金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【3歳戦回顧】 1月21日~22日

2023-01-22 16:40:55 | 競馬

 土曜日は小倉2R芝1800mを勝ったルーラーシップ産駒ミントマーク6番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、逃げて粘り込みを図るダノンバラード産駒シャイニースイフトを馬場の1番外から追いかけて、ゴール前で3/4馬身差交わして勝利。稍重の勝ちタイムは1分49秒2。2着シャイニースイフトからクビ差の3着には、2番手からヴィクトワールピサ産駒スイーツバイキング

 中山5R芝2000mを勝ったデクラレーションオブウォー産駒アンバーホーク好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速して、そのまま後続に2馬身差の完勝。稍重の勝ち時計は2分3秒6。2着には3番手からキズナ産駒シャンポール、クビ差の3着には、中団後方から差してきたリアルスティール産駒オールマイデイズ

 中京5R芝2000m牝馬限定を勝ったルーラーシップ産駒マテンロウアルテ好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードを緩めず、そのまま押し切りを図ります。4番手からリアルスティール産駒アグラシアドが迫りますが、アタマ差だけ凌いで勝利。良の勝ちタイムは2分1秒9。2着アグラシアドから1馬身1/4差の3着には、6番手から差してきたオルフェーヴル産駒タガノクルシータ

 小倉6R芝1800m牝馬限定を勝ったゴールドアクター産駒ゴールドレコーダー好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るインペリアルコートを残り100mのところで捉まえて、そのまま後続に1馬身1/4差をつけて快勝。稍重の勝ちタイムは1分49秒0。2着には中団後方から追い込んできたハクサンムーン産駒ハクサンビーナス、3/4馬身差の3着には6番手から差してきたエピファネイア産駒サトノキャサリン

 中京6R芝1600mを勝ったイスラボニータ産駒シャドウフューリー好スタートから2番手追走へ。直線に入ると早め先頭に立って、そのまま後続に1馬身1/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分35秒5。2着には、5番手から差してきたハーツクライ産駒ルカン、さらに1馬身差の3着には、3番手からブラックタイド産駒アラメダ

 

 中京4Rダート1400m(3歳1勝クラス)を勝ったモーリス産駒ゼットリアン6番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、先行馬を追って、まず4番手からキズナ産駒マホロバが先頭に立ちますが、すぐに横からゼットリアンがこれを交わして、1馬身1/4差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分25秒4。2着マホロバからクビ差の3着には、3番手からロードカナロア産駒ロードフォンス

 中山7Rダート1200m(3歳1勝クラス)を勝ったヘニーヒューズ産駒オメガシンフォニー好スタートから2番手追走へ。直線に入ると早め先頭に立って、そのまま後続を4馬身突き放して圧勝。ダート稍重の勝ちタイムは1分10秒6。2着には7番手から差してきたアメリカンペイトリオット産駒ネバレチュゴー、ハナ差の3着には4番手からダノンレジェンド産駒マーブルマカロン勝ったオメガシンフォニーは、3歳ダート短距離路線で、オキザリス賞を勝ったペリエールに続く存在に。今後も注目です。

 小倉9R芝1200m萌黄賞(3歳1勝クラス)を勝ったダイワメジャー産駒ルーフ3番手の内側で脚を溜めます。直線に入るとまず、3番手の外にいたデクラレーションオブウォー産駒タマモブラックタイが抜け出しますが、この外からルーフが追いかけて、ゴール前で3/4馬身差交わして勝利。稍重の勝ちタイムは1分8秒7。2着タマモブラックタイからクビ差の3着には、5番手から差してきたリアルスティール産駒ニシノトキメキ

 

 中京10R芝2000m若駒ステークス(3歳オープンクラス)を勝ったゴールシップ産駒マイネルラウレア最後方待機で脚を溜めます。逃げたツーエムルーイーの前半1000mのラップは1分3秒4と超スローで、ラストの直線での瞬発力勝負へ。各馬が横に広がる中で、まず残り100mのところでハービンジャー産駒ワンダイレクトが先頭に立ちますが、大外から一気にマイネルラウレアが豪快に差し切ってハナ差の勝利。良の勝ちタイムは2分2秒9。2着ワンダイレクトから1馬身1/2差の3着には、2番手からシルバーステート産駒セッション

 超スローの瞬発力勝負を、最後方待機から差し切ったマイネルラウレアは相当な大物です。馬場が渋る方が良いとは思いますが、そうでなくても、消耗戦になりやすいGⅠレースで活躍が期待される素材です。これでデビューから2戦2勝。次は重賞レースだと思いますが、2000m以上の長距離レースを続けて欲しいと思います。ダービー馬候補だと思います。

