金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【将棋界の七不思議】 天下無双の渡辺明名人は、なぜ藤井聡太五冠と相性が悪いのか?

2022-05-12 07:32:55 | 将棋

 5月7日(土)8日(日)に行われた名人戦七番勝負第3局は、後手の挑戦者 斎藤慎太郎八段が134手で逆転勝利。これで七番勝負は渡辺名人の2勝1敗となりました。

 挑戦者の斎藤慎太郎八段は、A級順位戦を2期連続で8勝1敗と、圧倒的な戦績で挑戦権を獲得した現役トップ級の棋士。この斎藤八段に対して、第3局は不注意も有って敗れてしまったものの、ここまでの渡辺名人は、ほぼ隙のない将棋で斎藤八段を押し込んできました。1年前の名人戦七番勝負でも、今年の名人戦七番勝負でも、同じように序盤からの構想力で相手を圧倒しています。名人戦の直前まで戦っていた棋王戦五番勝負でも、永瀬王座を相手に天下無双の勝ちっぷりでした。

 しかし、その天下無双の棋士が、なぜか、相手が藤井聡太五冠となると、まるで蛇に睨まれた蛙のようになってしまうのが、将棋界の不思議、であります。

 

 ところで、その藤井聡太五冠が、5月6日(金)に行われた王座戦挑戦者決定トーナメントにおいて、大橋貴洸六段に敗れる波乱がありました。いや、波乱と言うと大橋六段に失礼であり、昨年の王座戦の予選でも、当時の藤井聡太棋聖を破っています。

 ちなみに、この大橋六段は、藤井聡太五冠と、四段昇段が同時であり、一緒に三段リーグを抜けた「同期」でもあります。恐らく、三段リーグ時代から、藤井聡太五冠の将棋を研究し尽くしていたライバル同士なのだと思います。

 あと、この大橋六段の師匠は、あの所司和晴七段。すなわち、渡辺明名人は兄弟子に当たります。

 

 この際、この弟弟子と連携しながら、藤井聡太五冠対策を講じるというのはいかがか? 敵を良く知る弟弟子がいるならば、その知見を活かすのも勝負師としては有り。けして卑怯な手段ではありませんので、本気でご提案させて頂きます。


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