アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介⑤

2020-04-14 10:20:23 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介⑤

 

ジョゼフ = テオドール・デック「花鳥文花器」1880年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

 

皆様こんにちは

今回は福島県立美術館にて開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の第5弾!

本日はジョゼフ = テオドール・デックの「花鳥文花器」をご紹介いたします

 

色鮮やかな植物や鳥と黄色の器表の組み合わせがとても魅力的ですよね。

日本の七宝焼と近いものを感じる方もいらっしゃるのではないのでしょうか

この作品はジョゼフ = テオドール・デックというフランスの歴史主義様式を代表する陶芸家による作品で、ファイアンスフィーヌという陶器の一種に分類されます

ファイアンスフィーヌとは象牙色の多孔質の素地(細孔が非常に多く空いている材料)に透明で光沢のある釉薬を掛け、上絵付け、下絵付け、あるいは転写技法による絵付けを施した陶器を指します

 

次のブログでも素敵な作品をご紹介いたします。

どうぞお楽しみに

 

福島県立美術館

〒960-8003
福島市森合字西養山1番地
Tel.024-531-5511

開館時間

9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)

休館日

月曜日(ただし5/4(月)は開館)

観覧料 

 <一般>

1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)

<大学生・専門学校生>

1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)

<小中高生>

650円(当日) /500円(前売り・20名以上の団体)

交通アクセス (JR福島駅東口より)

●電車
福島交通飯坂線→「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)

●バス

9番バス乗り場より、福島交通ももりん2コース→「県立美術館入口」下車(徒歩3分)

詳しくは福島交通ホームページをご覧ください(外部ページへリンクします)


●タクシー
約5分

本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です

展覧会詳細HPはこちらをチェック→

その他の展覧会情報につきましては、アートインプレッションHPにて随時更新しております


ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介④

2020-04-13 13:28:02 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介④

 

シャーンドル・アパーティ・アブト ジョルナイ陶磁器製造所

「狩りをする雌ライオン像」1908年ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

 

皆様こんにちは

本日は福島県立美術館にて開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の第4弾!

前回のブログではジョルナイ陶磁器製造所にて制作された作品をご紹介いたしました。

今回は前回に引き続き、ジョルナイ陶磁器製造所で制作された作品をご紹介するとともに製造所についてシェアいたします

 

ジョルナイ陶磁器製造所とは?

1852年にミクローシュ・ジョルナイ(Miklós Zsolnay) によって創業された製造所。 長男イグナーツに次いてヴィルモシュが共同経営者となり、1865 年に所有者となりました。 工場では、耐火粘土製品や建築用陶器、装飾美術品、暖炉の製造の他に、 数多くの新しい陶器素材や製品が開発され一躍国際的に有名な製造所へと成長しました。

本日は製造所の成功に貢献したデザイナーの一人であるシャーンドル・アパーティ・アブトの作品「狩りをする雌ライオン像」をご紹介いたします 

光り輝くモスグリーンの2頭の雌ライオンが攻撃に備えて、からだを寄せ合い、牙をむいている様子が特徴的な作品。

ライオンは狩りをするとき、群れの雌どうしが連携して、獲物に十分近づいてから、一気に襲うそうで、そのライオンの生態が作品から伝わってきます

ちなみに、アール・ヌーヴォー様式のこうした彫像は、パワーを想起させるものであったことから、当時、しばしば紳士の書斎の必需品として机の上に置かれていたそうです

次のブログでも素敵な作品をご紹介いたします。

どうぞお楽しみに

 

福島県立美術館

〒960-8003
福島市森合字西養山1番地
Tel.024-531-5511

開館時間

9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)

休館日

月曜日(ただし5/4(月)は開館)

観覧料 

 <一般>

1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)

<大学生・専門学校生>

1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)

<小中高生>

650円(当日) /500円(前売り・20名以上の団体)

交通アクセス (JR福島駅東口より)

●電車
福島交通飯坂線→「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)

●バス

9番バス乗り場より、福島交通ももりん2コース→「県立美術館入口」下車(徒歩3分)

詳しくは福島交通ホームページをご覧ください(外部ページへリンクします)


●タクシー
約5分

本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です

展覧会詳細HPはこちらをチェック→

その他の展覧会情報につきましては、アートインプレッションHPにて随時更新しております


ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介③

2020-04-10 15:13:25 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介③

 

ジョルナイ陶磁器製造所「葡萄新芽文花器」1898-1899年 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

皆様こんにちは

今回は、福島県立美術館にて開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の第3弾!本日ご紹介するのはジョルナイ陶磁器製造所にて制作された「葡萄新芽文花器」です

 

光沢のある金属的な輝きと、深紅の葉の強烈なコントラストが特徴的な花器。

1900年のパリ万国博覧会では、「タマムシと称するがごとき」といわれ、日本でも注目されるようになりました。このメタリックな輝きは、エオシン彩という技法によるものです

 

