出品作品紹介!
さて、出品作品紹介”第5弾”です。
今日は、こちら
「ビーズとガラスの管玉の見本が入った箱」
ヴェネツィア、ドメニコ・ブッソリン、1850年頃
文字通り、見本帳ならぬ見本箱!
ビーズの見本帳ってすごいですよね~
上半分には、刺繍用のビーズの見本がスペクトル順に、
そして、内円にはさらに小さいビーズが入ってます。
下半分には衣裳を飾るためのビーズとガラス玉見本。
この作品自体は制作者であるドメニコ・ブッソリンがペテルブルグに
自社製品の見本として送ったそう。
ちょうど、18世紀後半~19世紀前半のロシアでは、
「ビーズの黄金期」と言われるほど、ビーズ刺繍がご婦人方の間ではやっていたんですって。
それにしてもどうです?
この色鮮やかなビーズの数々。
さてさて、もっと寄って見てみましょう!
よ~く見ると・・・
いくつもの小~さなビーズが束にされているのが分かります。
そしてガラス玉の数々・・・
よくみると、本当に手が込んでいて、溜息がでてしまいます。
これをふんだんに使って、洋服や小物を装飾したり、ビーズで絵を作っていたというのですから、驚きです。
他にも、ビーズ刺繍のバッグ、肩掛け、ビーズ刺繍画が出品されているので、
是非、ご覧になってください。
国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス
北海道立近代美術館 2011年6月9日~7月3日
東京都庭園美術館 2011年6月14日~9月25日 開催中
岡山県立美術館 2011年10月1日~11月6日