニータ産駒ビヨンドザヴァレーとルーラーシップ産駒ドゥアイズの2頭が競り合いながら先頭に立ちます。これを外からアルジーヌがまとめて鮮やかに差し切って1馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分33秒2。2着にはビヨンドザヴァレー、クビ差の3着がドゥアイズ

 勝ったアルジーヌは、4歳秋で嬉しい重賞初勝利55.5㎏のトップハンデを負っての勝利ですから立派です。スローの瞬発力勝負を好位から勝ち切りましたが、レースが最もアルジーヌに向いたことは確か。

 あと1分33秒2の時計は、当日の2歳戦ひいらぎ賞の1分32秒4よりも0.8秒遅いタイムですから、レースレベルは少々物足りないと言えますかね。

 

 

 そして京都のGⅠ朝日杯FS

 勝ったのは、モーリス産駒アドマイヤズーム。好スタートから2番手追走を選択。逃げたダイシンラーの前半3ハロンのラップは35秒4とGⅠとしては相当スローな流れに。直線に入ると、逃げ粘るダイシンラーの横からアドマイヤズームが抜け出して、そのまま後続を突き放して2馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分34秒1。2着には、出遅れから前進してきたリオンディーズ産駒ミュージアムマイル、2馬身1/2差の3着には、中団10番手から差してきたシルバーステート産駒ランスオブカオス、さらに2馬身差の4着に逃げたダイシンラー、3/4馬身差の5着には、後方から追い込んできた1番人気アルテヴェローチェ

 勝ったアドマイヤズームは、11月10日の京都未勝利戦を1分33秒9で圧勝した勢いのままGⅠを制覇。今の京都の荒れた馬場を苦にしない勝ちっぷりでした。距離はもう少し持つと思うので、皐月賞へ向かうのか、NHKマイルCを第1目標にするのか、ここから陣営も悩むことでしょう。地力の高さは証明済なので、個人的には皐月賞での走りを見てみたいと思います。(と思っていたら、友道調教師はレース後、マイル路線宣言をしたようです。迷いがないようですね!)

 2着ミュージアムマイルは、痛恨の出遅れから位置を取りにいって、さらにそこからラストの直線でも頑張り続けました。もし出遅れがなければ、勝ち馬とは直線で競り合いになっていたはずで、その時の勝ち負けは判らなかったと思います。この馬も、皐月賞かマイル路線かは両睨みだと思います。3着ランスオブカオスは、好位有利の展開を中団から差しての3着ですから強い内容でした。最もマイラーらしいレースぶりだったと思います。

 1番人気で5着に敗れたアルテヴェローチェですが、さすがに位置が後ろ過ぎでした。今の京都の馬場は異常に重いですから、もっと速い馬場での巻き返しに期待しましょう。今回は参考外で良いと思います。

 

 


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