 

 日曜日は中京1Rダート1800mを勝ったマジェスティックウォリアー産駒サンテックス好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、1番外から早め先頭に立って、そのまま後続を8馬身突き放して圧勝。ダート良の勝ちタイムは1分55秒5。2着には、6番手から差してきたアジアエクスプレス産駒バブルアップハート、そこから3/4馬身差の3着には、2番手からスズカコーズウェイ産駒タマモマスラオ

 中山1Rダート1200mを勝ったエスポワールシチー産駒フェイマスドクター好スタートから3番手追走を選択。直線に入ると、逃げ粘るタリスマニック産駒ルーチェステラーレの外からフェイマスドクターが並びかけて、ゴール前で3/4馬身前に出て勝利。ダート良の勝ちタイムは1分12秒6。2着ルーチェステラーレから1/2馬身差の3着には、2番手から粘り切ったロゴタイプ産駒オコジョ

 小倉2R芝1200m牝馬限定を勝ったトーホウジャッカル産駒トーホウブランゴ中団後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、残り100mのところで3番手からシャンハイボビー産駒スイープランが先頭に立ちますが、すぐに最内を突いてリーチザクラウン産駒ミレディと、大外からトーホウフランゴが抜け出して、そのうちトーホウフランゴが突き抜けて1馬身1/4差で快勝。良の勝ちタイムは1分8秒7。2着ミレディから1馬身差の3着にスイープラン

 中山2Rダート1800m牝馬限定を勝ったリアルスティール産駒フェブランシュ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると早め先頭に立って、そのまま後続を7馬身突き放して圧勝。ダート良の勝ちタイムは1分55秒3。2着には、4番手からミッキーアイル産駒エンジェルラウンド、そこから1馬身1/2差の3着には、3番手からアジアエクスプレス産駒ナックダンス

 小倉5R芝1800m新馬を勝ったアメリカンペイトリオット産駒ベレザニーニャ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るゴールドアクター産駒ウマピョイに並びかけて競り合いになりますが、残り50mのところでベレザニーニャが抜け出して1馬身1/2差で完勝。良の勝ちタイムは1分50秒3。2着ウマピョイからクビ差の3着には、中団から差してきたドリームジャーニー産駒ビヨンドザドリーム

 中京5R芝2200mを勝ったエピファネイア産駒マキシ4番手追走で脚を溜めます。直線に入るとまず、3番手からゴールドシップ産駒ウインルーティンが先頭に立ちますが、外からマキシが並びかけて、競り合いのまま並んでゴール。写真判定の結果、ハナ差だけマキシが前に出ていて勝利。良の勝ちタイムは2分13秒6。2着ウインルーティンから5馬身差の3着には、7番手から差してきたロードカナロア産駒レッドヴァジュラ

 中山5R芝2200mを勝ったゴールドシップ産駒ペリプルス最後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、まず3番手から馬場の中央をを選んでエピファネイア産駒ヤングローゼスが先頭に立ちますが、ペリプレスが最内の空いたスペースを突いて抜け出します。そのまま1/2馬身差をつけて勝利。良の勝ち時計は2分16秒2。2着ヤングローゼスから1馬身1/2差の3着には、6番手から差してきたシルバーステート産駒ロジシルバー

 小倉6R芝1200mを勝ったリオンディーズ産駒カミーロ中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたタツダイヤモンドがそのまま押し切るかと思われましたが、残り50mのところで、馬場の中央からカミーロや、馬場の外側からファインニードル産駒ピースフルナイトなどが猛然と襲い掛かり、カミーロが3/4馬身差で1着、ピースフルナイトが2着、ダノンレジェンド産駒アスキーアートが3着となりました。良の勝ちタイムは1分9秒2。

 中京6R芝1600m新馬を勝ったモーリス産駒ホートループ好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速して、そのまま押し切りへ。ラストでドゥラメンテ産駒スイミーユニバンスが追い上げますが、これをクビ差抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分35秒9。2着スイミーユニバンスから1馬身3/4差の3着には、後方から差してきたリアルスティール産駒マンデヴィラ

 中山6R芝2000m新馬を勝ったハーツクライ産駒ピクシーレーション中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、まず3番手から馬場の1番外側を選択してエピファネイア産駒ダールフルートが先頭に立ちますが、その内側からピクシーレーションが一気に抜け出して1馬身1/2差で完勝。良の勝ちタイムは2分5秒7。2着ダールフライトから3馬身差の3着には、5番手から差してきたサトノクラウン産駒クラウンモチーフ

