アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

リサ・ラーソンとネコ

2022-05-27 17:44:22 | リサ・ラーソン

リサ・ラーソンとネコ

 

 

こんにちは! 
ここ最近、夏を思わせるような陽気と陽射しになってきていますね。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?   

本日はこれまで開催してきたリサ・ラーソン展に出品したネコがモチーフの作品をご紹介いたします!

リサ・ラーソンの動物モチーフの作品は数多くございますが、中でもバリエーションが豊富なのはネコの作品!

それはリサ・ラーソンにとってネコが特別な存在だからなのかもしれません

今やリサ・ラーソンが生み出したネコの作品は多岐に渡りますが、
リサ・ラーソンが長期にわたって活動してきたグスタフスベリ社で制作した最初のネコ作品は、
「小さな動物園シリーズ」(1956年)のネコ。 (ちなみにこのシリーズが、動物をモチーフにしたグスタフスベリ社での最初の作品です。)

 

しっぽが縦にたったネコより時計回り:Lilla Zoo Small Zoo 小さな動物園  1955年
座ったネコ、ウマ、キツネ、ダックスフント、バイソン
リサ・ラーソン展 (2014年~2015年開催) 出品作品 
*作品画像:リサ・ラーソン展図録より
©︎Lisa Larson / Thomas Carlgen

 


  実は小さな動物園シリーズのネコは、リサ・ラーソンがグスタフスベリ社入社前に制作したネコの作品
(リサ・ラーソン展 創作と出会いを巡る旅にて出品)がインスピレーションの元になっているのです。

ネコ(ユニークピース)1952 -1954年
リサ・ラーソン展 創作と出会いを巡る旅(2020年~2021年開催) 出品作品 
*作品画像:リサ・ラーソン展 創作と出会いを巡る旅 図録より
©︎Lisa Larson / Alvaro Campo

 



リサ・ラーソンのネコの作品は、しっぽが横にピンとのびたネコもいるのですよ。


このネコは大きな動物園シリーズの一員で、マイキーのおじいちゃんとも言われている作品なのです

 

ネコ/大きな動物園シリーズ 製造1958 -1979年
リサ・ラーソン展 創作と出会いを巡る旅
北海道立函館美術館 会場にて撮影(2020年
10月3日(土)〜11月29日(木)開催)
撮影:弊社スタッフ

 


マイキー
リサ・ラーソン展 創作と出会いを巡る旅 
大分市美術館 会場にて撮影(2021年1月8日(金)〜2月21日(日)開催) 
撮影:弊社スタッフ


 

マイキーと見比べてみると、縞模様の胴体や、横にピンと伸びたしっぽ、お顔の雰囲気が似ていませんか?
イラストを描いた後、大きな動物園シリーズのネコに似ていることに気がつき、それからはこのネコをマイキーのおじいちゃんと呼んだりしているそうですよ

今日の作品紹介はここまで。
またみなさまにリサ・ラーソンの魅力的な作品をご紹介する機会ができますように

 


SHIBUYAで仏教美術展に行ってきました!

2022-05-18 15:25:49 | Weblog

SHIBUYAで仏教美術展に行ってきました!

「SHIBUYAで仏教美術 ー 奈良国立博物館コレクションより」展 渋谷区立松濤美術館 チラシ表面

 

みなさまこんにちは
徐々に夏の日差しとなってきましたが、お元気でしょうか?

弊社スタッフは先日、打合せで渋谷区立松濤美術館にお邪魔し、開催されていた「SHIBUYAで仏教美術 ー 奈良国立博物館コレクションより」展を鑑賞してまいりました

本展は、奈良国立博物館が所蔵する日本の仏教美術品から選りすぐりの83点が展示されており、このように同館から名品がまとまって東京で公開されるのはなんと今回が初めてということです

仏像や掛軸、絵巻などといった作品はどれも重厚感があって美しく、観賞していて身が引き締まりましたし、同時に心が浄化されたような清々しい気分になりました

中でも私が印象に残っているのは、帝釈天(たいしゃくてん)と呼ばれる仏教の守護神の図像を描いた紙本墨画であり、所々に色注が書き加えられているのがとても新鮮に感じました

また、当時の人々が信仰の対象として拝めていた仏像を、今回のような展覧会では美術作品として扱っているという点も大変興味深いですよね

そして何より、松濤美術館の建築のなんと美しいこと…

建物の中央が吹き抜けとなって、そこにブリッジや噴水が配されていたり、通路にはヨーロッパ調の鏡、展示室には大きなレザーソファが置かれていたりなど、設計者、白井晟一による個性豊かな建築様式に終始心ときめいておりました


「SHIBUYAで仏教美術 ー 奈良国立博物館コレクションより」展は、渋谷区立松濤美術館にて5月29日(日)まで開催中ですので、ぜひお時間のある方は訪れてみてください



渋谷区立松濤美術館

●住所

〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14

●電話番号

03-3465-9421

●会期

2022年4月9日(土)〜2022年5月29日(日)

●休館日

月曜日、5月6日(金)

●時間

特別展期間中:午前10時〜午後6時(ご入館は午後17時30分まで)
公募展・サロン展期間中:午前9時〜午後5時(ご入館は午後16時30分まで)
※2020年8月から当面のあいだ、夜間開館中止

●入場料

□一般1,000円(800円)、大学生800円(640円)、高校生・60歳以上500円(400円)、小中学生100円(80円)
※( )内は渋谷区民の入場料
※土・日曜日、祝休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料
※障がい者及び付添の方1名は無料

□リピーター割引
観覧日翌日以降の本展会期中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引きでご入館できます。

□土・日曜日、祝日・最終週は「日時指定予約制」 → ご予約はこちら


●アクセス

〈電車〉
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分
JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分

〈バス〉
ハチ公バス 「松濤美術館入口」下車 徒歩2分/「東大前」下車 徒歩2分
東急バス 渋55「東大前」下車 徒歩2分
京王バス 渋60・61「東大前」下車 徒歩2分/渋60・61「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分
都営バス 渋66「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

●HP

https://shoto-museum.jp/