東京スポーツ杯2歳Sです。
云わずと知れた3歳牡馬クラシックの登竜門であり、ここ10年の1着2着からは、コントレイル、イクイノックス、ワグネリアン、サトノクラウン、スワーヴリチャード、タイトルホルダーといった蒼々たるメンバーが出ています。
今年も、ここまでの2歳戦の中で最も高い評価を受けているキタサンブラック産駒④クロワデュノール、そして新種牡馬サートゥルナーリア産駒の1番手と目される⑦レッドキングリーの2頭が出走してきました。ただし、この2頭からは「危ないオーラ」がプンプン出ております。
まずは④クロワデュノール。この馬の評価を上げたのは、6月9日の東京芝1800mの新馬戦で、2着アルレッキーノとの激戦を制して1分46秒7で快勝。そのアルレッキーノが次戦で7馬身差で圧勝したことから、クロワデュノールの評価が爆上がったもの。しかし、アルレッキーノは3戦目のサウジアラビアRCで5着に敗れ、メッキが剥がれつつあります。
次に⑦レッドキングリー。10月5日の東京芝2000m新馬戦を4馬身差で圧勝、しかも上り33秒4の鬼脚を使ったことから一躍クラシック候補と騒がれました。しかし、前半1000mが1分3秒2のスローから、ラスト3ハロンだけ瞬発力を使ったというサートゥルナーリア産駒らしい勝ち方。厳しいロングスパート合戦になった時には「?マーク」が付いてしまいます。
であれば、札幌2歳S3着の実績があるドゥラメンテ産駒③ファイアンクランツを狙ってみたい。すでに札幌2歳Sでは重馬場での厳しい流れを経験していて、ここでもロングスパート合戦になれば一日の長があります。
相手には、福島の新馬戦を、出遅れから大外を回って鮮やかに差し切ったフランケル産駒⑤デルアヴァー。まだ幼さは残りますが、広い馬場で9頭立てならば上位に食い込み可能と見ました。
馬券は、まずは本命③ファイアンクランツの単勝。そして、③ファイアンクランツから⑤デルアヴァーへのワイド1点 ③⑤ で。