表題を見て、「これはアンジャッシュの渡部さんのことかな?」と思った方、いやいや、そうではないのです。これは、羽生弓弦選手のモノマネで一世を風靡した『羽生ゆずれない』君のこと。
『羽生ゆずれない』君が一世を風靡したのは、2018年の平昌五輪で、本家 羽生弓弦選手がオリンピック二連覇を決めたあと。その風貌と、演技後の決めポーズが本家にソックリで、地上波TVでも引っ張りだこになりました。
ところが、ここからが可哀そうな話なのですが、本家 羽生弓弦選手を命がけで応援する「羽生教の信者たち」が、ナイーヴな羽生弓弦選手の心理状態を思い測って、羽生弓弦のモノマネで人気を博している『羽生ゆずれない』君をSNS上で炎上に追込み、芸名まで変更させるという事件が起きたのです。
きっかけは、同じフィギュアスケート選手だった小塚崇彦選手の不倫報道でしたが、この不倫現場に『羽生ゆずれない』君も同席していたという噂が立って、いくら本人が否定しても、「羽生教の信者たち」の炎上攻撃が止まず、結果として芸名まで「あいきけんた」と変更しなければならなくなりました。
これを契機に、地上波TVも、舞台でも、芸人として呼ばれる機会が激減。せっかく売れかけた芸人人生が、元の苦しい状況に戻ってしまいました。
ところで、日本のスポーツ界のスーパースターには、モノマネ芸人が付き物。かつて、長嶋茂雄監督には「プリティ長嶋」という芸人が、また、松井秀樹選手には「はなわ」が、そして、イチロー選手には「ニッチロー」という芸人がいて、本家が笑って認めるから、モノマネ芸人までもビッグになっていくという図式が成立しています。
我らが羽生弓弦選手は、すでに世界のスーパースターであります。本人の意向も確認せずに、「羽生教の信者たち」が勝手に葬ってしまった『羽生ゆずれない』君を、もうそろそろ許してあげて頂けませんか? 北京五輪も終了したことだし‥。
もし彼の復帰を許してあげれば、本家 羽生弓弦選手が暫く休養を取ったとしても、『羽生ゆずれない』君が、羽生弓弦選手の凄さや魅力を、絶え間なくお茶の間へ届けることで、本家のカリスマ性を風化させないことに貢献すると思います。
ちなみに、あのビヨンセは、自分のモノマネをYouTubeで流した、若き日の渡辺直美を最大限に讃えて、結果として、渡辺直美はNYでもスターに、そして、彼女を認めたビヨンセも、さらに偉大な存在へと駆け上っていきました。
羽生教 信者の皆さん‼
いつまでも『腫れ物』扱いするのは、スーパースター羽生弓弦に対して失礼ですよ!