 小倉7R芝2000mを勝ったドゥラメンテ産駒ブレイヴロッカー5番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたエピファネイア産駒ラバタンシンが粘りますが、大外からブレイヴロッカーが鋭く伸びて、ゴール前では3/4馬身前に出て勝利。良の勝ちタイムは2分3秒7。2着ラバタンシンからクビ差の3着には、最後方から差してきたオルフェーヴル産駒アスターブジェ

 

 中京4Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったヘニーヒューズ産駒エクロジェイト好スタートからスピードを活かした逃げへ。途中、何頭かに絡まれますが、先頭を譲らずそのまま直線へ。直線に入ると、まずドゥラメンテ産駒プラーヴィが並びかけますが、これを突き放し、またラストは大外からヘニーヒューズ産駒タマモロックが迫りますが、これもクビ差凌いで勝ち切りました。ダート良の勝ちタイムは1分55秒4。2着タマモロックから2馬身1/2差の3着にはプラーヴィ勝ったエクロジェイトは、厳しい展開でも勝ち切ったメンタル面が凄いと思います。3歳ダート1800m路線では覚えてきましょう。

 

 中山9R芝1800m若竹賞(3歳1勝クラス)を勝ったヴィクトワールピサ産駒パクスオトマニカ好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってもスピードは緩まず、後続を1馬身1/2差離して完勝。良の勝ちタイムは1分48秒1。2着には、4番手から差してきたキズナ産駒ショウナンアレクサ、そこから2馬身1/2差の3着には、後方から追い込んできたドゥラメンテ産駒ネイビースター

 


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【競馬】 アメリカンジョッキークラブカップ(GⅡ)と東海ステークス(GⅡ)!

2023-01-22 04:45:10 | 競馬

 まずは中山のアメリカンJCC伝統のGⅡです。

 人気は、キタサンブラック産駒4歳牡馬⑩ガイアフォースでしょう。昨年の年度代表馬にイクイノックスが選出され、先週の3歳重賞 京成杯ではソールオリエンスが圧勝で、クラシック戦線に名乗り。今、種牡馬キタサンブラックの勢いがモノ凄いことになっております。その勢いで、今週もガイアフォースに注目が集まりやすくなっています。確かに、昨秋のセントライト記念は同じ中山芝2200mですし、イクイノックスと同じルメール騎手とくれば、それも仕方ありません。

 しかし、狙ってみたいのは、ここで大逃げをみせてほしい、横山典騎手の6歳牡馬⑤バビット。この馬もセントライト記念の勝ち馬であり、また昨秋のオールカマーも惜しい4着ですから、この舞台は得意

 相手には、重い馬場で復活期待の5歳牝馬⑥ユーバーレーベン。それからエプソムC勝利の5歳牡馬④ノースブリッジ。七夕賞勝利の6歳牡馬⑨エヒト。4連勝中の4歳牡馬⑪エピファニー。そして冒頭の⑩ガイアフォース

 馬券は、本命⑤バビットから1頭軸三連複10点 ⑤⇒⑥④⑨⑪⑩ と、⑤バビット頭固定の三連単20点 ⑤⇒⑥④⑨⑪⑩

 

 次はフェブラリーSトライアルの東海S

 狙いたいのは、中京ダートは2戦2勝のキズナ産駒の6歳牡馬④ハギノアレグリアス好位から粘り込む競馬で勝ち切ってほしいと思います。

 相手には、ベテランの7歳牡馬②オーヴェルニュ。安定度抜群の5歳牡馬⑧サンライズウルス。ゴールドアリュール産駒の7歳牡馬⑬ハヤブサナンデクン。3連勝中の6歳牡馬⑩プロミストウォリア。そして実績1番の5歳牡馬⑫クリノドラゴン

 馬券は、本命④ハギノアレグリアス頭固定の三連単20点 ④⇒②⑧⑬⑩⑫


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【集団免疫が効かないコロナ感染症】 地球の創造主の狙いは⁉ その2

2023-01-21 05:56:02 | 金融マーケット

 昨日の続きです。

 100年前のスペイン風邪に比べて、感染力は強いものの、毒性は低く、中途半端なパンデミックに見える新型コロナ感染症。しかし、ここへ来て「集団免疫」が効かないなど、不気味な特徴が判ってきています。このパンデミックの本当の狙いは何なのか、張本人である『地球の創造主』にインタビューをすることにしました。

 

 

 では、スラムダンクの安西先生の顔をした『地球の創造主』に、今回の狙いを聞いてみましょう!

