そろそろ、機は熟してきていると思います。都知事選も終わったし、感染者の数も抑えきれなくなっていますし‥。
来年に延期した2020東京オリンピックが、予定どおり開催されると信じている日本人は数少なくなってきました。もちろん、日本人と韓国人・中国人などの東アジア人と、オーストラリア・ニュージーランドの人だけで開催するのであれば、上手くできる可能性はありますが、北米大陸・南米大陸、インドやアラブ各国、欧州やアフリカの人々を呼ぶことは、まず不可能な状況であり、それではもう、5大陸の大会=オリンピックとは呼べません。
また新型コロナワクチンが、来年の春までに全世界に行き渡って、問題が消える可能性はどうかと言えば、この可能性もほぼ絶望的です。ワクチンというのは、感染者に使ってみて有効かどうか、ということだけでなく、全く感染していない人に使っても、致命的な副作用がないことを確認する作業が必要でありますが、その検証作業を、あと半年で終わらすことは不可能と言えます。普通に考えると、4年とか5年でも完了するのが難しい作業のようです。
もちろん、アメリカやブラジルが試しているように、自然に感染を広げて、集団免疫を得る方法がありますが、それも最低2年から3年はかかると言われています。2022北京冬季オリンピックや、2024パリオリンピックですら、今のままでは開催の可能性が低いと想定されている状況。
であれば、様々なリスクを最小限にする意味でも、早めに2020東京オリンピックの中止と、それに併せて、2028東京オリンピックへの代替措置を、IOCに提案することはいかがでしょうか? このタイミングであれば、日本の提案に賛同してくれる国々も多いはず。発言力のある欧州各国や北米各国も、今の感染状況から、日本が自ら来年開催の旗を降ろしてくれることに、そして2028年に立候補してくれることに、ホッとするはずと思います。
そろそろ、これをハッキリさせる時期が来たと思います。