株式会社アートインプレッションが企画した展覧会情報や、展覧会カタログ制作、
展覧会関連イベント企画にまつわる情報を随時更新していきます。
よろしければ、HPもご覧ください。
↓アートインプレッション HPはこちら↓
https://artimpression.co.jp/
スタッフ募集
株式会社アートインプレッションは、国内外の美術館と連携し、美術展のプロデュースを行う会社です。この度、私たちと一緒に働いてくださるスタッフ(正社員)を募集します。
創造的でアイディア豊かな方のご応募をお待ちしております。
【求人情報】
〈雇用形態〉
正社員(試用期間3ヶ月を経て相談の上)
〈勤務地〉
港区南青山(表参道駅より徒歩5分)
〈採用予定人数〉
1名
〈応募締め切り〉
2024年12月13日(金)
〈業務内容〉
・国内外の美術展企画に関する業務全般
・資料作成、図録の編集、校正業務、HP
・ブログ更新作業、その他庶務
・海外取引先との通信、連絡および来日時のアテンド
・国内出張あり(展覧会設営等の立ち会いを含む)
〈勤務時間〉
月〜金曜日 10:00〜18:00 (昼休み60分)
〈休日〉
土日祝日(繁忙期に出社あり)、夏季・年末年始休暇あり
〈給与〉
月給20万円〜(各々経験に応じて相談)
〈手当〉
残業手当:就業規則に則る
(1) 法定時間内の場合: 基準賃金 × 1日8時間以下の実労働時間数
(2) 法定時間を超えて労働した場合: 基準賃金 × 1日8 時間を超えて 労働した時間数 ×1.25
深夜手当・休日手当:就業規則に則る
〈応募方法〉
履歴書、職務経歴書、志望動機書、手掛けてみたい展覧会企画案を下記メールアドレスにお送りください。
E-mail:info@artimpression.co.jp
※応募書類を拝見し、次のステップに進まれる方のみ、面接のご連絡をいたします。
※状況により早く募集を締め切ることもございます。
選考プロセス
[Step1]書類選考
[Step2]面接選考(1〜2回)
[Step3]採用内定
問い合わせ先
株式会社アートインプレッション
〒107-0062 東京都港区南青山5-12-27ワイズ512 402号
Tel:03-5766-7050
E-mail:info@artimpression.co.jp
HP: https://www.artimpression.co.jp/
あけましておめでとうございます
ジュール・シェレ 《ムーラン・ルージュ》 1889年 デイヴィッド・E.ワイズマン& ジャクリーヌ・E.マイケル蔵 © Christopher Fay
明けましておめでとうございます。
本年は昨年に引き続き「リサ・ラーソン展 知られざる創造の世界—クラシックな名作とともに」が滋賀県立陶芸の森陶芸館(3/2〜5/26)、岐阜県現代陶芸美術館(6/8〜8/25)にて開催されます。
また「『前衛』写真の精神:なんでもないものの変容」展は最終会場となる渋谷区立松濤美術館にて開催中です(〜2/4)。
そして4月からはいよいよ「ベル・エポック−美しき時代 パリに集った芸術家たち:ワイズマン&マイケル コレクションを中心に」が山梨県立美術館にて開幕する予定です(栃木、東京、岡山に巡回予定) 。
ぜひご高覧いただけますようご案内いたします。
展覧会の詳細につきましては、弊社HPをご覧ください。
本年も皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
2024年元旦
スタッフ募集
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この度、私たちと一緒に働いてくださるスタッフ(正社員)を募集します。
創造的でアイディア豊かな方のご応募をお待ちしております。
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正社員(試用期間3ヶ月を経て相談の上)
〈勤務地〉
港区南青山(表参道駅より徒歩5分)
〈採用予定人数〉
1名
〈業務内容〉
・国内外の美術展企画に関する業務全般
・資料作成、図録の編集、校正業務、HP
・ブログ更新作業、その他庶務
・海外取引先との通信、連絡および来日時のアテンド
・国内出張あり(展覧会設営等の立ち会いを含む)
〈勤務時間〉
月〜金曜日 10:00〜18:00 (昼休み60分)
〈休日〉
土日祝日(繁忙期に出社あり)、夏季・年末年始休暇あり
〈給与〉
月給20万円〜(各々経験に応じて相談)
〈手当〉
残業手当:就業規則に則る
(1) 法定時間内の場合: 基準賃金 × 1日8時間以下の実労働時間数
(2) 法定時間を超えて労働した場合: 基準賃金 × 1日8 時間を超えて 労働した時間数 ×1.25
深夜手当・休日手当:就業規則に則る
〈応募方法〉
履歴書、職務経歴書、志望動機書、手掛けてみたい展覧会企画案を下記メールアドレスにお送りください。
E-mail:info@artimpression.co.jp
※応募書類を拝見し、次のステップに進まれる方のみ、面接のご連絡をいたします。
※状況により早く募集を締め切ることもございます。
選考プロセス
[Step1]書類選考
[Step2]面接選考(1〜2回)
[Step3]採用内定
問い合わせ先
株式会社アートインプレッション
〒107-0062 東京都港区南青山5-12-27ワイズ512 402号
Tel:03-5766-7050
E-mail:info@artimpression.co.jp
HP: https://www.artimpression.co.jp/
ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて
「ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」会場入口写真
みなさまこんにちは。お元気にお過ごしですか?