 

 

当方地球の創造主にお聞きします。人類の数を減らすには、感染力は凄まじいけど、毒性が弱いコロナウイルスでは中途半端な気が致しますが、いかがでしょうか?」

創造主「いや違う。スペイン風邪の時がそうだったように、感染者が大量に死ぬ感染症だと、人類は徹底した隔離政策を行う上に、短時間でワクチンや特効薬を創ってしまい、結果的には大きな数を削減できないむしろ、毒性は弱いがダラダラ続く感染症の方が、いずれ危機感を失くして放置する傾向があるのが人類。しかも、感染症の犠牲者が老人ばかりであれば、尚更まぁ仕方がないと危機感を失くすのが人類である」

当方「地球上の先進各国は、国民の高齢化によって、医療財政や年金財政が追い込まれている状況です。この状況下、若者は無症状で、老人だけが死んでいくというコロナ感染症は、人類の本音としては『助かった!』と大喜びしている気がします。憎い人類を喜ばせてどうするのでしょうか?」

創造主「いや、私は人類を憎んではいませんよ。ただ数を減らしたいだけ。むしろ、人類が『助かった』と思うのであれば、こちらが狙ったとおりであり、そのうちコロナ感染症に対するちゃんとした対処はしなくなるここが狙いなのである」

当方「と言いますと?」

創造主まず老人がたくさんいなくなる。全世界の人類共通の話として、先進国の農業に就労している人の多くが60歳以上の高齢者である。日本だけでなく、中国の農村部も同じ。比較的若いと言われているフランスアメリカの農業だって、実は高齢化が問題となっている。したがって、高齢者の数が急減する過程の中で、農業に従事している働き手も急減することになる」

当方「そうなれば、人類が口にできる食糧が急速に不足することになりますね?」

創造主「そのとおり。そこでもし、小麦やお米、あるいは大豆といった主要穀物に、新たな感染症が発生したらどうなるか?」

当方「え⁉ そんなことを考えているのですか?

創造主「例えばの話、例えばの! そうなれば、世界中に飢餓状態が発生するので、ただでさえ食糧難に苦しむアフリカ各国や、アジアの貧困地域であるパキスタン、バングラディシュ、ミャンマーなどにおいては、大量の餓死者が出るので、一気に何億人も数が減るであろう。しかも、その時は先進国から支援する余力などないはず」

当方「恐ろしい・・。それにしても、人類の数を減らすという目標を、絶対に諦めないのですね。地球の創造主としては・・

 

 

 おあとが宜しいようで・・


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【集団免疫が効かないコロナウイルス】 地球の創造主の狙いは⁉ その1

2023-01-20 05:26:20 | 金融マーケット

 1月11日に、政府アドバイザリーボードメンバーによるレポート『新型コロナウイルス感染症対策に関する見解と感染症法上の位置づけに関する影響の考察』が公表されています。

 まぁ、コロナ感染症現状の2類から、インフルエンザと同じ5類へと位置づけを変えることについては、一定条件をつけながら「是」とする内容の報告書でありまして、これはこれで想定どおりの内容でありました。

 

 ただし、このレポートの中で紹介されているイングランドの事例には驚かされました。イングランドでは既に80%以上が感染を経験していますが、それでも感染症例は続いています。すなわち、コロナ感染症には「集団免疫」という終着点は期待できないということ。ということは、コロナ感染症と人類は、もう暫く付き合い続けなければならないようです。

 ちなみに、死亡率がインフルエンザ並に低下してきたようですから、インフルエンザと同じように、年々変位する相手と長期的に付き合うべき存在になったと思って、今後も末永く一緒に暮らすということ。

 しかし、気をつけなければならないのは、コロナ感染症には、インフルエンザに対するタミフルのような特効薬が開発されている訳ではなく、またインフルエンザ以上に、死亡者は高齢者に集中する傾向があること。高齢者の入院患者が特に多い病院や、介護施設の関係者には、全く気が抜ける状況にはなっておらず、むしろ高い緊張感を維持しなければならない対応がこれからも続くということ。何も救いがない状態です。

 

 あのスペイン風邪ですら、全世界的には3~4年程度の流行で、最後は「集団免疫」による収束となっていました。しかし、今回の新型コロナ感染症には、そのような終着点はなく、何となく気を付けながら、これからも付き合っていかなければならない、性質の悪い隣人のような存在となるようです。

