アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展

2022-08-23 15:29:42 | Weblog

「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展

「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 チラシ表面

 

みなさまこんにちは
お元気にお過ごしでしょうか?

弊社スタッフは先日、国立西洋美術館で開催されている「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展に行ってまいりました

本展覧会は、1年半の休館を経て新装開館した国立西洋美術館とドイツの主要な工業都市エッセンにあるフォルクヴァング美術館の2つのコレクションからなり、印象派の巨匠モネからドイツの現代美術家ゲルハルト・リヒターまで、両館が誇る100点以上の名品を鑑賞することができます

「自然と人」をテーマとした展示作品からは、移りゆく自然や季節の儚さを見て取れましたし、同時に19世紀から20世紀の著名な作家たちが、それぞれどのように自然と向き合っていたのかも感じ取れました

中でも、私が印象に残っている作品を3点ほどご紹介したいと思います


「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 会場写真

1枚目はクロード・モネの《舟遊び》。雲や人影が写っている水面の青が、二人の女性が身につけている白いドレスをより一層際立たせています。女性たちの表情をはっきりと伺うことはできませんが、何かおしゃべりをしながら休日のひとときを楽しんでいるような和やかな雰囲気が魅力的でした。



国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 会場写真

2枚目はドイツの画家で建築家でもあるカール・フリードリヒ・シンケルの《ピヘルスヴェルダー近郊の風景》。窓とそこから見える風景が描かれており、あえて外の風景が画面全体を占めていない点がとても斬新な発想だと思いました。




国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 会場写真

3枚目はポール・シニャックの《サン=トロぺの港》。まず全体の構図が美しいのと、手前に寒色、奥に暖色を用いることで遠近感が強調されています。色鮮やかで見る者を飽きさせない一枚。シニャックが得意とする点描は圧巻です。


このほか、本展では自然が描かれた素敵な作品が数多くあり、まるで各地の自然を訪ね歩いているようなわくわくした気持ちになりました

「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展は9月11日(日)まで開催中です。ぜひみなさまも自然を巡る旅へと出かけてみてはいかがでしょうか?




「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 会場入口写真

 

国立西洋美術館

●会期 2022年6月4日(土)〜9月11日(日)

●開館時間

9:30〜17:30(入館は17:00まで)
※ 毎週金・土曜日は20:00まで(入館は19:30まで)

●休館日 月曜日

●入館料

□ 一般2,000円(1,900円)、大学生1,200円(1,100円)、高校生800円(700円)
※ ( )内は割引料金
※ 本展覧会は事前予約制(日時指定券)を導入→ チケットの詳細・購入方法はこちら
※ 中学生以下は無料
※ 身に障害のある方および付添者1名は無料
※ 国立美術館キャンパスメンバーズ加盟の大学等の学生は1,000円、教職員は1,800円

●住所 〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号

●電話番号(ハローダイヤル) 050-5541-8600

●アクセス

JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分
京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車 徒歩8分

●展覧会公式HP https://nature2022.jp/