ふと気がつけば芸術の秋
弊社スタッフは箱根のポーラ美術館で開催されている「ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」に行ってまいりました。
本展は国内屈指のピカソ・コレクションを有するポーラ美術館とひろしま美術館による共同企画展であり、一生に何度も作風を変化させたことで知られる20世紀の巨匠、パブロ・ピカソ(1881-1973)の画業を、「青の時代」を原点として振り返っております。
画面全体を青の色調で統一し、社会的に弱い立場にいる人々を描いた「青の時代」(1901-1904)。ピカソがこのような作品を数多く描くようになったのは、彼の友人で詩人のカセヘマスが自ら命を絶ったことがきっかけでした。
「青の時代」の作品はどれも静謐な重厚感がありましたが、中でも1902年に制作された《海辺の母子像》は、夜とも朝とも見て取れる薄暗い浜辺で佇む母子の姿が実に神秘的で美しく、母親が掲げている一輪の赤い花が、青いトーンで統一されているこの作品にアクセントを添えている点も魅力的でした。
「ポーラ美術館開館20週年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」会場写真《海辺の母子像》1902年
一方で、あの巨大な壁画《ゲルニカ》(1937年、プラド美術館蔵) を発表した直後の1937年に描かれた《花売り》は、《海辺の母子像》とは対照的でカラフルな色彩が用いられており、エネルギーに満ち溢れた、ピカソの独創性が際立つ素敵な一枚でした。
「ポーラ美術館開館20週年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」会場写真《花売り》1937年
展示室にはポーラ美術館やひろしま美術館をはじめとする国内所蔵作品のほか、海外からの作品も飾られていたのですが、特にバルセロナのピカソ美術館が所蔵している15歳頃のピカソの《自画像》は、着用している衣服も背景も茶色で統一されていてノーブルな雰囲気が漂っていましたし、私が学生の頃読んでいた美術の資料集にも載っている作品でしたので、今回本物を鑑賞することができてとても感動しました。
「ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」は2023年1月15日(日)まで開催中です。ぜひみなさまも箱根という自然豊かな場所で、感性豊かなピカソの作品に触れてみてはいかがでしょうか。
★会場内は一部撮影可能な作品がございました★
ポーラ美術館 入口写真
ポーラ美術館
●会期 2022年9月17日(土) 〜 2023年1月15日(日)
●開館時間
午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
※ 日時指定予約は不要
※ 但し15名以上の団体もしくは貸切バスでのご来館の場合は事前予約が必要
●休館日 会期中無休
●入館料
大人1,800円(1,600円)、大学・高校生1,300円(1,100円)、中学生以下無料
※ ( )内は割引料金
●住所 〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
●電話番号(代表) 0460-84-2111
●アクセス
・「小田原駅」より箱根登山線乗車。「箱根湯本駅」乗り換えで「強羅駅」下車後、施設めぐりバスにて約13分「ポーラ美術館」下車
・「小田原駅」「箱根湯本駅」より当館直通バス運行中
●展覧会公式HP https://www.polamuseum.or.jp/sp/picasso2022/
●美術館公式HP https://www.polamuseum.or.jp/
「つながる琳派スピリット 神坂雪佳」
「つながる琳派スピリット 神坂雪佳」展 チラシ表面
みなさまこんにちは
先日弊社スタッフは、パナソニック汐留美術館にて開催中の「つながる琳派スピリット 神坂雪佳」展の内覧会に行って参りました
神坂雪佳(1866-1942)は、明治~昭和にかけて活躍した京都の図案家・画家です。
今もなお人々を魅了している江戸時代を通じて栄えた装飾芸術「琳派」からインスピレーションを受け、絵画、工芸、調度品の装飾など幅広い創作活動を行いました。
本展覧会は神坂雪佳の絵画、図案集、工芸品に加え、彼が手本とした琳派の美を象徴する