 さて、こんな存在を人間界へ放出した「地球の創造主」の狙いは何なのでしょうか? もちろん、人類の数そのものを減少させることで地球環境を守ることが最終の狙いではありますが、その前に、どうやってこのウイルスで人類の数を減らそうとしているのか、という点が謎であります。

 あの強烈な毒性を持ったスペイン風邪の際、人類は、厳格な隔離政策を徹底して、ラストは人間の免疫力による「集団免疫」を成立させて対処仕切りました。したがって、地球の創造主としては今回、「集団免疫が効かないウイルスとすること」「弱毒だが長期化するウイルスにより、人類が厳格な隔離政策をやり遂げられないようにすること」の2点を徹底して仕組んでいる気が致します。

 

 それでは明日、地球の創造主に、そのあたりの狙いについて、直接インタビューをしてみることにしましょう。(明日に続く)

 


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【中国の基盤は農村に在り!】 「草の根の中国」 田原史起 著 東京大学出版会

2023-01-19 05:12:33 | 中国

 東京大学大学院の田原史起教授が書かれた「『草の根の中国』東京大学出版会」は、中華人民共和国の基盤である、中国の農村の今を教えてくれる名著であります。

 

 中国の農村といえば、我々はすぐに「貧困」と思いがちですが、さにあらず。確かに北京や上海の都市部で贅沢な暮らしをしている人々と比べれば、貧富の格差は著しいということになりますが、中国の農村に暮らす人々は、都市部の人間の暮らしなど全く関心がないそうで、むしろ気にしているのが、農村に点在している各集落間の格差に敏感とのこと。

 中国の農村では、血縁関係が大切にされており、密接な血縁関係がある人々が集まって一つの集落を作るそうです。その血縁集落というのは、男系の血縁集落であり、それぞれの集落間では、女性が嫁に行くことで交流が保たれるという図式。日本の古い山間の集落に似た世界が、中国では今でも各地で息づいているということのようです。

 この血縁による集落では、毛沢東以来の高齢農民たちが、自分たちの食糧確保ための農地を大事に耕し続けており、土地を捨てることは絶対にしません。むしろ、この濃密な血縁コミュニティを何よりも大切にしているそうです。そして、若者たちは、現金収入を得るために都市部へ出稼ぎに出ます。ただし、そのまま都市部へ移住するのではなく、必ず出身地の集落に戻ってきて、家を建てたり、子供の教育費を送ったりと、集落との関係を維持し続けるとのこと。ここが日本と異なるところ。

 

 ちなみに、都市部への出稼ぎによって得た現金収入によって、農村部での生活水準は予想以上に様変わりを見せているようです。例えば、移動手段。まず人気になったのが自転車ですが、これは1995年にピークを迎えて、替わりにバイクが急増しました。それも2014年がピークで、そのあとには乗用車が急速に伸びています。

 また携帯電話は、ほぼ全土に普及しており、カラーTVも、2011年にはほぼ普及したとのこと。ちなみに、洗濯機・冷蔵庫は持ってて当たり前ですが、今でも伸びているのがエアコン。これは、かなり贅沢な住宅(4階建ての鉄筋住宅等)を、兄弟が共同で建てる事案が増えてきたことにより、部屋数の増加とともに、エアコンの数も増えているようです。

 

 以上のように、農村部では、都市部との格差を気にすることなく、むしろ農村内の集落間の格差を意識しながら、出稼ぎで稼いだ現金収入を元に、乗用車を買ったり、近代的な家を建てたり、電化製品を揃えたりで、少しづつ「中間層」への登りつつある状況のようです。あくまでゆっくりではありますが、豊かさが広がるのを実感しながら、生活に満足している状況が見えてきます。この農村部の状況が、習近平政権にとっては最大の支持基盤になっているとのこと。

 ちなみに、農村部では『中国共産党に関する関心』は殆どないようです。これもビックリなのですが、彼らにとっては、平和が続いて、かつユックリではあっても、豊かさが広がることが実感できる今の時代を、濃い血縁集落の中で密なコミュニティさえ維持できれば、十分に満足ということなのでしょう。

 

 本当は、北京や上海で安い最低賃金で働かされている出稼ぎの状況を、少しでも改善できれば、農村部の中間層化のスピードが加速して、中国のGDP改善に大きく寄与できると思うのですが、そういうことに対して、農村部の人々も、また中央の共産党幹部も、あまり関心がないようです。

 これもまたリアルな中国の実態なのでしょう。この本は大変勉強になりました。


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