<エオシン彩とは?>

ハンガリーの化学者、ワイン醸造家、ブダペスト工科大学教授、学長であったヴィンツェ・ヴァルタとハンガリーの陶芸における第一人者ヴィルモシュ・ジョルナイによって開発された技法

二人が実験によって生み出した銅ラスター彩が、金属光沢のある赤色で暁の太陽の色に似ていたことから、ギリシア神話の曙の女神エオス(Eos、ローマ神話ではアウロラ)にちなんで命名されました。

*「ラスター彩」...陶器の表面を金属的な光沢で輝かせる上絵付による装飾技法。

その後、この技術はジョルナイ陶磁器製造所で実際に応用されるようになり、ジョルナイ陶磁器製造所が生み出したラスター彩を全てエオシン彩と呼ぶようになりました

青、紫、緑、金色などが混ざり合い、神秘的な輝きを感じますよね

次のブログでは、引き続きジョルナイ陶磁器製造所で作られた素敵な作品と製造所について詳しくご紹介いたします

 

福島県立美術館

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開館時間

9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)

休館日

月曜日(ただし5/4(月)は開館)

観覧料 

 <一般>

1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)

<大学生・専門学校生>

1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)

<小中高生>

650円(当日) /500円(前売り・20名以上の団体)

交通アクセス (JR福島駅東口より)

●電車
福島交通飯坂線→「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)

●バス

9番バス乗り場より、福島交通ももりん2コース→「県立美術館入口」下車(徒歩3分)
詳しくは福島交通ホームページをご覧ください(外部ページへリンクします)

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約5分

本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です

展覧会詳細HPはこちらをチェック→

その他の展覧会情報につきましては、アートインプレッションHPにて随時更新しております

 
 

ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介②

2020-04-09 10:36:26 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介②

 

 

エミール・ガレ「洋蘭文花器」1900年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

皆様こんにちは

今回は、福島県立美術館にて開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の第二弾!本日ご紹介するのはエミール・ガレの「洋蘭文花器」です

エミール・ガレのガラス工芸を代表する傑出した作品の一つである「洋蘭文花器」

琥珀色をした優雅で個性的な聖杯型をした花器は、まるで光に向かってシンメトリーに花びらを開かせているかの様ですね

咲き誇る蘭に見惚れてしまいますちなみにエミール・ガレは芸術家であり植物学者でもありましたガレは、花の中でもとりわけ蘭の美しさに魅せられ、蘭をモチーフにした作品を数多く残しています

蘭のもつ優美さに惹かれていたガレの姿が作品に映し出されている様にも感じられますね

次のブログでも素敵な作品をご紹介いたします。

どうぞお楽しみに

 

福島県立美術館

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9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)

休館日

月曜日(ただし5/4(月)は開館)

観覧料 

 <一般>

1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)

<大学生・専門学校生>

1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)

<小中高生>

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交通アクセス (JR福島駅東口より)

●電車
福島交通飯坂線→「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)

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9番バス乗り場より、福島交通ももりん2コース→「県立美術館入口」下車(徒歩3分)
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本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です

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ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品のご紹介①

2020-04-08 13:23:38 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介①

 

 

皆様こんにちは

この度は新型コロナウイルスに関して、前例のない要請がなされるなど、様々な影響が出ていることと思います。

被患された皆様の早期回復と感染の早期終息を心よりお祈りいたします。

 

3月24日から福島県立美術館にて開催しているブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』につきましては、現在予定通り開催中です。

困難な状況が続いておりますが、少しでも良い展覧会となりますようスタッフ一同努めて参ります。

また、この機会に少しでも多くの方へ本展に出展している素敵な作品をご覧いただきたく、今日から出展作品を1点ずつブログでご紹介することにしました

 

今回ご紹介するのはルイス・カンフォート・ティファニーの「孔雀文花器」です

 

ルイス・カンフォート・ティファニー「孔雀文花器」1898年以前 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

コバルトブルー色のガラスに、紫色や緑色、青色や金色で表現されたクジャクの羽が

まるで本物の羽を転写したかのように美しく繊細な印象を感じられる作品。

このクジャクの羽にはマルケトリーという技法が使われています

マルケトリー技法とは、薄板状に伸ばした色のついたガラス、または円筒形にした色のついたガラスを

ペンチやハサミを使って、花や昆虫などの形にあらかじめ切り取って、素地となるガラス器に熔着できる状態まで柔らかく加熱したものを一体化させる装飾技法です

この技法はガラス以外に銀箔や金箔にも用いられます

ちなみにこの技法を考案したのはアール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家のエミール・ガレ。

(1897年に特許を取得)

次のブログではエミール・ガレの作品をご紹介いたします

 

福島県立美術館

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9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)

休館日

月曜日(ただし5/4(月)は開館)

観覧料 

 <一般>

1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)

<大学生・専門学校生>

1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)

<小中高生>

650円(当日) /500円(前売り・20名以上の団体)

交通アクセス (JR福島駅東口より)

電車
福島交通飯坂線「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)

バス

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