本阿弥 光悦(ほんあみ こうえつ)、尾形 光琳らの名品など約80点が紹介されています。
神坂雪佳の作品は、美しいものから可愛らしいものまでバラエティ豊かで、幅広い視野を持って
創作活動に取り組まれていたことが作品から伝わってきます。
どの作品も素敵だったのですが、このブログでは印象に残った作品3点をご紹介いたします
まず1点目はチラシに掲載されている、犬2匹が描かれた作品『百々世草』より「狗児(くじ)」』。
この作品は見たことがある方も多いのではないでしょうか?
優しい眼差しでカタツムリを見つめる姿、そして背後にいる犬にとても癒されました
ちなみにパナソニック汐留美術館のミュージアムショップでは、
同作品がモチーフになったお皿や手拭いなどが販売されていましたので、
ぜひチェックしてみてください
2点目は、神坂雪佳がデザインした「雪庵菓子皿」という雪を被った庵(小屋)をかたどった器の作品です。
器には、庵で頬杖をつく人物が外を眺める様子が描かれているのですが、
作品のフォルム、使われている色、線描からほのぼのとした印象や愛らしさを感じました。
チラシには掲載されていない作品なのですが、ぜひ皆様にも実際にご覧いただきたい作品のひとつです
3点目は、金地屏風に燕子花(かきつばた)の群生が描かれた作品「杜若(かきつばた)図屏風」です。
青みを帯びた花と白い花、金地のコントラストがとても美しく、琳派の継承が感じられる
絵画作品でした。
会場にはご紹介した作品の他にも、神坂雪佳の彩り豊かな作品が多数展示されています。
国内美術館の特別企画展としては、約20年ぶりとなる待望の展覧会。
神坂雪佳作品をまとまった点数で鑑賞できる絶好の機会ですので、
ぜひみなさまも足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
「つながる琳派スピリット 神坂雪佳」展は12月18日(日)まで開催中です。
展覧会の詳細は下記URLよりご確認いただけます
装いの力―異性装の日本史
装いの力―異性装の日本史展 チラシ表面
まだ暑い日が続いておりますが、朝夕は涼しく少しずつ秋の気配を感じられるようになりましたね
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
先日弊社スタッフは、渋谷区立松濤美術館にて開催中の「装いの力ー異性装の日本史」展の内覧会に行って参りました
今日において、男性か女性かといった2つの性別によって区分する考え方は私たちの中に深く根付いておりますが、
古来からこの性の境界を装いによって越える試みがしばしば行われてきました。
本展は衣服や化粧によって生まれながらの性の越境を可能とする「異性装」による装いの力についての展覧会です
展示されている作品は、一般に日本最古の歴史書と言われている古事記に記された異性装にまつわる記録、女武者の武具、歌舞伎役者が描かれた絵画、手塚治虫氏による異性装のキャラクターが活躍する「リボンの騎士」、ダムタイプの舞台芸術作品「S/N」などバラエティ豊か。
作品群を通して、日本では古くから「異性装」による表現が続いており、それは自己表現の一つであることがよくわかります
中でも印象に残っているのは、女歌舞伎図屏風です。
今では歌舞伎は男性の演目とされていますが、実は歌舞伎はもともと男装した出雲阿国(いずもの おくに)という女性が演じた演目が起源だと言われています。
しかし、女性が異性装をし、演じられていた歌舞伎はいずれも風俗を乱すという理由で禁止されるようになり、
以降歌舞伎役者は男性のみになったそう。
本作は、歌舞伎の起源と言われている異性装をした女性が音楽を奏でる様子や踊りなどが細かく描写されており、
当時流行した女歌舞伎の様相を見ることができる一作だと思いました。
このほかにも日本における「これまでの異性装」が時代ごとに展示されており、
これからの異性装や私たちの文化に深く根付いている男らしさ、女らしさについて考えさせられる展覧会でした
「装いの力ー異性装の日本史」展は10月30日(日)まで開催中です。
ぜひみなさまも足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
展覧会の詳細は下記URLよりご確認いただけます
ボストン美術館展 芸術×力
東京都美術館 「ボストン美術館展 芸術×力」 チラシ表面
みなさまこんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
