府中の開幕週を飾るのは、サウジアラビアRC(GⅢ)。
2歳初の中央場所でのマイル重賞ですが、過去の勝ち馬には、ダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオス、ステラヴェローチェが名を連ねており、2歳世代を代表するエリート馬たちの登竜門となっているレースです。
今年も、6月4日の新馬戦初日に府中1600mを勝ったモーリス×チェッキーノの良血⑤ノッキングポイントが出て参ります。この時の上り3ハロンが33秒2。2歳戦ではケタ違いの差し脚を披露して、オールパルフェ以下に3馬身差の楽勝でありました。もちろん、まだ1戦しか走っていない2歳馬を絶対視することは危険でありますが、今回の出走馬の中では能力的に頭一つ抜けた存在だと思います。
対抗には、シルバーステート産駒⑧シルヴァーデューク。デビュー初戦は、評判馬のキタサンブラック産駒の牝馬ラヴェルの3着と敗れましたが、2戦目の新潟で見事に勝ち上がり。1戦目2戦目ともに、骨っぽい相手に良いレースを繰り返しており、経験とともに強くなっている1頭です。
その他では、札幌の新馬芝1500mを勝ったルーラーシップ×アユサンの⑦ドルチェモア。府中の初日は雨予報ですので、⑦ドルチェモアの逃げで押し切る可能性も考えられます。あとはダノンバラード産駒①グラニット。すでに3戦している馬ですが、ダノンバラード産駒は経験を増やすほど強くなる傾向があるので、3着候補には忘れないように。
馬券は、本命⑤ノッキングポイント頭固定で対抗⑧シルヴァーデュークが2着3着付の3連単4点 ⑤⇒⑧⇔⑦① で。
今年も2歳路線のスター候補が、府中のマイルに降臨するか⁉