弊社スタッフは先日、東京都美術館で開催中の展覧会「ボストン美術館展 芸術×力」に行ってまいりました
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初の予定から2年越しで開催されることとなった本展覧会。
アメリカのボストン美術館が所蔵する50万点近くの膨大なコレクションから、およそ60点の古今東西の名品が集結しており、国際色豊かな展示はとても見ごたえのあるものでした
展示会場に入って最初に迎えてくれるのは、2枚の肖像画。
ひとつは17世紀のフランドル画家、アンソニー・ヴァン・ダイク作のチャールズ1世の娘、メアリー王女の肖像。
華奢な体と色白な肌、そして白いレースのついた淡い水色のドレスが、より彼女に儚い印象を与えていますが、一方で気品溢れる佇まいは大人びており、その相反する魅力が印象的でした
もうひとつは18世紀から19世紀にかけて活躍したフランスの画家、ロベール・ルフェーヴルとその工房作のナポレオン1世の肖像。
先ほどのメアリー王女とは対照的に、がっしりとした体つきに金の刺繍を施した深紅のマントをはおったナポレオン1世は、とても力強く威厳があり、皇帝としての風格を感じさせる1枚でした
また、ヴァン・ダイクと「フランスのヴァン・ダイク」と呼ばれていたロベール・ルフェーヴルの作品を、同じ壁に横並びで展示している点も実に興味深かったです
本展覧会では前述の西洋絵画の他、日本の作品も里帰りとして多く出品されており、中でも平安時代後期から鎌倉時代初期に作られた《吉備大臣入唐絵巻》(きびだいじんにっとうえまき) は、全長24メートルに及ぶ大作でインパクトがありました
舞台は唐。遣唐使として海を渡った吉備真備(きびのまきび)は、皇帝の使者によって高楼に幽閉されてしまいますが、この地で亡くなった同じく遣唐使の阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)の亡霊が鬼となって現れて、彼の助けを借りながら次々と迫り来る難題を乗り越えていきます。
飛行の術で宙を浮いたり、試験問題を盗み聞きしたりなど、真備と仲麻呂の行動はユーモアに富んでいて、まるで現代の漫画を読んでいるような気分になりましたし、衣服や宮殿などの随所に用いられていた色鮮やかな赤がとても印象的な作品でした
国際色豊かな名品が集う「ボストン美術館展 芸術×力」は、東京都美術館にて10月2日(日)まで開催中です。ぜひみなさまも訪れてみてください
東京都美術館
●会期 2022年7月23日(土) 〜 10月2日(日)
●開館時間
9:30 〜 17:30(入館は17:00まで)
※ 金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
●休館日
月曜日、9月20日(火)
※ ただし9月12日(月)、 9月19日(月・祝)、9月26日(月)は開室
●入館料
一般2,000円、大学生・専門学校生1,300円、65歳以上1,400円
※ 本展覧会は日時指定予約制 → 詳細はこちらから
※ 高校生以下は無料(日時指定予約が必要)
※ 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(日時指定予約は不要)
※ 未就学児は日時指定予約不要
※ 高校生、大学生・専門学校生、65歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方は、いずれも証明できるものを提示
※ オンライン・プレイガイドでの予約が難しい方を対象に当日の入場枠を設けているが、ご来場時に予定枚数が終了している場合あり。
●住所 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
●電話番号(ハローダイヤル) 050-5541-8600
●アクセス
JR上野駅「公園口」より徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
京成線京成上野駅より徒歩10分
●展覧会公式HP https://www.ntv.co.jp/boston2022/
●美術館公式HP https://www.tobikan.jp/
「いろいろ 色の魔法—色から見える写実」展
「いろいろ 色の魔法—色から見える写実」展 チラシ表面
みなさまこんにちは!
前回に引き続き弊社スタッフがこの夏鑑賞した展覧会についてご紹介いたします
本日ご紹介をするのは千葉県にあるホキ美術館にて開催中の
「いろいろ 色の魔法ー色から見える写実」展。
(ホキ美術館は日本初の写実絵画専門美術館で、日本の現代作家の作品を数多く所蔵している美術館です。)
写実絵画の展覧会というと、まるで写真のように緻密な描写に注目されることが多いと思いますが、本展は「色」に光が当てられた構成で、出品作品は濃いブルーの色合いをした作品からはじまり、次第に色が淡くなりベージュに変化していくといった色の変化を楽しみながら作品を展覧することができます。
それぞれの作品の近くには、作品に使用されている色の色見本(カラーコード)があり、
作品を構成する心地良い配色はどのようなものなのか?といったことも学ぶことができます
ホキ美術館は建築もとても美しいのですが、内装の雰囲気と出品作品の色々が織りなす空気感がとても新鮮で、まるで四季折々の変化のようにも感じられました。
本展で特に印象に残っている作品は、三重野慶氏の「言葉にする前のそのまま」という作品です
川辺に横たわる女性が描かれた油彩画なのですが、絵であることが信じられないほど、女性の透明感ある肌や水に映り込む光の描写が細かく表現されていて、まるで今にも動き出しそうな錯覚を覚えました!
気になる方はインターネットでチェックすることも可能ですが、ぜひ実際に会場で鑑賞されることをお勧めいたします
出品作品の中には、ほんの数年前に描かれた作品も多数展示されており
完成したばかりの作品を間近で鑑賞することもできます。
「いろいろ 色の魔法ー色から見える写実」展はホキ美術館にて11月13日まで
開催中ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
展覧会の詳細は下記ホキ美術館のウェブサイトよりご覧いただけます。
フィン・ユールとデンマークの椅子展
フィン・ユールとデンマークの椅子展 チラシ表面
みなさまこんにちは!
暑い日が続いておりますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
弊社スタッフは先日、東京都美術館で開催中の「フィン・ユールとデンマークの椅子展」を観賞してきました。
北欧のデザインや芸術がお好きな方は、きっとかねてより開幕を楽しみにされていた方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
フィン・ユール(1912-1989)は、デザイン大国とも言われている北欧・デンマークの代表的なデザイナーのうちの一人。
美しい椅子を数多くデザインしたことで知られていますが、
椅子だけでなく、キャビネットやテーブル、時計などの家具デザイン、
インテリアデザイン、空間デザインなど、幅広くデザインの分野において
功績を残しています。
1950年代より活躍の場をアメリカへと広げてからは、
ニューヨークにある国連本部ビルの信託統治理事会議場のインテリアと家具デザインを手掛け国際的なデザイナーとして歴史に名を残しました。
本展はフィン・ユールの仕事を中心に、デンマークの家具デザインの歴史や変遷が
バラエティー豊かな作品群、資料を通して紹介されており、フィン・ユールの魅力やデンマークで優れたデザインが生まれる背景について学ぶことができる展覧会でした。
出品作品の多くは、椅子研究者である織田憲嗣氏が研究資料として収集された貴重なコレクションで、これだけ多くのコレクションを一同に展覧できることの有難さを実感いたしました。
会場内にはフィン・ユールをはじめデンマークの優れたデザイナーによる椅子に
座ることができるコーナーもあります。
実際に座ることで、名作と呼ばれる椅子がどのような物なのか体験できるのはもちろん、「この椅子と共に生活をするなら...」などといった本展を鑑賞した少し先の未来のことについても考える機会も生まれ、貴重な時間を過ごすことができました。
フィン・ユールとデンマークの椅子展 会場写真
撮影:弊社スタッフ
「フィン・ユールとデンマークの椅子展」は10月9日(日)まで東京都美術館にて開催されていますので、気になられた方はぜひ下記の展覧会公式HPをチェックしてみてください。
展覧会公式HP